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働き方に変化はあったのか? フレックスタイム制導入背景と効果検証結果!

働き方に変化はあったのか? フレックスタイム制導入背景と効果検証結果!

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こんにちは、inside編集部です。


合同会社DMM.com(以下、DMM)では2019年5月より、在籍する正社員・契約社員、約1000人を対象にフレックスタイム制を導入しました! 社員それぞれに合った働き方の構築支援を目的としたフレックスタイム制ですが、はたして社員の働き方は変わったのか・・・?

今回は、制度導入を主導した人事部の篠崎さんにお話を伺いながら、導入1か月後に実施したアンケートと効果検証の結果を公開します!

※DMMのフレックスタイム制とは
月の所定労働時間(月のワークデイ×8時間分)を自身で管理すべく、8時~11時の間で出社時間を、17時~20時の間で退社時間を従業員自身が選択する就業形態

フレックスタイム制導入の目的・背景

まず、フレックスタイム制の導入を主導した人事部の篠崎さんに導入の目的や背景を伺いました!

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人事総務本部 人事部 労務グループ リーダー 篠﨑 孝太
企画職からのジョブチェンジで労務領域でのキャリアをスタート。業務フローの構築や改善、労務施策の企画、実行等に従事。多種多様な事業が共存する当社において企画、管理、労務対応等の労務業務全般を担うチームを管轄している。

フレックス制導入にはどんな目的や背景があったか教えてください。

最近では導入している企業も多いだけに、従業員から要望が多かったというのはもちろんですが、多種多様な事業や職種が混在するDMMでは全従業員が固定の出退社時間で勤務することは難しいと以前から感じていました。そういったなかで、従業員それぞれに合った働き方を実現する就業形態はフレックスタイム制であると考えました。

人事部では「人、組織で事業に貢献する」というミッションのもと、従業員ひとりひとりが意欲と能力を最大発揮するという人材開発ポリシーを実現すべく人事施策を企画しています。フレックスタイム制の導入においても、結果として「組織の成果を最大化する」ことを目的としています。

導入前に懸念はありましたか? 

いろいろありました。例えば「出退社がルーズになるのでは?」「出退社時間がばらつくことにより、コミュニケーションコストが増加するのでは?」、「時間管理できない従業員がいるのではないか?」などが挙げられます。ですので、どうなったらこの施策は成功なのか、導入後の効果検証をしっかり行うべく、データチームと協力して企画段階からアンケート項目や効果検証方法を検討していきました。

制度を設計するうえではどのような苦労がありましたか?

本部長をはじめ事業責任者の理解を得ることですね。DMMは11本部あり、その中に約75もの部室があるので、その意見を統一し制度を設計していくことは一苦労でした。ただ、一番の根幹となる部分なので、HRBPの協力のもと、各部室長にヒアリングを実施し、そこで反対意見や懸念が出た部署についてはMTGを重ね、不明点の解消や意見を満たせるルール作りを模索していきました。

リリースに向けては、従業員全員の労働・給与に関わる制度変更だったので、認識齟齬がない状態の実現をとても重視しました。本部長をはじめとする経営層への細かな情報のインプットはもちろん、従業員へ展開する案内やガイドラインの作成、ブラッシュアップにも多くの時間をかけました。

さらには、給与計算や勤怠管理のシステムの変更も必須だったので、システム担当者と打ち合わせを重ね、大規模な設定変更にご協力いただききました。厳しい納期のなか懸命に対応いただいた甲斐あって、給与支給が滞りなくできた時は本当にほっとしました。

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社員に展開する際は、COOからのコメントとして制度の目的や期待していること、一方で勤怠管理への課題感なども周知されるようにして、経営層との意識も統一しながら進められました。

一大プロジェクトですね! お疲れ様でした。

働き方に変化はあったのか? 効果検証!

フレックスタイム制では柔軟性のある働き方ができる代わりに自身で労働時間を管理する必要があります。社員の働き方にどのように変化があったのか、導入前後1か月の勤怠状況の比較検証を行いました!

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出退勤時間には大きく変化が! 導入前は始業時刻・退勤時刻である10時・19時が出退勤のピークでしたが、グラフのとおり確かな変化が見られます。朝できていたエレベーター前の長蛇の列も少なくなったように感じます。一方で、1日の平均労働時間は8.41h(導入前)から8.44h(導入後)とほどんど変化は見られませんでした。

社員の声は? アンケート結果発表!

制度に対しての社員のリアルな声を聞くために、導入1か月後にアンケートを実施しました。8割弱が「働きやすくなった」ことを実感しており、制度への評価は上々でした! しかし、改善点もいくつか見えてきました。

<アンケート概要>
対象者:約1000名(※合同会社DMM.com所属 正社員・契約社員)
回答率:88% 

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メリットとしては、やはり「朝・夜の時間を活用して効率的に働けるようになった」と実感している人が多いようです。一方、デメリットとして「会議室の予約が取れない」や「社内のコミュニケーションが取りにくくなった」と感じている人も一定数おり、新たな施策も含めて改善の余地がありそうです。

コアタイムに関しては「適切」との回答が約半数となっており、「適切ではない」と答えた方の中では、通院や子供の送り迎えの都合で、もう少しコアタイムが短いと助かるという意見が見受けられました。

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フリーアンサーにもたくさんの回答をいただいたので、AI部の協力のもと共起ネットワークも出してみました。「感謝」という言葉を中心に言葉が広がっていて素敵ですね! 「感謝」を軸に「ありがたい」や「今後」・「継続」など制度導入へのポジティブな声があるものと読み取れます。

さいごに

社員からも好評のようですね! 

従業員の声や直後の勤怠データからも、働きやすさやパフォーマンスが向上していることを実感しており、一安心です。意思決定が早いDMMですが、企画から事業責任者、経営陣の理解を得て、制度設計/社内調整をし、制度開始まで約10ヶ月ほどかかりました。リリース後、こうして良い結果や好評を見聞きできて嬉しく思っています。

f:id:dmmlabotech:20190816105953j:plain本部長報告会の様子

フレックスタイム制は従業員の裁量や自由度が増す点に目が行きがちですが、その分、勤怠時間を自身で管理し、仕事への影響を意識するなど責任感も増すものです。その点で今後は、制度の継続ならびに、より良い就業形態の模索にとっては節度ある制度利用が不可欠になると考えています。有効的な制度利用によって従業員自身のパフォーマンス、事業成長につながってほしいと考えています。

制度は導入して完了ではありません! どんな効果があって、どんな改善点があるのかを検証して改善していく必要があります。今後もさらに良い制度にしていくために検証を続けていきたいと思ってます。

ありがとうございました!

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