こんにちは! デザイン本部のマルシオです。
DMMのデザイン本部には、デザイナーが自発的に企画・開催する勉強会がいくつもあります。
今回の記事では、他部署と連携しながら開催している「Nativeアプリ向上施策 アプリ勉強会」についてお伝えします。
Nativeアプリらしくないアプリは、ユーザーも開発者も幸せになれない!
「Nativeアプリ向上施策 アプリ勉強会」発足のきっかけは、恥ずかしながら、アプリ開発未経験デザイナーが多かったこと。
Nativeアプリ開発が欠かせない技術であることは言うまでもありませんが、DMMのデザイナーの経験値はまだまだ発展途上というのが本音。
「Nativeアプリの開発・設計・デザインに関する正しい知識を身につけて、ハッピーな開発環境を作りたい!」
そんな思いから、システム本部と連携し2017年4月に勉強会がスタートしました。
Nativeアプリに関するさまざまな情報を共有する場をつくることで、デザイナーが積極的に情報収集できる場をつくる。
その知識をデザイナーが現場に持ち帰り、実践し、さらにたくさんの人に共有して、その結果をユーザーのハッピーに繋げる。
それが「Nativeアプリ向上施策 アプリ勉強会」の狙いです。
東京〜石川の4拠点を繋いで開催
勉強会は4拠点(六本木本社、金沢事業所、金沢南事業所、割出事業所)をテレビ会議システムで繋いでの合同開催。
スタートから半年で7回開催された勉強会の内容は以下の通り。
- 【第1回】アプリの歴史|アプリとWEBの違いって?
- 【第2回】デザインイノベーション
- 【第3回】本当に今更聞けない、画素密度の話
- 【第4回】プロトタイピング勉強会|アプリUI改善ワークショップ
- 【第5回】チームで考えよう! 初めてのマテリアルデザイン
- 【第6回】アプリのグロースハックでしくじった話
- 【第7回】ハイブリッドアプリケーションとReact Native
アプリと時代の変遷を追う初心者向けの講座から(第1回)、
アプリ開発の失敗例をもとにデザイナーが見出した改善案(第2回)、
エンジニア目線の「アプリを開発するときにデザイナーに気をつけてほしいこと」(第5回)。
テーマは多岐に渡り、座学の講義形式からワークショップまで毎回工夫をこらした内容のおかげか、会を追うごとに参加者も増えていきました。
「ハイブリッドアプリとReact Native」を学ぶ。
直近の第7回の勉強会のテーマは「ハイブリッドアプリとReact Native」。
講師はデザイン本部フロントエンド開発部のテクニカルリードの佐々木亮彰が務めました。
講義の前半は
- そもそもハイブリッドアプリとは何なのか?
- 混同されがちなハイブリッドアプリとPWA(Progressive Web Apps)の違いとは?
- ハイブリッドアプリのフレームワークについて
といった、基本的な内容がメイン。
後半はいよいよ本題のReact Nativeについて。
facebookが開発している「React.js」をベースにモバイルアプリを作成できるフレームワークであるReact Nativeは、facebookやairbnb、Instagram、Skype、Uber eatsなど、馴染みのある身近なサービス開発に採用されています。
コンポーネント指向ゆえ、「AtomicDesign」とも相性がいいのが特長。
後半の主な講義内容
- コンポーネント指向の概念的な話
- UIコンポーネントのスタートアップのコツ
- React Nativeのプロジェクトの始め方
- React Nativeの不得意なこと
Web技術を用いるハイブリッドアプリの開発技術は、これからのWebデザイナーにとって大きな武器の一つであることは確実で、デザイナーがにとって価値ある一手になるといえるでしょう。
技術を身につけてデザイナーとしての未来を切り拓く!
最新の技術から基本知識の振り返りまで、デザイナーにとって必要な課題を自分たちで見つけ、自分たちで学びとる「Nativeアプリ向上施策 アプリ勉強会」。
技術は身を助く!
いちデザイナーとしての未来を切り拓くため、そしてその技術をユーザーのハッピーに繋げるため、引き続き様々な勉強会を開催していきます。
またinsideで勉強会情報を発信していきますので、どうぞお楽しみに!