本郷「よんでますよ!多和田さん」
多和田「え、誰からですか?」
本郷「釘宮さんが呼んできて、って(^^)」
おつかれさまです!どうぞどうぞ
本日なんですが、DMMでのモバイル開発についてのこれまでと、今後どうしていきたいかみたいなお話できたらなぁと思いましてよばせて頂きました
よろしくお願いします!
で、早速なのですがこれ、記事になるので記事向けに自己紹介からお願いします
多和田といいます。
キャリアスタートは組込み系システム開発の会社だったのですが、入社3年目の春にソーシャルゲームがとても流行っていて、スマートフォンというプラットフォームの可能性を感じました。そこから、スマホアプリを主軸にしたサービス開発会社に転職して、そこからいろんな会社を経て2019年1月にDMMに入社しました。では、釘宮さんも簡単に自己紹介をお願いします
釘宮です!Androidエンジニアです!
自己紹介、それだけですか(笑)いいんですか
いいんです、大丈夫です!(笑)
エンジニアをエンパワーできるエンジニアに
多和田さんは、なんでDMMに入社されたのでしょうか?
私はチーム開発が好きなんです。DMMには様々な事業があって、たくさんのチームがあります。また、面談時に今後も事業買収もあるだろうから、アプリ開発チームが必要になるケースがたくさんあると伺いましたが、iOSエンジニアの成長や組織として課題があるということでした。
自分1人の力ではなく、組織に所属するエンジニアをエンパワーできるエンジニアになるのはキャリア選択肢の1つだったので、これは良いチャンスだ!と思って入社しました。
釘宮さんは、なんでDMMに入社されたのでしょうか?
自分の場合は、前職でAndroidのリードエンジニアをやっていた際に若手がもりもり育ってくれた結果、リードエンジニアをバトンタッチするという経験がありまして、自分はそういうところに適性があるのかなぁと思い、全社スコープでエンジニアのボトムアップができるようなエンジニアになりたいなぁと思ってたのが理由ですね。
大きな会社でAndroidエンジニアのボトムアップに課題感を持っている場所ってあるかなぁ、お、あったぞ、入社しますという流れでした
変わりつつあるDMMのモバイル開発
入る前の印象だったり、入った当初はどうでしたか?
入る前はDMMにモバイル開発をやっている人がいるイメージがあまりなかったなぁというのが率直な感想でした。
あまりモバイル関連の勉強会をやってるイメージがなかったり、自分の場合よく外の勉強会に参加してましたけど正直「DMMです」と言う人にあまり会った記憶がなく...
入ってからはそういうのをやりたいメンバーはいるものの、なかなか先頭切って勉強会開催したりする人がいなかったので、そこは自分がやっていくかと思った感じです
そこから Android は meetup を数回開催してますよね
ですね!まだ少ないですが、過去に2回開催しました
しかも、そこで登壇に慣れてくれたメンバーが他の外部の勉強会でも登壇したり、DroidKaigiでも登壇したりと活躍の幅を広げてくれるのを見るとすごく感慨深いです。
iOSの方でも去年はiOSDCにルーキー枠で登壇してましたよね。meetupもやるんでしたっけ?
やります!iOSDC後に初めてのiOS meetupをやります。
DMM iOS meetup (2019/10/09 19:00〜)
登壇してくれるメンバーもちゃんといるの良いですね!meetupを通してでもそうですが、もっと社内のモバイル開発者のコミュニティを盛り上げられると良いですよねぇ。
コミュニティづくりの件だと、今年の四月くらいから始めた社内もくもく会は結構良い感触を感じてます
業務時間中にそれぞれの業務のことをやりつつ、ただいろんな事業部の人が大きな会議室で作業するだけのもくもく会ですね。
例えば事業部によってはモバイルエンジニアが一人だったり、有識者がいなかったりするので、もくもく会で質問できたりして役立ってるみたいですね。
顔も知らない人に質問するのって心理的ハードルが高いので、もくもく会に参加することで交流が生まれて、そこからSlackの方でも徐々に質問しやすい空気ができてるのを感じてます。
他にもiOSの方だと、WWDCの動画視聴会だったりを開いていてそちらでもコミュニティを活発にできていけたらなぁと考えてます。
少し話題が変わりますが、実際に事業部の開発に入って支援することもありますよね、釘宮さんはそちらの方はどう感じてますか。
meetupやもくもく会に比べて、対象のスコープが狭まりますが、その分効果は絶大ですね。
ですね。
特に自分らの場合新規案件やリアーキテクチャのタイミングで支援に入ることが多いのですが、技術選定だけでなく開発環境にも手を入れやすく、アーキテクチャも方針のある程度決めやすく、モダンな環境を作りやすいですね
あと、自分がよくやる手法だと特に開発初期に、コードを書き始める前にクラス図を書いてもらうようにしていて、それをチーム全体でレビューすることでアーキテクチャに対する共通認識をつくることに力を入れてます。
これによってもともと提示したアーキテクチャへの理解が深まったり、さらにはこうした方が良いんじゃないかという考えも出てきたりどんどん若手が育っていく実感があります。
また、まだコードを書き始める前なので、レビューによって大きく変更せざるを得ない場合でも、辛いコードの書き直しはありませんし共通認識ができちゃえばチーム全体のレビュー効率が上がったり、1つの機能を実装する際の設計する時間も減って効率は大幅にあがるのですごくオススメです。
おもむろにろくろを回しだす釘宮
若手が育っていくの良いですね
自分と一緒に働いた若手が、社内の別の現場で活躍する姿をみる機会も増えてきて、なんかすごく、感慨深いです(2回目)。
DMM全体でモバイル開発の連携を
これから、こうしていきたいなぁというのはありますか
やりたいことはまだまだあります。まずは、社内の横のつながりをもっと強くしたいと思っています。さっき話したとおり、もくもく会などで顔を合わせることでお互いの心理的な距離は近づいていると思います。次に、各事業部のアプリ開発で得られた知見を共有できる仕組み・コミュニティ作りをしたいと思っています。
それ、やりたいですね。
ですよね。Androidのほうは社内でハンズオンを計画してるんでしたよね?
そうなんです。19新卒のエンジニア研修は全て社内でコンテンツを作ったので、そのときに作ったコンテンツを横展開する形で、社内でハンズオンを開催しようと思っています。Androidアプリ開発に興味を持っているエンジニアにハンズオンでAndroidアプリ開発のモダンな開発技術を習得してもらえればと思ってます。
社内にiOSアプリ開発に興味を持っているエンジニアもいると思うので、iOSの方でもハンズオンはやっていきたいですね。
あと、釘宮さんがさっき話していたように、外の勉強会に登壇するエンジニアが多くはないので、その後押しをしていきたいです。弊社には長く運用しているアプリもあるんですが、リアーキテクチャに取り組んでいたり、リニューアル時にモダンな技術を取り入れていたりしています。デザインツールに関してもFigmaを取り入れている部署があったりと割とモダンな環境で開発をしています。ですが、そういったことって社外の方にあまり伝わっていないと思うんです。DMMのアプリ開発について社外の人に知ってもらう機会を増やしていきたいですね。
他にこうしていきたいことありますか?
モバイル開発に関する技術基盤が今はないので、そこを改善していきたいです。例えば、OpenSTFを使った検証環境の構築や社外のCIサービスの利用が全社としての取り組みはまだ出来ていません。社外のCIサービスは事業部毎で問題解決している場合もあるのですが、今は横のつながりが薄いので、事業部によっては技術選択に幅がないことがあります。選択肢の幅を持たせて、開発効率アップできるように技術基盤の整備もやっていきたいです。
そういうことをやっていくために、モバイル開発エンジニアがたくさんDMMに入ってきて欲しいです。