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【イベントレポート】Infinity Ventures Summit 2019 Summer Kobe

【イベントレポート】Infinity Ventures Summit 2019 Summer Kobe

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こんにちは! DMM Inside編集部です。

7月11日・12日の2日間、「Infinity Ventures Summit2019 Summer Kobe(以下IVS)」が、神戸にて開催されました。

IVSは、主にインターネット業界のトップレベルの経営者・経営幹部が一堂に集まり、業界の展望や経営について語る年2回の招待制のイベントです。

今回は、7月11日に弊社COOの村中、7月12日に弊社CTOの松本が登壇しましたので、本記事ではそれぞれのセッションの様子をレポートいたします。

 

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まずは1日目、村中の登壇の様子です。

【ディスカッションテーマ】    

No.2の方程式

 

【登壇者紹介】(以下、敬称略)

・モデレーター 山田 浩輝(ROXX COO)

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・村中悠介(DMM.com 最高執行責任者COO)

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・成田 修造(クラウドワークス 取締役副社長COO)

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・鈴木真彩(PATRA 取締役COO)

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「COO」と一言で言ってもその中身は十人十色

まずは、「No.2として現在のミッション/もっとも時間を割いている事」というテーマでセッションが始まりました。今回のセッションは、規模感も事業体も全く異なる企業のCOOが集まったこともあり、注力すべきことやCOOとしてやっていることがそれぞれ全く異なっているのが印象的でした。

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鈴木:会社自体がまだ15名程度と自身ですべてのメンバーを把握できる規模感であり、やっと組織を作り始めたタイミングのため、行動指針を浸透させるために率先垂範をしています。

成田:今は、3~5年くらいの事業戦略を立てています。事業ポートフォリオの見直しやそこに関連する採用に半分の時間を割いており、もう半分は事業ポートフォリオを実現するための新しい一手を考えること(うち7割が新規事業、3割を海外人材採用)に時間を割いています。

村中:組織がうまく回っているかを見ながら、事業の方向性の決定、採用に注力しており、DMM VENTURESやM&A、通常の採用など多方面から人を探しています。

山田:DMMの組織体・事業体には我々もとても興味があるのですが、実際どのような形で意思決定はされているのですか?

村中:事業部の上に執行役員、そして役員陣がいるという組織体なのですが、基本的には権限委譲をしているので、現場に任せています。

なので、事業部長が基本は判断しますが、判断しきれない部分が出てきた時に執行役員や自分を含めた役員陣が事業の方向性も含めて判断するような形です。

 

COOは「会社に対しての専門性」を持てる人が向いている

続いては、「No.2の方程式における最大変数は?」というテーマでそれぞれCOOとして大事にしていることを話していったのですが、先ほどのテーマとは違い、こちらではある共通項がありました。

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鈴木:PATRAの場合は、代表がエンジニアということもあり、裏側のシステム面は代表、サービス内容の面に関しては私と役割分担をしているのですが、COOとしては、代表が苦手なところは自身がやるべきところと認識しています。

成田:COOとしては、アイディアだけでなく、それを実現する実行能力が必要なため、臨機応変に何でもやることが大事だと思います。今は、オフィス移転などもやっていて、自分が何をやっている人なのかわからなくなります(笑)。

村中:外部だけでなく、ちゃんと中に興味を持ち続けられるということですね。中の人に興味を持ち、相談事などに耳を傾けられることが大事だと思います。

あとは、仕事をたくさんするという意味では、ドMであることも大事ですよね(笑)。

山田:確かに、会社が好きなことって大事ですよね。普段は効率化を求めるけども、中の人とかそうゆうことに関しては非合理になってしまうとことが多いですよね。

CEOなどと違って、COOはどちらかというと意思を持ちすぎず、目の前のことや周りのためにとのめりこめることが大事。

また、CTOなどと比べると専門性がない役割だからこそ、会社に対しての専門性を持てる人が向いているかもしれないですね。

 

 

 

続いて2日目、松本の登壇の様子です。

【ディスカッションテーマ】

エンジニア的経営論

 

【登壇者】(以下、敬称略)

・本田謙(FreakOut Holdings 代表取締役社長GlobalCEO)

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・松本勇気(DMM.com CTO)

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・加藤直人(クラスター 代表取締役)

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・田角陸(いちから 代表取締役)

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スタートアップはスピードが命。「何を作らなくていいのか」をきちんと判断できることが重要

本田:まずは、「エンジニアをできる人が事業を始めることの強み」とは何でしょうか?

田角:僕は、最初の頃はエンジニアを雇う余裕がなかったので、自分自身でプログラミングを書いてやっていました。

最初の半年間、ピボットを4回くらい繰り返していたのですが、そのサイクルを起業家一人で回せるのは良い。学生起業家などは、エンジニア雇う余裕もないと思うので、自分でコード書いてみると良いと思います。

うまくいかない時など、エンジニアの方など他に一緒にやっている人がいると、その人のメンタルケアも必要になりますが、自分ひとりでできていたので「まあしょうがないか」といったかたちで自身でモチベーションを上げればどうにかなるので、トライの回数が増えると思います。

松本:学びながらやっていた状態だと思うのですが、最初から自分でうまくやれましたか?

田角:最初は全然うまくいかないですよ(笑)。

 

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加藤:僕も今のところに行きつくまでは、ピボットを6~7回繰り返しました。僕自身もエンジニア社長で手を動かして、ゼロからイチを作るタイミングで、作って壊してをスピード感を持ってできたのは、良かったです。

今はゼロから作らなくてもエコシステムがあるので、動画のストリーミングサービスなども、ある程度のクオリティのものなら1日で作れてしまいますが、そうゆうものを使っていくためにもエンジニアの基礎知識は必要だと思います。

松本:スタートアップの最初の時期はスピードが命ですよね。「何を作らなくていいのか」をきちんと判断できることがスタート時期は重要だと思うのですが、エンジニア社長だとそこを自身で判断できるため、無駄が省け、ユーザーの欲しいものを見つけることができると思います。

 

経営をソフトウェア化しない手はない、それができるのがエンジニア社長のメリット

本田:次に「組織が大きくなってもエンジニア経営者で良かったこと」はありますか?

加藤:僕自身は、事業をやっていくうえで、ハンドルがどれくらい切れるか、撤退するスピード感が大事だと思っています。

エンジニアの人たちに右から左に動いてもらわなくてはいけない時に、ビジネスサイドの方が言うと軋轢が生まれてしまう可能性もありますが、僕自身がエンジニアだからというのもあって、自分が言うとまだ動いてもらいやすい気がしています。エンジニアサイド、ビジネスサイドどっちが偉いみたいなものも置かないようにしていて、そういう文化ができるのも、僕がエンジニア出身だからという面があるのかもしれません。

本田:さらに、エンジニア社長だと対外的にテック企業だと見せやすい面はありますよね。

田角:企業にとって、どういう技術を使っていくのかなど、技術のアップデートが常に必要です。その際、エンジニアチームだけでは厳しく、トップダウンでいかなくてはいけないタイミングもあると思うのですが、その時に自分自身がわかっていると判断もしやすいです。

また、エンジニアの気持ちも理解できるので、エンジニアを大事にする文化が生まれやすいのかなと思います。

 

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本田:一方でCTOという立場からはどうでしょうか?

松本:ソフトウェアのすごいところはスケーラビリティだと思います、つまり一度レールを敷いてしまえば、常に同じ動作ができる仕組みづくりということですが、経営をソフトウェア化しない手はないと思っています。

ソフトウェアをきちんと使えるうえで組織づくりができることがエンジニア社長がいるメリットだと思います。

組織をソフトウェア化していくことが大事だと考えていて、共通言語として語れる数字を用意しておくなど、すべてにおいてエンジニアリングしていけるところがメリットですし、今DMMもそこを目指してやっています。

本田:松本さんの場合は、CTOという立場にあって、代表との接し方などで前職との違いはありますか?

松本:現職のDMM.comは、亀山会長がエンジニアに関してあまり詳しくないということで、その部分を補うためにも僕が入ってきた形です。

なので、相手の言葉で会話することを常に心がけています。会計の方や社長など、相手の言葉で会話をし、メリットや基準などを伝えていくことで、エンジニアリングの価値を伝えることができると思っています。

その意味でも「DMM Tech Vision」を作り、社内外に発信しました。

 

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本田:最後にそれぞれの抱負を教えてください。個人的には、エンジニア経営者の方は口数は少ないかもしれないけど可能性のある方が多いので、オラオラ社長に負けてほしくないですね(笑)。

松本:先ほどもお伝えしたように、組織のソフトウェア化をしていきたいと思っています。

営業力で拡大してきた企業がさらにスケールする時にソフトウェアが必要になってくると思うので、まずはDMMがその先端企業として、よりスケールしていきたいと思います。
加藤:日本全体にエンジニアリングを注入することで、いろいろハックしていきたいと考えています

日本には、エンジニアリングの企業として世界に名を轟かせる企業がまだないため、クラスターがそこにいきたいと思います。

田角:エンタメテックのグローバルカンパニーになることが目標です。

その目標をかなえるためにも、自分が最初に提案できる人であり続けけたいと思います。

 

まとめ

今回は、弊社の経営陣のイベント登壇の様子をレポートしました。

今後も様々なイベントの様子をお伝えしていきますので、お楽しみに!

 

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