「DMMのサイトなのに“DMM”が付いていないページがある。」
10月初旬に配信されたプレスリリースでこの情報をキャッチした編集部は、コトの真相を確かめるべく、すぐに担当部署を直撃。
付け忘れという凡ミスなのか?
開発におけるバグなのか?
それとも何か戦略的な意図があるのか?
回答によっては由々しき事態に発展しかねない緊迫した状況の下、インタビューの日を迎えました。
オンラインサロン事業部の管轄内に担当者はいた
そのサイトの名前は「CANARY(カナリー)」。
DMMはおろか、オンラインサロン事業部なのに「オンラインサロン」という文字も入っていません。
メディアということまではわかっていたのですが、編集長なる人物は当日不在。
代わりの者が対応するとのことでした。
「これはやはり凡ミスを糾弾されるのが怖くて雲隠れか!?」
そう思った矢先でした。
「あ、どうもどうも。担当のキャンくんです。今日はよろしくナリー!」
・・・・・・・へ!?!?
「あ、あの〜、今日はCANARYの話を聞きに来たのですが…」
「編集長がいなくて悪いけど、何でも聞いてくれナリー!!」
…うん、やはりこのヒヨコ的な何かから声が聞こえてきているようです。
というわけで、もはやこの状況を受け入れるしかなさそうなのでインタビューを始めることにします。
CANARYとは一体何なのか?
ーCANARYはメディアだと聞いています。いったいどんなメディアなのでしょうか?
端的にいうとDMM オンラインサロンというサービスが抱えるオウンドメディアなり。
DMM オンラインサロンは、「学べる・楽しめる 会員制コミュニティサービス」で、憧れの著名人や共感しあえる仲間と密なコミュニケーションを取れるのが特徴のサービスなり。
経営コンサルタントや評論家、芸能人、カウンセラーなど様々なジャンルの専門家がオーナーとなって、サロンと呼ばれるコミュニティを運営しているナリね。
だけど、お金を払って実際に会員にならないと、そこでどんな活動が行われているかイマイチわからないナリよ。
だからボクたちが、サロンの中の様子を取材して紹介しようってわけナリー。
ー(ナリ多いな)でも、お金を払わないと見られない中の様子を紹介してしまって、オンラインサロンを運営している方に怒られないのでしょうか?
そこは心配いらないナリ。サロンの中すべてを公開するわけではないし、そもそもサロンオーナーさんに許諾を得て紹介しているナリ。
それに、オンラインサロンの魅力はコミュニケーションにもあるナリ。オーナーさんや会員同士のコミュニケーションはサロンに入会しないとできないナリね。
いくら紹介しても実際の体験とは違うナリな〜。
ー具体的にはどんなコンテンツがあるのですか?
それはぜひ直接見てほしいナリー。
仕事にまつわる知識を得られるビジネスと生活や趣味についての知恵を得られるカルチャーの大きな2つのカテゴリを切り口として、それぞれの専門家のインタビューやお店・イベントの取材、オフ会レポートなどを掲載しているナリ。
あとは、サロンオーナーさんに自身の専門分野にまつわるコラムを書いてもらうこともアリー。
ー特に人気の記事は何ですか?
時季によって変わるけど、毎月ビジネスとカルチャーでそれぞれテーマを決めて特集を組んでいるので、そこはまとめてよく見てもらえてるナリね〜。
例えば、「紳士の嗜み」とか「店舗経営術」とかナリー。
ー記事はどのように作られているのですか?
オンラインサロン事業部の内にCANARY編集部があって、毎月特集テーマや記事の企画案を考えて制作しているナリー。
外部の編集プロダクションさんやライターさんにも協力してもらってるナリー。サロンオーナーさんやタレントさんからタメになる話を直接聞けるんで、けっこう役得ナリね〜。
でも、企画・取材・撮影・原稿執筆・校正・入稿、確認のやり取りなど工程が多いからけっこう大変ナリー。
記事を1本アップするにも手間暇かけて作ってます。
オウンドメディアのビジネス面での目的
↑こちらは同席いただいたCANARY編集部のアリーちゃん。
ーなんとなくどんなメディアかはわかりました。ビジネスの側面ではどのような狙いがあるのでしょうか?
CANARYの目標は大きく3つあります。
ひとつは、各オンラインサロンの魅力をきちんと伝えて理解してもらうこと。
そして、魅力を理解して興味を持ってくれた人にオンラインサロンの本サイトの方へ遷移してもらうこと。
つまり、サービスの理解度アップと需要喚起、ユーザーの誘導です。
もうひとつ大事なのが、、
ー(ナリーはもういいのかな?)
…コホン。
メディアとして、ユーザーさんのタメになる情報を届けることナリー!
ー(ナリー思い出したなw)それってヤラシイ話、ビジネス的なリターンがないように思うのですが。
そんなことないナリー!
オンラインサロンのオーナーさんたちがサロンの中でいかに密度の濃い活動を行なっているかを伝えようとすると、おのずとユーザーさんの役に立つ内容になってくるナリ。
もちろん、マニアックな内容や専門性の高い内容にもなってくるので、誰にでも役立つというわけではないナリ。
それでも、サロンで扱っているテーマに興味がある人にとって、何かを始めるキッカケになったりアイデアやヒントになってくれたりすれば、それはとっても嬉しいことナリ!
そのジャンルの業界が盛り上がることにもつながれば、オーナーさんもきっと喜んでくれるナリよ!
ーそれで、いつの日かオンラインサロンに入ってくれればいいと。
そういうことナリー!
「CANARY」という名前の由来
ーなぜ「CANARY(カナリー)」という名前になったのですか? DMMのメディアなのに。
それは、DMMのサービスに馴染みのない新しいユーザーにもメディアを見に来てほしいからナリねー。
今回、女性誌のようなカバーデザインを制作したのも、雑誌のようなメディアになりたいというメッセージからナリね〜。カッコイイでしょ?
CANARYっていうのはボクを見てくれればわかる通りカナリアという小鳥のことナリー。
ーえ?カナリアだったんですか?
どこからどう見てもカナリアなりー!失礼ナリね。
ーヒヨコかと思ってました。話し方はコ□助入ってるし。
…ちょっと何言ってるかわかんない。
カナリアは見てのとおり美しい色と、聞いてのとおりの美しい声が特徴の小鳥ナリ。
ビジネスからカルチャーまで多彩なオンラインサロンの魅力をしっかりと届けたい、という意図からCANARYという名前が付けられたナリ〜。
しかも“かなり”専門的な情報を扱うこともあるからナリ〜。
ーダジャレも含まれているんですね。
ダブルミーニングと言ってほしいナリ!
ちなみに他にもいろんな意味があるナリ。
ぜひみんなで考えてほしいナリ!
ーわかりました。では、最後に今後の目標を聞かせてください。
とにかくもっともっと多くの人にCANARYというメディアの存在を知ってほしいナリ。特定の分野においてタメになるトピックを取り上げていくことで、みんなのお役に立ちたいナリー!
最近は動画コンテンツも作ってるけど、今後はライブ配信とかリアルイベントもやってみたいナリね〜。
みんなの役に立って、一部クラスタの人たちに共感してもらえるようなメディアに成長させていきたいナリー!!
〜 〜 〜 〜
以上、DMMが運営しているのにDMMが付いていない謎のサイト「CANARY(カナリー)」担当者(?)のキャンくんへのインタビューでした。
オウンドメディアとして伝えていきたい世界観のようなものがあったからこそ、あえて“DMM”を冠さない名称を付けていたのですね。
また、DMM insideもそうですが、営業やディレクター、開発とも異なる編集という仕事をしている人たちがいるというところも、さまざまなことにチャレンジしているDMM.comらしさのひとつとも感じました。
編集部の人(鳥?)たちが頑張って作っている「CANARY(カナリー)」をぜひ見に行ってみてくださいナリー!!