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<h2>実際の開発組織課題に取り組みながら、経営の思考に触れる</h2>

<h4>DMMyGenではどのようなことを行うのでしょうか？</h4>

<p>他薦で選ばれた複数名の若手エンジニアとデザイナーに、CTO渡辺・VPoE大久保・VPoT須藤の役員3名から与えられた課題に取り組んでもらいます。約1ヶ月の思案期間を挟み、それぞれのメンバーが解決方法を役員に提案します。</p>

<p>現時点で考えている提案方法は2パターン。ひとつは、各自がスライドを使って役員に提案するプレゼン方式。提案後は役員がフィードバックを実施します。もうひとつは、ワークショップ方式です。ホワイトボードを使い、役員と議論しながら提案をブラッシュアップさせていく。</p>

<p>ちなみに、今回選出されたのは8人で、いずれも普段はチームリーダーとしてバリバリ活躍しています。DMMyGenに選ばれたからといって参加は強制ではないのですが、それでも「ぜひやらせてください」と快諾してくれるメンバーが多かったですね。</p>

<p style="text-align:center"><img alt="" height="533" src="https://image.dmm-corp.com/htsw9l2wg132hcz88xtewfeccmyb" width="800" /></p>

<h4>やっぱり出される課題って難しいんですか？</h4>

<p>難しいと思います。なぜなら、<strong>DMMがいま実際に直面している開発組織の課題を扱う</strong>からです。組織が本当に悩んでいる問題に挑戦してもらうので、もちろん<strong>アイデアによっては新たな施策として採用される可能性もあります</strong>。</p>

<p>一例を挙げると、「クリエイター組織は約1,200名を超え、毎年純増しているが、その人数の妥当性をどう判断するべきか」など。役職が上がれば上がるほど、組織の価値をいかに上げるかを考える場面が増えます。選出メンバーにはDMMyGenを通じてそうした<strong>役員の思考に触れてもらい、視座、視野、視点をぜひ高めてほしい</strong>です。</p>

<h2>若手クリエイターの成長を加速させる</h2>

<h4>DMMyGenのそもそもの目的を教えてください。</h4>

<p>大きく2つあります。ひとつは<strong>優秀な若手の成長機会の創出</strong>、もうひとつは<strong>若手と役員の相互理解の促進</strong>です。</p>

<p>今回のプロジェクトのきっかけになったのは、2022年に導入した「<a href="https://inside.dmm.com/articles/mm-tech-experts/" target="_blank">DMM Tech Experts</a>」です。これは社内のエンジニアやデザイナーのモチベーションアップを狙ったロールモデル制度。<br />
「<a href="https://dmm-corp.com/technology/" target="_blank">DMM Tech Vision</a>」の4つのキーワード「AGILITY（敏捷的）」「ATTRACTIVE（魅力的）」「SCIENTIFIC（科学的）」「MOTIVATIVE（意欲的）」を体現する社員を、社内アンケートで選び、公表しました。</p>

<p style="text-align:center"><img alt="" height="450" src="https://image.dmm-corp.com/wq6hd2mjdyci9qahuel0hjj3zee5" width="800" /></p>

<p>このとき選ばれたメンバーは、いわば初代ロールモデルです。ただ、DMM Tech Expertsの実施から1年後にアンケートを取ったところ、2代目として十分な人数のメンバーが育っていないという新たな課題が見えてきました。</p>

<p>DMMのクリエイター組織に所属するメンバーの役職は、チームリーダー、マネージャー、部長、本部長、役員と上がっていきます。若手、特に20代でチームリーダー以上を担える人材をさらに輩出できるよう、優秀な若手に特化した新プロジェクトを発足させ、<strong>次なるステップに進めるような人材を育成したい</strong>と考えました。</p>

<p>また、若手メンバーと役員の距離が離れてしまっているという点も以前から課題になっていました。クリエイター組織には約1,200人が在籍していて、組織の構造的にも両者はあまり接点がありません。若手からすると役員の考えが見えづらく、役員からしたら優秀な若手の活躍が見えづらい。今回の新プロジェクトにはこの溝を埋めるという目的もあります。</p>

<div style="text-align:center">
<figure class="image" style="display:inline-block"><img alt="" height="332" src="https://image.dmm-corp.com/t0ii72khykgz30p4ozmuxtyo90ja" width="800" />
<figcaption>課題イメージ</figcaption>
</figure>
</div>

<h2>エンジニア・デザイナーこそ、ピープルマネジメントを学ぶ価値がある</h2>

<h4>若手がマネジメントスキルを学べる場でもあるわけですね。ただ最近では「管理職は罰ゲーム」と捉えるような風潮もあります。石垣さんはこの点をどのように考えていますか？</h4>

<p>理解できる部分もありますよ（笑）。例えばエンジニアの場合、今までコードを書いてプロダクトを作っていたのに、役職が上がるとそこに人材の評価や育成業務が乗っかってくる。責任も大きくなりますよね。プレイヤーとしてコードを書く時間は減るので、それを嫌がる人もいるでしょう。業務内容の変化に戸惑うケースもあるかと思います。</p>

<p>ただひとつ伝えたいのは、<strong>1人のプレイヤーができることには限界がある</strong>ということ。僕自身、新卒でDMMに入って1年目にそれに気づきまして。自分がやりたいことを実現するにはメンバーを巻き込まなきゃダメだな、と。</p>

<p>コードを書くこと自体はソロプレーです。けれど実際の開発で必要なのはチームプレー。基本的に開発は複数のメンバーで構成されています。開発を成功に導くためには様々なマネジメントが不可欠で、私も業務のうち7割くらいはメンバーとコミュニケーションしていることが多い。</p>

<p>そういった意味で、ピープルマネジメントは大きな仕事を成し遂げるために必要だと思っています。リーダーという仕事の本質につながるスキルだと個人的には考えています。</p>

<h2>次世代のロールモデルが生まれることを期待</h2>

<h4>運営していく上で今後注力していきたいポイントはどこですか？</h4>

<p>効果測定ですね。先ほどもお伝えしましたが、選出メンバーには視座、視野、視点を高めてほしいと考えています。順番にお伝えすると、<strong>まず新たな視点を獲得してほしい。そうすると今度は視野が広がる。そして見える景色が変わると、視座が高まります</strong>。</p>

<p>ただし、これらが高まったか否かの評価は曖昧になってしまいがちです。詳細はプロジェクトを進めながら固めていく形になると思いますが、メンバーには成長した点や課題点をしっかり振り返ってもらうなどして、成果を測っていきたいと考えています。</p>

<p style="text-align:center"><img alt="" height="533" src="https://image.dmm-corp.com/1xn19340q33fsbwggvfomtay1nxw" width="800" /></p>

<h4>今回選出されたメンバーにはどのようなことを期待しますか？</h4>

<p>DMMyGenで得たものを自分のチームにきちんと持ち帰ってほしいです。そうすれば現場のメンバーにとっても学びになりますし、大きな刺激にもなる。誰かのロールモデルになってくれたら、私としては、なお嬉しいです。ボトムアップでこのプロジェクトの意義が広がってくれれば、若手全体の大きなモチベーションアップにもつながるはず。<strong>今後も若手クリエイターたちの活躍の場を積極的に作っていきたい</strong>ですね。</p>

<p>ここからは、本プロジェクトの第一回目として開催された「DMMyGen#1」の様子をご紹介します。</p>

<h2>DMMyGen#1当日の様子:「視野」「視座」「視点」を持ち帰る1日</h2>

<p>6月10日、「DMMyGen #1」を開催しました。他薦で選出された若手エンジニア・デザイナーを中心に、初代<a href="https://inside.dmm.com/articles/mm-tech-experts/" target="_blank">DMM Tech Experts</a>から選ばれたメンター、ファシリテーター、さらにCTO渡辺・VPoE大久保・VPoT須藤も参加。3チームに分かれて、ワークショップと発表を行いました。</p>

<p>今回のディスカッションテーマは以下の3つ。</p>

<ul>
	<li>「リモートワークは組織的な生産性にどのように影響したか」</li>
	<li>「リモートワーク期間を経て気づいたこと」</li>
	<li>「上記のテーマを&ldquo;課題&rdquo;の視点から捉えると？」</li>
</ul>

<p>部署や年次を越えて集まったメンバーたちは、互いの視点を尊重しながら議論を交わし、それぞれのチームが対話を通じて見出した考えや気づきをまとめ、発表しました。</p>

<p style="text-align:center"><img alt="" height="533" src="https://image.dmm-corp.com/0z9or7j6gzqvd8sjn8qhk5lgng03" width="800" /></p>

<p style="text-align:center"><img alt="" height="533" src="https://image.dmm-corp.com/50m84krnwkn7nl7k0pvu3e0tk9sh" width="800" /></p>

<p style="text-align:center"><img alt="" height="533" src="https://image.dmm-corp.com/l07ds0bnkx02ys7bxi5qhdzru7u5" width="800" /></p>

<p>そして最後に、CTO渡辺・VPoE大久保・VPoT須藤の3名よりフィードバックが行われ、特にCTO渡辺からは「情報が不完全な中でも、自らの判断で進む覚悟と責任」の重要性が伝えられました。</p>

<h3>参加メンバーからのコメント（一部抜粋）</h3>

<p>今村 （デジタルコンテンツ開発本部）<br />
「特に印象的だったのは、部署や職種など立場が異なっても、共通する課題があることに気づけた点です。加えて、視点の違いによってハイブリッドワークの捉え方にも差があることを改めて実感しました。出社・リモートそれぞれのメリットを理解し、どう使い分けるかという視点が大切なのではないかとチームで話し合いました」</p>

<p>古川 （プラットフォーム開発本部）<br />
「チームでの振り返りを通じて、他チームの意見や視点の違いがおもしろいなと思いました。業務そのものに焦点を当てるチームもあれば、働き方そのものに注目するチームもあり、切り口の多様さを実感。次回は「なぜそう考えるのか」「具体的にどうするのか」など、抽象的な議論からもう一歩踏み込んだ具体的な対話まで展開できると、より実りある時間になると感じました」</p>

<p>松村（テクノロジー本部）<br />
「特に印象的だったのは、課題に対して明確な答えがすぐに出ないケースも多く、そうした問題にどう向き合うかの難しさを感じた点です。また、トップダウンでどのようなアプローチをするか、施策を全体にどう展開していくかといった観点でも、課題が浮かび上がりました。今日の気づきをもとに、今後はハイブリッドワークに合わせた会議の設計や運用を見直していきたいと考えています」</p>

<h3>CTO渡辺からのフィードバック（一部抜粋）</h3>

<p>経営層と直接話す機会はそう多くはないと思いますが、今日こうして会話を交わす中で、「経営層はどういう視点で物事を考えているのか」に少しでも触れてもらえたらいいなと思っています。<br />
「経営」とは、マネジメントのこと。そしてマネジメントとは「物事をうまくやること」。決して管理することではないんです。経営層の仕事というのは、情報が揃っていない状況下で意思決定をしています。それは、みなさんが「情報がない」「決まっていない」と感じる場面とも通じるものがあります。経営層もまた、不確実性の中で判断を下し、未来を見据えて動いています。<br />
今日、経営層として僕も含めて3人来てますが、同じ意見じゃないこともあります。だからこそ話し合い、納得のいくまで議論し、覚悟と責任を持って決断しています。<br />
本気で経営に触れてみたい、知りたいと思うのであれば、ぜひ覚悟と決断を持って次回も参加してくれることを期待します。</p>

<p style="text-align:center"><img alt="" height="533" src="https://image.dmm-corp.com/vezgi6j7zyux4bvc6zxiwpqc3sps" width="800" /></p>

<p>&nbsp;</p>


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将来のDMMを担う、次世代クリエイターの育成を加速。「DMMyGen」始まる

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※DMMyGen：MyGeneration、Generativeといった意味をもち、「"DMMの次世代"を自分たちの世代で生み出していく」という願いも込めて名付けています

将来のDMMを担う、次世代クリエイターの育成を加速。「DMMyGen」始まる

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