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Google Cloud Next'17 in Tokyo参加レポート!

Google Cloud Next'17 in Tokyo参加レポート!

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はじめまして、DMM.com ラボ(以下、ラボ)のアプリプラットフォームチームです!
先日開催されたGoogle Cloud Next'17 in Tokyo(以下、Next'17)へラボから多数のエンジニアが参加しました。
今回の記事ではアプリエンジニア目線で chef、shnzy、ARMYN、bb からNext ‘17 について様子や感想を報告させていただきたいと思います。

アプリプラットフォームチームについて

アプリプラットフォームチームは六本木だけではなく金沢でも業務を行っており、それぞれの事業所で7〜8名ほど、合わせて約15名のメンバーが所属しモバイルアプリ関連の基盤開発や各種サービスアプリの改善活動を行っています。

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今回のセミナーでは、六本木と金沢の事業所からそれぞれ2名ずつ参加しています。

2015年に北陸新幹線が開通して、六本木と金沢の距離は以前よりもぐっと近くなっており、案件に必要な出張は勿論のこと、こういった都内で開かれるセミナーなどに関しても業務としての出張で気軽に参加できるようになっています。

参加メンバー紹介

名前 勤務地 担当業務 一言
chef 六本木 Android/iOS
社内SDK開発
最近は Swift 3.0 に四苦八苦してます!
shnzy 六本木 Android/iOS
社内SDK開発
Firebase が好きで推進してます!
ARMYN 金沢 iOS
保守・開発作業
サーバレスアプリ開発に興味を持ってます。
bb 金沢 Android
保守・開発作業
入社2年目のひよっこアプリエンジニアです。

Google Cloud Next ‘17 in Tokyo とは

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6月14日(水)・15日(木) に ザ・プリンスパークタワー東京にて2日間にわたり開催された、アジア太平洋地域最大のクラウドイベント。
法人向けGoogle Apps(G Suite)および Google Cloud Platform(以下、GCP)に関して Google 製品を導入している企業などの講演があったり、最新技術に触れたり、Google メンバーと交流ができたりと様々なコンテンツが用意されています。 https://gweb-nextsite-tokyo.appspot.com/tokyo/ gweb-nextsite-tokyo.appspot.com

各セッションの様子

基調講演

Next ‘17 は6/14、6/15の2日間に渡って開催されましたが、どちらも2時間程度の基調講演から始まりました。

基調講演では Google を始めとする様々な企業のスピーカーから、Google Cloud の魅力が語られたり、デモンストレーションを交えた Google 製品の紹介などがありました。
この中で紹介されたものについて、shnzyがピックアップして紹介したいと思います。

 

◆ Google Cloud Platform のセキュリティ

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GCP では、多層防御によってネットワークからハードウェアに至るまでエンドツーエンドでセキュリティを徹底しているという話がありました。

セキュリティについての話の中で印象に残った言葉がありました。
『「つい最近まではセキュリティが心配だからクラウドにはいかない」だったのが今では、「クラウドにいく理由がセキュリティを強化するため」という時代になった。』

個人の見解としても今まではクラウド=セキュリティリスクが大きいイメージが大きかったのですが、GCP ではオンプレミスと同レベルまたはそれ以上の強固な対策を行っており、下手にオンプレミスで構築するよりクラウドにしたほうが良い時代になりつつあると感じています。

弊社でも個人情報を取り扱っているため、セキュリティをより強固なものにするべくそこに特化したチームを発足し、攻撃対策や漏洩対策など様々な施策を実行しています。
今後 GCP などのクラウド環境に移行していくことでインフラチームやセキュリティチームの負荷を減らすことができ、よりディープな部分の対策案の検討などに注力してもらえたり、スピード感のある開発ができそうだと感じました!

 

◆ Googleのスマートホワイトボード「Jamboard」

遠隔地でリアルタイムに同期できるホワイトボード「Jamboard」の紹介がありました。 

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ホワイトボードと聞いてどんなイメージをしますか?
Jamboard は従来のホワイトボードの概念を覆すようなとんでもないホワイトボードでした。

文字を遠隔で共有できるだけでも凄いのに、ポストイットを貼り付けたり、Web ページを開いて画像や Google ドキュメントを配置できたりと、もうこれだけあればなんでもできちゃうんじゃないか!と思わせるほど。

弊社でもビデオ通話や画面共有ではうまく意思疎通できず、効率化の面から出張するといったことがよく起きています。
このホワイトボードがあれば、スクラムで遠隔で日々のタスクを確認をすることすらできてしまうのではないかとも感じました。

操作感としては、自分の手をペン代わりに使うこともできて、ドラッグ&ドロップしたり、拡大縮小したり、思い通りに操作できていたのが漫画やアニメであるような近未来的なツールに思えて格好良かったです。
各事業所に1つずつでもいいから買ってほしいなあ…
ちなみに日本では2018年リリース予定みたいなので、リリースされたらコスト削減の観点から Jamboard 導入を提案してみたいと思います!

 

◆ 機械学習による動画分析機能「Video Intelligence API」について

動画に何がどの時間に映っているかが分かる「Video Intelligence API」の紹介がありました。

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Video Intelligence API に動画を送ると、例えば「動物」が10秒から1分20秒の時間帯に映っていて、かつ動画全体の9割は「動物」の動画である、といったことが取得できます。
さらに例えば「犬」が映っている動画だったとしたら、その「犬」の犬種に至るまでが Google の機械学習によって取得できちゃうそうです!

弊社でも動画を扱っているサービスがあるため、Video Intelligence API を使えば、この動画にはこの検索対象がこんなに映っているから検索順位を上げる!など動画の検索精度の向上などに活用できそうだと感じました。

Video Intelligence API は REST API になっていて、以前自分も Vision API という同じく Google の REST API を使った際に非常に簡単に利用できたので、この API も簡単に使えそうな気がしています! まだ非公開β版なので利用することはできないのですが、なかなか面白い API だと思うので公開されたら個人的にも是非使ってみようと考えています!
その際はまたブログにて報告するかもしれません!

セッション:働き方をハードからスマートへ

ここのパートはARMYNから紹介させていただきます!

Womenwill プロジェクトの紹介で、
Work Anywhere, Work Simply, Work Shortly の三つの軸に基づき、働き方革命を進める方法とその効果に関するお話が聞けるセッションでした。
自分は Work Anywhere に興味を持ったのですが、いろいろな企業の事例や実際に在宅勤務されている方々のインタビューがあり、理解しやすく、面白かったです。
特にインタビューを通じて、在宅勤務導入における不安、懸念から、実際在宅勤務を経験してからどのように気持ちが変わったかが聞けたので、在宅勤務に対して具体的なイメージが湧き、自社で導入された場合の懸念や課題なども発見できました。 セッションの後半には働き方を変えていくための詳しい手順の紹介と、その手順通り進んでいく中で起こりえる問題点と解決方法の紹介がありました。
さらに参加して話を聞くだけではすべての内容を覚えられず、実際の働き方革命に繋がりにくいということで、小冊子も配られました。
セッション参加者への配慮と、働きやすい社会を作りたいという Womenwill の熱い気持ちを感じることができました。

セッション : Super Mario Run など任天堂のモバイルバックエンドサービスを支える Google Cloud Platform

f:id:dmmlabotech:20170622111656j:plainここのパートはbbから紹介させていただきます!

世界150カ国同時ローンチ&1億DLのアプリ「Super Mario Run」を支えているGCPの用法、またその仕組みについてのセッションでした。
全世界に配信するようなアプリになると、当然バックエンド側も強固なシステムが必要になってきますが、このアプリはとてもタイトなスケジュールであったため開発に割ける時間が少なかったという話でした。そこでGCPを活用することによりバックエンド側の開発工数を短縮し、アプリケーションの開発に注力することが出来たと言います。
迅速なアプリケーション開発をサポートし、尚且つ全世界からのアクセスに耐えることが出来るシステムを容易に提供することが出来るGCPの技術、そして実用性に大きな魅力を感じました。
またアプリの開発経緯や裏話などもあり、非常に有意義な話を聞くことが出来ました。

セッション:Google Cloud Platform で実現する! サーバーレス・コンピューティング

ここのパートはchefから紹介させていただきます!

最小の構成から「どんな機能が必要か?」を説明し、追加すべきGCPの機能を説明する…を繰り返し、最終的にFirebaseにまで繋げていくセッションでした。

自分自身はスマホアプリの開発をメインで担当しており、Web関連の技術には疎いため、利用するWebAPIの挙動しか把握していませんでした。 しかし、このセッションによってWebAPIを提供するための環境構築やその他関連するミドルウェアの設定などについて把握でき、サーバエンジニアの業務範囲は想像以上に広範囲であることがわかりました。
そのため、とても有意義なセッションとなりました。

今回のセッションによってサーバエンジニアがWebAPIを提供するために下記の作業を行っている事が考えられました。
※()内は関連したGCPのサービス

  • 提供するWebAPIの制御の作成(Cloud Functions)
  • WebAPIの情報を返すためにStorageやDBを用意(Cloud Storage、Cloud Database)
  • WebAPIで返却される情報の定期的な更新(Cloud Functions)
  • WebAPIの管理・デプロイ・各開発環境の用意(App Engine)
  • WebAPIへの大量のアクセスがきた際の構成の管理(Cloud Pub/Sub、App Engine、GCPの各サービスのオートスケール機能)
  • サーバ内のデータのログの管理(Stackdriver、BigQuery)

サーバ側で行っている各機能の知識をより深めておく事で、アプリ開発時にサーバエンジニアとスムーズに連携をとれるようになっていきたいとより感じました。 また、GCPであればWeb関連の技術に疎い私でもプロトタイプ開発用などシンプルな環境構築であれば、作成できそうだと考えれうようになりました。

GCPとは関係ありませんが、説明ーデモー説明の流れがとてもスムーズですごく分かりやすい事もとても印象的でした!

セッション : デバイスのインテリジェント化がもたらす経営戦略の変革「使いこなす必要のない」デバイスのあり方

ここのパートはbbから紹介させていただきます!

このセッションでは、Googleが提唱するクラウドモビリティソリューションをユースケースと事例を交えて紹介していました。
その中でもアプリに携わる人間として深く考えさせられた内容としては、デバイスをどう使いこなしていくかといった部分です。 スマートフォンが発売された当初比べ、現在のデバイスはスペックが非常に高くなっており、様々な役割をこなすことができるようになっています。
そういった進化したデバイスを使いこなすことにより、開発者のモビリティソリューション(作業の効率化・低コスト化)を実現していく手法に関して様々な角度から語られており、デバイスの進化の速度を肌で感じ、単純に日々の開発をしているだけでは置いていかれていってしまうのではないかという焦燥を覚えました。

セッション以外の様子

ここまで面白かった・興味深かったセッションのお話をしましたが、ここからはセッション以外のお話をARMYNからさせていただきます!

会場全体

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会場がものすごく広く目のいたるところにNext'17のロゴがありました。
内装のセンスも良くて、さすが Google!と思っちゃいました。

受付

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受付で QR コードを確認すると、Next'17 参加者用のストラップとパンフレットが入った紙バッグがもらえます。

Google Cloud 体験エリア

体験エリアでは Google のいろいろな商品と、スポンサー企業の展示がありました。さらに、GCP について気になったところ、詰まったところなどを Googler に直接聞けるコーナーも!

全体的にはこんな感じでした。

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その中でも一番人気があったのは、先ほどshnzyからもコメントがあった『Jamboard』でした。 

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たくさんの方々が集まり、Google新技術を楽しんでいました。

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会場ではペッパー君が混雑度を教えてくれたり、お勧めのセッションを教えてくれたりしていました。混雑度の計算は GCPを利用しているそうです。
GCP っていろんなプラットフォームで活用できるんですね。

各セッションで GCP 利用事例として紹介されたアプリも体験エリアで触ってみることができました。

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これ以外にも面白そうな展示がいっぱいありました。どんなものがあったか気になる方は下のリンクを確認してみてください!
https://cloudnext.withgoogle.com/tokyo/experience-zone

まとめ

『クラウドの「未来」が、もうはじまっている。』と題されたNext ‘17 は GCP の話題が多かったのでアプリエンジニアにとっては業務で触れることの少ない分野だったかもしれません。
でも純粋に技術的な興味を持つことが出来たり、今回のようなカンファレンスに参加することによって最新の技術にアンテナを張っていこう!!!というモチベーションの向上につなげる事ができました。

「行きたい!」の一言で参加させて頂いた今回のカンファレンスですが、貴重な機会を与えて下さったことに感謝すると同時に、しっかりと知識を吸収して業務に展開していかなければいけないという気持ちにもなりました。 このような「自由やらせてもらえるからこそ生まれる責任感」は今後も大事にしていきたいと思います。

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