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「モノづくりとコトづくりのプライド」DMM.make × DMM.futureworks”ミッドシアター”誕生裏話

「モノづくりとコトづくりのプライド」DMM.make × DMM.futureworks”ミッドシアター”誕生裏話

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こんにちは。DMM inside編集部です!

昨年末の話になりますが、12月16日・17日に行われたジャンプフェスタ2018にて、DMM VR THEATERの中型筐体『ミッドシアター』が初公開となりました。12分の1スケールのホログラフィック映像筐体であるミッドシアターはどのようにして生まれたのでしょうか?

ミッドシアターの制作に携わった二人、DMM.futureworks企画部プロモーションチームリーダーの真島と、DMM.make AKIBAのハードウェアエンジニアである椎谷に開発の裏話を聞きました。

真島さん、椎谷さん、どうぞよろしくお願いします。

二人:よろしくお願いします。

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左:DMM.futureworks真島さん 右:DMM.make AKIBA椎谷さん

最初に、ミッドシアターがどういったものか教えてください。

質問者の写真 真島

ミッドシアターはDMM VR THEATER(以下VRシアター)の中型バージョンです。アニメやゲームのキャラクターが目の前にいるように感じられるもので、リアルな表現ができるホログラフィック技術をより多くの人に触れてもらうために制作しました。2017年5月頃に小型のミニシアターを公開しました。ミッドシアターはミニシアターの3倍ほどの大きさを持つもので、ポータブルかつ大迫力のVRシアターです。もちろん、初めに制作したミニシアターもDMM.make AKIBAと共に作ったものです。

そもそも、ミニシアターの制作に至った経緯を教えてください。
質問者の写真 真島

2017年の春頃にミニシアターの開発企画がスタートしました。VRシアターというホログラフィックシアターが世界初のもので、また日本唯一の常設劇場とあって各所で話題に上がっていましたが、一方で公演ごとに宣伝を行っていくにあたり、「どのように見えるのか? 何が凄いのか?」が伝わりにくいという課題意識があったのが出発点です。DMM.futureworksのチームでは、VRシアターへの興味はあっても実際に劇場に足を運ぶまでに至っていなかったお客様に対して、どのようにすればVRシアターの迫力や魅力を伝えることができるのかと議論を重ねていました。最終的に、「VRシアターの魅力をわかってもらうには、直接見てもらうのが一番だ!」という考えにまとまり、たくさんの人に見てもらうため、VRシアターの小型化が決まりました。しかし、どこにでも持って行って展示できる小型のVRシアターを作ることはDMM.futureworksでもどうすれば良いのか見当がつかず困ってしまいました。そんな状況で、せっかくDMMにはものづくりのプロフェッショナルチームがあるのだから相談してみよう、と話が進み、DMM.make AKIBAとの共同プロジェクトが始まりました。

VRシアターの映像がそのまま使える小型のVRシアターを作りたいと最初に話を聞いた時は、「そんなものできるのか!?」と驚きました。理屈を聞いたところ、「確かにできそうだな...」と思い直したのですが、実際に制作に取り組んでいくと、私にとっては挑戦だったこともいくつもありました。

回答者の写真 椎谷
VRシアターを小型にするにあたり、どういうところが大変だったのでしょうか?

DMM.make AKIBAのチームは基本的に小さいものを作るのが得意です。ですが、ミニシアターはVRシアターの20分の1、ミッドシアターは12分の1のサイズとはいえ、筐体はワゴン車にギリギリ乗るかどうか。普段作るようなものと比べるととても大きく、要領をつかむのが大変でした。 また、VRシアターの映像をそのまま使えるようにするという要望に応えるにはソフトウェアの知識が必要だったため、ハードウェアが得意な私にとってはそれもなかなかの難題でした。

回答者の写真椎谷
質問者の写真 真島

VRシアターは、前面、背面、両サイドの各映像と計4つの映像を使用しています。それを小型化するにあたっては、解像度や映像の位置など、ソフトウェア上で様々な調整が必要でした。VRシアターの小型化はDMM.futureworks、DMM.make AKIBA共に手探りの連続でしたね。

一緒に協力してやっていくにあたって、噛み合わないことはありませんでしたか?
質問者の写真 真島

それは全然なかったですね。椎谷さんは過去に自動車パーツの設計などを経験されてきたと伺っています。DMM.make AKIBAでは職人気質のモノづくりのプライド、DMM.futureworksはコト(目に見えない価値や体験)づくりのプライドがそれぞれありますが、お客さんに恥ずかしいものは見せられない、というプロ意識の部分で波長が合ったのではないかと思います。いくら技術的に凄いものを見せても、感動させることができなければ意味がないという考え方を椎谷さんと共有して取り組めたので、プロジェクトを上手く進めていくことができました。

そうですね。そういう根底の考え方の同調はプロジェクトの進行において、とてもプラスに働きました。ものづくりの現場では、「こういうの作りたいからやっといて、あとはよろしくね」と、全部丸投げにされてしまうことがままあります。しかし、DMM.futureworksはチームでミニシアターのモックを組んで、「ほら、できるでしょ!」と実際に手を動かしてくれました。モノづくりへのリスペクトや真摯な姿勢を感じ、とても嬉しかったです。作る対象がモノなのか、コトなのかで違いはあれど、制作そのものに対する考え方をお互いに尊重し合えたのが、良い結果につながったのだと思います。

回答者の写真 椎谷
小型のVRシアターを初めてお披露目した時の反応はいかがでしたか?
質問者の写真 真島

それはもう、とても良かったです。ミニシアターの初公開が15,000人の来場者があった「アイカツスターズ!」のオフラインイベントでした。グッズ販売の長蛇の列の横に配置され、グッズを買った後のお客様がどんどん見てくれて、皆とても喜んでいました。

常に30〜40人は人だかりができていて、お子さんにも釘付けになって楽しんでいただきました。その場面を見た時は「本当にやって良かった!」と嬉しい思いでいっぱいになりました。

回答者の写真 椎谷
ミニシアターからミッドシアターへは、どういったところがバージョンアップしているのでしょうか?
質問者の写真 真島

単純にミニシアターよりもミッドシアターが大きくなっているので、まず迫力をアップできました。また、ミニシアターはVRシアターを小型再現するのが目標でしたが、ミッドシアターではホログラフィック表現を見つめなおすことができました。トレーラー用に声優さんに声を収録していただいたりもして、『ONE PIECE ドラマティックステージ THE METAL ~追憶のマリンフォード~』のトレーラームービーなどは、とてもかっこ良い映像になりました!

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ジャンプフェスタ2018(2017年12月16日-17日)にて。後ろにあるスクリーンがミッドシアター。
ミッドシアター、並びにVRシアターのワンピース公演のトレーラムービーを見たお客様の反応はいかがでしたか?
質問者の写真 真島

皆さん口々に、「おぉ~」と声を出して驚いてくださいましたね。

足を止めてみてくださる方がとても多くて、職人冥利に尽きます。

回答者の写真 椎谷
質問者の写真 真島

今回、DMM.com laboのメディアラボラトリー部の方とも連携し、ミッドシアターを御覧いただいたお客様のコメントの入ったプロモーションムービーを制作しました。 シアターを見た時の感動が伝わってくるような動画に仕上がりましたので、ぜひ皆さんに見ていただきたいです!

ミッドシアターは、今後どのように活用されていきますか?
質問者の写真 真島

東京ワンピースタワーでの展示が終われば(※編集部注/展示は2017年12月18日に始まって、1月月初に終了予定)、その後はDMM VR THEATERの屋外展示として展開する予定です。他にも展示する機会があれば積極的に皆さんに見ていただきたいと考えているので、いろんなイベントに出展したいですね!

そうですね、小型化して持ち運べるミニシアター、ミッドシアターの利点はあちこちで展示できることですし、この自信作をたくさんのに人見ていただきたいですね。

回答者の写真 椎谷
真島さん、椎谷さん、どうもありがとうございました!