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1クラスに先生が36人!?DMM 英会話の「高校プロジェクト」とは?

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浦和麗明高等学校でのDMM英会話を使った授業風景

  • 嶺本 高志(みねもと たかし)

    1977年10月17日生まれ。大阪府寝屋川市出身。2012年にDMM.comの新規事業であるDMM英会話の立ち上げメンバーとしてDMM.comに入社。フィリピンに渡り、ダバオ拠点責任者としてサービス立ち上げに貢献。フィリピンで講師採用、教材開発に従事した後、日本に拠点を移し、現在はDMM英会話の法人営業責任者として活躍中。

浦和麗明高等学校でのDMM英会話を使った授業風景

こんにちは!DMM inside 編集部です。2013年のサービス開始以来ユーザー数を伸ばし続けているDMM英会話ですが、個人の利用のほかに、全国の高校の授業でも使われていることをご存知でしょうか? DMMの事業部内ではその名もずばり「高校プロジェクト」と呼ばれている、この英会話学習機会普及プロジェクト。今回は、その担当者の嶺本さんにインタビューしてきました。

 

早速ですが、高校プロジェクトについて教えてください。そもそも最初の アイデアはどのように生まれたものなのでしょうか?

 

高校プロジェクトとは、全国の高校生に学校内の授業などでDMM英会話を使ってもらうことで、グローバル時代に活躍できるだけの英語力や国際感覚を身につけてもらうプロジェクトです。

2021年の大学入試センター試験より、英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)が評価対象となる、いわゆる大学入試改革が迫るなか、1対1のマンツーマンレッスンができるDMM英会話なら、授業で導入されても英語のスピーキング力向上に大きく寄与できるのでないかと考え、問い合わせのあった複数の高校法人と動き始めたのがきっかけでした。

 

なるほど!高校でサービスを使用するためには、どのような機器が必要ですか?

 

個人ユーザー向けのサービスと同じく、インターネットと、パソコンやスマホ、タブレットといったデバイスがあれば簡単に利用できます。現在はほとんどの人がスマホを持っているので、基本的には何かを新たに用意する必要はなく、すぐにDMM英会話を始めていただくことができます。

実際に学校でサービスを始めてもらう際には、DMM英会話側で生徒の皆さんのアカウントをあらかじめ作成し、お渡しします。生徒の皆さんには、レッスン用にSkypeのアカウントを用意していただくだけです。

DMM英会話のウェブサイトにログインし、好きな講師・教材を選んでレッスンを予約すれば、時間になれば自分のSkypeに講師からコールがかかってきて、レッスンが始まります。

 

1回のレッスンはどれくらいの時間ですか? 先生は毎回変わりますか?

 

1レッスンは25分間です。学校の授業で使う場合、DMM英会話のレッスンの前後に予習や復習の時間を設けてもらうことでちょうど良い時間となります。

生徒ひとりひとりが先生を自由に選べるので、毎回違う先生との会話で勉強しても良いですし、お気に入りの先生を続けて選んでも構いません。

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学校の授業以外で利用している生徒さんはいますか?

 

DMM英会話は毎日レッスンを受けることができるサービスで、学校法人への導入時でもその特徴は変わりません。なので授業以外でも、たとえば自宅などで、生徒さんはいつでも好きな時にレッスンを受けることができます。実際、年に100回以上レッスンを受けている方も多くいらっしゃいます。

 

それは素晴らしいですね! 会話以外のことも学ぶことができますか?

 

DMM英会話のレッスンはマンツーマンで行われるので、会話でも文法でも発音でも何でも、先生にリクエストすればそのレッスンを受けることができます。もちろん、それらさまざまな種類のレッスンをサポートする教材も豊富に揃っています。

 

学校の教室へのDMM英会話導入によって、どのような効果が出ていますか?

 

従来型の1対多数型(ひとりの先生が多くの生徒を教えるスタイル)は、知識を得るタイプの学習には悪いものではありません。ただ、英語のスピーキングには知識でなく、「やってみて体で覚える」という慣れの要素が大きいため、1対1のマンツーマンレッスンで練習の絶対量を増やすDMM英会話は非常に効果があります。実際、「ALTの授業だと、生徒ひとりにつき1分程度しか話せなかったのが、DMM英会話を導入して1人25分話せるようになり、目に見えて生徒のスピーキング力が上がりました」という声もいただいています。

また、生徒だけでなく保護者からの反応が予想以上に良かった、と驚かれる担当者も多いです。保護者の方々はDMM英会話は良いサービスと理解してくださる一方で、当人である子供が使ってくれるかを心配されるケースが多く、その点では、学校の授業として使われることが安心材料になっているようです。

現在、中高一貫校や工業高等専門学校からも導入したいという問い合わせがあり、プロジェクトの対象となる教育機関は広がりをみせています。

 

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学校でサービスを実施するにはどのくらいの時間がかかりますか?

 

お申し込みをいただいてからおよそ1ヶ月です。先ほどお伝えしたとおり、生徒様用のレッスン用アカウントはすべてこちらで作成するので、管理者様には面倒な作業はなく、配布されるアカウントを使ってログインしていただければすぐにレッスンを受けていただくことができます。

 

こうして話を聞いていると、ポジティブなことばかりですね。

 

今はそうかもしれませんが、導入に動き出した当初は、本当に効果が出るのと疑問の目を向けられることも少なくありませんでした。だからこそ、今生徒さんが楽しんでサービスを使っている姿を見ると、私も教員や保護者の方と同じで安心しますね。

 

最後に、このプロジェクトの将来について聞かせてください。

 

この高校プロジェクトを通して、英会話のオンラインレッスンだけでなく、英語学習の体験そのものを楽しめる機会を高校生の皆さんに用意したいと思っています。たとえばDMM英会話で英語の練習をした生徒さんに、次は海外留学で実践してもらったり、日本でも対面で英語を使う機会を作ったりと、包括的な英語学習やスピーキング体験の提供を目指してゆきたいと考えています。日本の将来を支える中高生がグローバルな人材に育ってくれることを願って!

それも遠い話ではなさそうですね! 今日はどうもありがとうございました!

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