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松本 新CTO就任! 〜DMM.com CxO対談〜

松本 新CTO就任! 〜DMM.com CxO対談〜

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2018年10月11日付で、松本勇気さんが合同会社DMM.comの新CTOに就任します。

それに伴い、CIO(Chief Information Officer、最高情報責任者)を新設し、城倉和孝(現CTO)が就任。

スクラム経営に挑む、片桐孝憲CEO、村中悠介COOと共にお話を伺いました。

新CTO松本さん、ようこそDMMへ!

松本 勇気まつもとゆうき
2018年8月まで株式会社Gunosyにて執行役員 CTOおよび新規事業開発室室長。Gunosy創業直後に入社。これまでニュース配信サービス「グノシー」「ニュースパス」などの立ち上げから規模拡大、また広告配信における機械学習アルゴリズムやアーキテクチャ設計を担当し、幅広い領域の開発を手がける。新規事業開発室担当として、ブロックチェーンやVR/ARといった各種技術の調査・開発を行う。

松本) 今日は、よろしくお願いします!

松本さん CTO就任までの道のり・第一印象について

城倉)
片桐さんがDMMへ来て最初の頃、「テックカンパニー」にしていきたいという想いを話してもらったことが起点になっています。自分自身も7年間DMMのCTOをやってきましたが、どうしてもマネジメント業務が中心になり、長い間コードを書くことから離れていました。DMMのビジネスにおいてテクノロジーの重要性が増す中、コードをばりばり書き、エンジニアのロールモデルになれるような人をCTOにしたいと考えていました。
初めて松本さんに会ったのは2〜3年ぐらい前にイベントで登壇しているのを見かけた時です。第一印象はとてもエネルギッシュなエンジニア。その後、親しくなり深く知る事になりますが、マネジメントやビジネスにも精通していて、誰よりもコードを書いて、コードを書くために筋肉を鍛えるという(笑)、この人はすごいな、と感じました。 そんな折に、松本さんから「独立してシンガポールでの起業を考えている」という話を聞き、片桐さんに会ってほしいと思いました。

片桐)
城倉さんが今年春ぐらいに「いい人がいるんですよね、一度会ってもらえませんか」と。しかもそれが松本さんと言うので、「それは本当ですか? 可能性あるんですか?」と(笑)。もちろん松本さんは知っていましたが、独立を考えていると聞いたので、可能性がどれくらいあるのかわからないまま食事にいったり、金沢へ行って一緒にサウナ入ったり、秋葉原のDMM.makeへ行ったり、月1回ぐらいのペースで付き合いを深めていった。最終的に「入社を決意してくる」と決めてくれたのは7月頃です。

村中)
初めて会ったのが8月末なので、話した機会は少ないですが、最初に会った時、年齢もわからないし、動力源が普通の人とは違いそうな感じでした(笑)。お話してみると、ものづくりに必要なこだわりをしっかり持っている方で、それでいて柔軟っていう印象でした。

そもそも「テックカンパニー」とは?

片桐)
そもそもインターネットの会社は、データを読んだりベースにしていたり、ロジックで動く部分も大きい。エンジニアであろうとなかろうと、データで判断できるような思考で仕事をしていくことが必要だと思っていて。全員がそういう思考やスキルを身につけていくことそのものが、テックカンパニーになっていくことだと考えています。それによって今後のDMMの競争力も上がってくるのではないでしょうか。

松本)
僕にとってのテックカンパニーとは、会社が一つのシステムになること。ヒトがやる領域・機械がやる領域それぞれを最適化して、客観的なデータで情報伝達が行われて、ヒトがより能力を発揮できる場で仕事をしていけるのがテックカンパニーだと思っています。最終的にはそこを目指したいですね。
それから、働く人の「モチベーション×能力の総量」が会社の資産だと思っていて。この両方をどう獲得することが重要です。そのためにエンジニアリングができることはたくさんあります。

村中)DMMは自由に現場の意志と責任で仕事が進むところがあって。そして事業ごとにやっていることも全然違うから、隣でやっていることが参考にならなかったりもします。そういう意味では、会社という“大きな船”というよりは、小さなユニットの集まりみたいなもの。だから歴史的にビジネスをリードする総合職が強くなっていった経緯がありますが、最近は職種問わず互いにディスカッションして仕事をするようになってきたのではないかと思います。仮にここまでが第一段階だとしたときに、これからの第二段階は、テクノロジーの力で個人のモチベーションやスキル、組織のポテンシャルを引き出していく。さらに、事業をするのには当たり前に必要な競合分析もテクノロジーの力を借りられるところは借りてやっていく。とにかく、当たり前のことを、当たり前にやって行くことは、今までもこれからも一番大切にすべきことである、というのは変わらないと思います。

松本)
強い会社は奇をてらっているわけではなく、当たり前のことをやっていてそれができていると、僕も思っています。それをみんなが理解していて、オペレーションが強くて、モチベーションが高い。そしてそれを阻害しないようにテクノロジーがサポートするのが僕の仕事かなと。面倒くさい仕事が発生したら、数字も見ながら優先的なところから潰していく。技術と組織は不可分なので、どっちも影響し合いながら結果を残していくものだと思っています。

DMMは今後どうなっていくか?

片桐)
DMMのいいところは、アナログなところからテックなところまで幅広くいろいろあるところ。そこで働いている人もバラバラなのがいい。いい意味でムラがあって、しかも新しい事業をやっていけるというのはかなり珍しい会社だし、全員で何かを一致していくことが必ずしも必要ではないと考えています。

たとえ話になりますが、普通の魚は種類が同じであればみんなだいたい同じ顔なんですけど、渓流に住むイワナなどのトラウト系の魚は、同じイワナでも、住んでいる環境、川の流れの早い場所、餌が落ちてくる場所など、環境によって顔つきや体つき・色などだいぶ違いいます。DMMは関わっている事業や価値観がバラバラな人たちが1つのチームになっている、同じような人の集まりじゃない、というのが面白いところです。

松本)
多様性は大事ですよね。DMMは非上場で、なんでもありの会社っていうのと、ビジネスがとても強い、というのが魅力的だと思います。いろんなビジネスがあると思うんですけど、DMMという組織に自分の力で技術というものを加えられるのかな、と。「攻殻機動隊」で見た世界にVRの技術で近づけるかもしれないし、フィンテックとか、将来的には量子コンピューティングもあるかもしれない。これから変化していく世界で、一番色々取り組める、日本で唯一の会社がDMMだと思います。

村中)
なんでもやるってことが大事なんじゃないですかね、DMMは。今はどんなジャンルでもDMMに事業の話が来たりしますが、その事業をどこの会社に持っていったらいいかわからず、動き回っていたら「DMMなら聞いてくれるんじゃない?」ってなって、お話に来ていただけます(笑)。DMMだったら受け止めてくれるんじゃないかって、自然とそうなっている。それは我々にとってもすごくありがたく貴重な環境ですよね。

松本)
もう一つ、DMMのユーザーIDは、すごく重要なものですよね。色々なコンテンツが一つのIDで消化されているというのは、データサイエンス上とても重要な要素だし、これからも色々なものをそこにくっつけていけば、より濃いIDの母集団が出来上がります。人間もいつか、現実の世界とバーチャルの世界に並存する世の中がやってくると思っていて、その辺も含めてDMMは面白い、と。

城倉)
エンジニアだけじゃできないリアルとバーチャル両方やっていることが強みでもありますよね。サッカーもやっているし、アニメも手がけていますしね。

村中)
オフラインもオンラインも、どっちも変わらずどんどんやっていくのが一番いいと思います。お互い補完し合うし、シナジーもあるので。

DMM.comグループで働く皆さんへ メッセージ

城倉)
松本さんは若くしてGunosyのCTOに就任しましたが、エネルギッシュにチャンスをものにしてきました。時代の流れから見ても、松本さんのような若い人がCTOになるのは自然なことだと思っています。DMMの若い世代の社員もチャレンジしてチャンスを掴んでいって欲しいと思っています。そしてベテランの人たちも、「次に自分の価値が出せるのはどういうところか?」ポジティブに考えて、新しい役割にチャレンジして欲しいですね。僕もCIOとして新しいチャレンジです。

村中)
これからチャレンジする人、責任ある立場になる人もいると思うけど、周りから尊敬されるような意識も大切にして欲しい。モチベーションもスキルも当然大切だけど、最終的には人格が重要だと思っています。言葉だけ良くても、行動力がなければ尊敬されないし、結局全部紐づいてきます。DMMの社員の皆さんは真面目だと思いますし、それがいいところ。真面目に当たり前のことをやっていけば結果はついてくるというのは、今までもこれからも変わらないので、今まで以上に日頃から意識を高く一緒に仕事に励みましょう!

松本)
真面目に取り組もう。当たり前のことやろう。さらにそこにプラスできる僕の仕事があると思っていて。それは「みんなでワクワクしようぜ」ってことですかね。ワクワクする技術に出会うこともそうですし、全ての仕事はワクワクできるはずなんですよ、絶対に。僕はそういうことをずっとやって来たし、DMMでも、僕の周りでどんどんみんながワクワクする環境を作っていきたいですね。

片桐)
以前“3つのE”というポリシーを掲げました。テックカンパニーになっていくためには、テクノロジーとビジネスが当たり前に同じチームで融合していくことが必要です。そして、みんながスクラム体制でビジネス上の課題を解決していけるのもテックカンパニーのいいところ。ビジネスの人もエンジニアリングに詳しくならないといけないし、エンジニアの人もビジネスにコミットしなければいけないと考えています。そういう新しいものが生まれるムードがDMMにはあって、それを加速していきたいから、今回の松本さんのCTO就任がありますし、これからも、この“3つのE”というポリシーの延長線上にDMMはあると思っています。

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これからDMMで働きたい・一緒に事業をしたい人へ メッセージ

松本)

いろんな技術や事業があるので、エンジニアは自分のスペシャリティが活かせる場所が“絶対に”あるのがDMMだと思います。自分の専門性を活かして成長していける場所。成長を続ける中で、文化を作っていくこともできる。そういうことに一緒に取り組める人と仕事をしたいですね。

城倉)

会社の文化を一緒に作ってくれる人と一緒に仕事をしたいですね。チャレンジした人が成果を生んで、またチャレンジが生まれて、というのを繰り返して人も組織も成長していくわけなので。そうして変化を続けていくことで、やっぱりDMMだねって言われる会社で今後もあり続けたい。だからこそ、自らチャレンジしたい、という人に来て欲しいですね。

村中)

これは社員の皆さんに対しても共通するメッセージなんですけど、リスクが取れて、人よりあと一歩踏み出せる人を待っています。知らなくて怖いと思ってしまって諦めてしまうのと、その一歩を踏み出せた人では、見える世界が大きく違ってきます。上場企業、スタートアップ、色々あるけど、非上場のDMM、こっちにも一度来てみませんか?(笑)。良さがきっとわかるはず。

片桐)

仕事はLearning(ラーニング)。今までの技術や専門性といったベースも持ちながら、DMMの課題をまた見つけてLearn(勉強)しながら解決に導いてくれる意思のある人、一緒にDMMの文化を作っていきましょう!