DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。
カルチャー

Slack Enterprise Grid 国内初導入!全社展開における取り組みをご紹介!

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はじめまして、情報システム部の庄司です。
このたびDMMではSlack Enterprise Gridをコミュニケーション標準ツールとして全社導入しました!

じつはSlack Enterprise Gridの導入はDMMが国内初導入企業となります。

国内初!『Slack Enterprise Grid』をDMM.comが初採用!|プレスリリース|DMM Group|inside.dmm.com

 

 

◆ SlackEnterpriseGrid導入を決めた一番の決め手

まずは導入以前の状態をお話ししたいと思います。
弊社は社内のチャットツールが乱立するという問題を抱えていました。Slackも含めて全部で4〜5個くらいのツールが乱立していたのです。

部署やチームごとに使っているものが違うため
「このチームに連絡するときはAってツールでこっちはBってツールじゃないと、ここはCってツールか・・・」
と連絡することにコストとストレスがかかってしまう状況でした。

これを解決するために社内のチャットツールを統一しよう!となりその中の最有力候補はSlackでした。
なぜかというと弊社はエンジニアが多い会社です。既に開発組織ではSlackは利用していたので最大派閥に合わせようということです。エンジニア職の方々はSlack大好きですし笑。
そこでSlack統一に向けて、どのように使っているかヒアリングを進めたところ、統一ツールとして利用していたわけではないのでDMM社内で100近いSlackチームが存在していました。びっくりですよね。

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ただ、Slackの仕様としてチームをまたいだユーザー間での「ダイレクトメッセージの送信」や「チャンネル作成」が行えません。

そうするどんな問題が出るかというと簡単に3つ。

  1. 同じSlackを使っているにも関わらずチームが違うためコミュニケーションがSlack上で取れない
  2. 乱立しているチームごとにセキュリティポリシー設定が必要になってしまう
  3. ログのエクスポートがチーム単位⇒インシデント発生時にはすべてのチームからログをエクスポートし内容を洗い出す必要あり

これらの問題はマンパワーでしか解決できないのか?と考えていました。

一つのチームに全社員を入れてしまえば!と考えなくもなかったのですが、その場合は部署ごとにセキュリティレベルも異なりどこに合わせるか等の課題もあり単純にはできない…という状況でした。

 

しかし、今回DMMで導入されたSlack Enterprise Gridでは
 ・ 複数のSlackチームをGrid単位でまとめることが可能
 ・ Grid単位での全体ポリシー設定が可能、かつチームごとの独自ポリシー設定も可能
これらの課題を解決できる!これが決め手となりSlack Enterprise Gridを導入することになりました。

過去に旧エンジニアブログにてSlack導入記事を書いていたシステム本部ビッグデータ部の鈴木から以下のようにコメントをもらっています。

ずっとSlackを使いたいと言い続け開発部門にSlackが導入されてから、
オンラインゲーム事業部等利用部門が広がっていき…全社導入という驚きもありました。
何よりも今回のEnterprise版の導入は非常に嬉しい限りです!
これにより社内のコミュニケーションが、さらに便利になり加速していくことに期待しています。
時代が俺に追いついた…!

 

◆ Slack Enterprise Gridでどのように課題解決ができたのか

せっかくなのでどの機能で課題解決ができたのかご紹介させていただきます。
 ・ 複数のSlackチームをGrid単位でまとめることが可能
 ・ Grid単位での全体ポリシー設定が可能、かつチームごとの独自ポリシー設定も可能

弊社として大事なことはこの2点でした!これができるとどうなるかというと…

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このようになるため、Slackを利用している上でのコミュニケーション問題・セキュリティ上の懸念もまとめて解消されます!

 

◆ 導入後の課題

これで課題が解決したと思ったら新たな課題が発生しました。
エンジニア以外はまだSlackに慣れていない!

そのため、全社コミュニケーションをSlackで!という目的を達成するには社内のエンジニア以外の方にどうやって使ってもらうかを考えなければという課題が出てきました。
実際にアカウントの発行を行ったにも関わらず一度もSlackを使ったことがない方も多くいらっしゃいました。
他社とのやり取り等で業務上Slack利用ができないところもあり、しょうがない部分もあるのですが…せっかくの全社導入、もっと盛り上がってほしい…みんなに使ってほしい。
そんな課題を解決すべく、Slack利用が盛り上がるよう利用促進施策を打ち出しました! 

 

◆ 利用促進施策

その1 -Slack初心者向け説明会を開催!-

まずはエンジニア以外の方や今までSlackを日常的に利用していなかった社員向けに「Slack説明会」を実施しました。
Slack日本支社の方をお招きして

  • Slackとはどんなものなのか?
  • EnterpriseGridになるとどう変わるのか?

という概要部分の導入からはじまり

  • 画面の見方
  • 便利な利用方法 etc…

などを教えていただきました。

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この勉強会でちょっと工夫したところがあります。
弊社は東京以外にも事業所があるので東京以外の事業所へはライブビューイング配信を行ったので出張せずともリアルタイムで説明会参加ができるようにしました。
その結果、勉強会中の疑問をSlack上で受け付けることができたので想像していた以上の盛り上がりを見せました!
とはいえ、まだ説明いただいたのはベース機能の使いこなしがメインです。
多くの社員がSlackの特徴でもあるインテグレーションを楽しみ、便利に使えるようになるにはもう少し時間がかかりそうです苦笑。

 

その2 -社内向け利用tipsを作成!-

導入プロジェクトメンバーで利用tipsページを作成し、社内展開を実施しております。まずはSlackの簡単な利用例のほか、現状利用しているツール(社内メール等)との連携などを紹介。
新しいものを導入する際に障壁になるのは

  • 「そもそも今までのものとなにが違うの?」
  • 「なにができるの?」
  • 「質問したいけどなにがわからないのかがわからない」

という声が上がってしまう環境だと思います。

そこで

  • 多くの利用例・事例紹介
  • ちょっとした面白い使い方
  • emoji芸(?!)

などを紹介し「怖くない!」「たのしい!」「便利!」を広めております。
怖くなくてたのしくて便利なものだったらみんな使いたくなりますよね笑

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エンジニア以外の職種の方もtipsページを参考に、Slackの連携機能を使って自分の利用シーンに沿った形で使いやすいようにカスタマイズしております。

 

DMM的Slack emoji紹介!自由登録のemojiは現在2000以上!

せっかくなのでちょっとだけDMMで使われているSlack emojiを紹介します。

 

社長の似顔絵や社員の顔写真、仕事で使いやすい文字emoji、社員作成のイラストの他

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DMMサービスのロゴも完備!

複数スタンプをつなげることで一つのスタンプになるテクニックを使い、横に長い本サイトのロゴもemoji化しております♪


そして現在進めている「プロダクトファースト」のための「3つのE」のemojiも。


フランクに浸透させるために絵文字作りました!と作られていたのは素敵だと思います!

ほかにも会長の似顔絵(!?)まで、多種多様なスタンプも紹介したところ、「Slack楽しいじゃん!」とエンジニア以外の方からもうれしいご意見をいただきました♪

 

◆ これからのDMMでのSlack

今回ご紹介した以外にもSlack EnterpriseGridならではでできることを使って業務がよりよく、より楽しくできないかを検討中です。
たとえば

  • チーム横断共通チャンネル機能」を使ったチャンネルデザイン
  • 使いやすいチーム(ワークスペース)デザイン

を使っていこう!などなど。
現場メンバーのスピード感を損なわず、自由度が高い業務が行える工夫は随時模索しています。
今回は全社導入時の課題やその解決、Slackへ馴染みのない方への利用促進をご紹介しましたが今後も弊社のSlackを使った業務改善や導入時に必要な実作業などを紹介していきたいと思います。

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