システム本部プラットフォーム開発部のnametakeです。
5月17~19日にカリフォルニアで行われたGoogle I/O 2017に参加してきました。 初めてのGoogle I/O参加!(というか海外に行くのすら初)ということで、 現地の様子や感想を報告したいと思います!
Google I/Oの様子
“Mobile First to AI first"の主題に則ったGoogle Assistantとそれに連携するGoogle LensやGoogle Homeの話や、 Android Oの機能紹介、Kotlinの公式サポートなど新しいことがたくさん発表されました。
内容については動画が公開されていたり、 すでにたくさんの日本語の記事が出ているので、雰囲気重視で写真を貼っていきたいと思います。
まずは個人的に面白かったセッションから。
自分は完全にバックエンドエンジニアのため、FirebaseやWeb Mobileのセッションを重点的に見てきました。
What’s New in Firebase
Firebaseの新しい機能についてのセッションです。
電話番号での認証機能の追加、パフォーマンスモニタリング機能の追加、アナリティクス機能の強化、 iOSやゲームエンジンへの対応オープンソース化などが紹介されていました。
パフォーマンスモニタリング機能がFirebaseに追加されたことで、アナリティクスも含めアプリの開発をFirebaseに 乗せたほうがやりやすい状態になってきました。 プラットフォーム部としても、このあたりを検証してDMM全体のプラットフォームとしての統合と、各サービスの作りやすさを 考えていかないといけなくなってきました。
The Future of Web Payments
Payment Request APIを利用した新しい支払い方法についてのセッションです。
恥ずかしながら画面でPayment Requestが動いているのを初めて見たのですが、これだけ入力フローを削減できているのに APIの仕様もシンプルで純粋に感動しました。
Codelabも 公開されているので、一通り試してみると面白いかもしれません。
Single Codebase, Two Apps with Flutter and Firebase
Flutterというモバイルアプリのクロス開発ができるフレームワークとFirebaseを使い、サクッとチャットアプリを作ってしまおう というセッションでした。 時間が空いたのでふらっと入ったセッションだったのですが、久しぶりにDartの文字見てテンションが上がりました。 この手のクロス開発系の物は速度の問題で流行らないものが多かった印象なのですが、 Flutterはネイティブのコードを吐いているらしいです。Google公式ということでFirebaseとの連携も含め色々期待が持てます。
Keynote
キーノートが始まる前の写真です。普段はコンサートが行われるような会場でKeynote発表が行われます。発表前にはAndroidを使用した音楽の演奏が行われていたり、泡を作って前の画面に反映される会場用のWebアプリで映像が流れていたりしました。
Keynote中の様子です。
セッションの様子について
セッションはShoreline Amphitheatreにある駐車場に巨大なテントを張ってその中で行われていました。
セッション以外の様子
I/O中にはいくつかセッションの他にも各種サービスのデモやアプリレビューをGoogleの社員にしてもらえるSandboxや 実際に手を動かしてコードを見てもらえるCodelabなど、セッション以外のブースも充実していました。 また、全体的に装飾も凝っていてまさにお祭りのような雰囲気だったので、セッション以外の様子も紹介していきたいと思います。
Sandbox
会場にはテーマごとに別れてこんな感じのドーム状のものがいくつか建っていました。
内部はこんな感じになっていました。
TenserFlowのSandboxではこんな感じで機械学習のデモをやっていたり、
VRのSandboxではセッションで発表されたTangoのデモをやったりしていました。
会場の雰囲気
ラウンジです。
Firebaseを使ったゲームのデモ。
Google Assistantとジューサーを連携させて会話しながらジュースを作ってくれる機械。
いたるところにいるDroid君。
初日の夜にはAfter Hours Partyがあってコンサートが行われていたり。
持ち物について
今回Google I/O初参加ということで、持っていったほうが便利だったものを書き記しておきます。
日焼け止め
去年からGoogle I/OはShoreline Amphitheatreという屋外会場で開催されています。 セッションを聞く時以外は基本的に屋外を歩くことになるため、日焼け止めは必須です。 今年は会場で日焼け止めが配られたのですが、念のため持っていった方が良いと思います。
サングラス
日焼け止めと同じく、屋外で過ごすことが多くなるため持っていったほうが良いです。 特にメガネユーザは会場で配布される物はメガネ対応をしていないので、自分で用意していったほうが無難です。 インドア派な自分はアメリカの外の日差しを舐めていて用意していかなかったのですが、暗いところに入った時に 何も見えなくなってしまって非常に後悔しました。
ウエットティッシュ
向こうでは基本的にウエットティッシュが食事と一緒に配られることがありません。 配られない割には手でつまむ食事(サンドイッチとかタコスとかポテトチップスとか)が多いため、ベタベタした状態で スマートフォンを触りたくない人は持っていったほうが良さそうです。
感想
いつかは行きたいとは思っていたものの、まさか社会人2年目で段階で行けることになるとは思ってもいませんでした。エンジニアとして世界を広げる非常に貴重な機会をいただけました。 今回見たセッションではプラットフォームでの開発で使える、または研究をする必要のある技術があったので、今後に活かして生きたいと思います。
ただ、英語が苦手なため、そこかしこで行われているエンジニアの交流に混ざれなかったのは非常に勿体なかったです。技術のキャッチアップとともに英語でのコミュニケーションの訓練も続けていきたいと思います。
DMMでは一緒に開発部門を盛り上げてくれるエンジニアを募集しています!
詳しくは↓コチラ↓からご覧ください!