DMM.comの、一番深くておもしろいトコロ。

5周年を迎える「DMM.make AKIBA」はいまどうなってる 〜村中COO×大沼DMM.make AKIBA事業部長対談〜前篇

5周年を迎える「DMM.make AKIBA」はいまどうなってる 〜村中COO×大沼DMM.make AKIBA事業部長対談〜前篇

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

2014年、メイカーズムーブメントの最中に事業を開始したDMM.make AKIBA。数々のモノづくりスタートアップを支え、送り出し続けてはや5年が経とうとしている。SaaS全盛、ITバブルも頂点に達しつつあるなか、今なぜAKIBAなのか。そして、今後どんな変身を遂げていくのか? それらの疑問を明らかにすべく、事業部長とCOOの対談を前後編に2回に分けてお届けする。

f:id:dmminside:20191122120036j:plain

大沼 慶祐(おおぬま けいすけ)経営企画室 兼 ビジネスプランニング本部.make AKIBA事業部 事業部長(写真左)
慶應義塾大学経済学部卒業。2015年株式会社経営共創基盤(IGPI)入社、戦略コンサルタントとして全社のPDCA改善や新規事業立ち上げ等のハンズオン支援、クロスボーダーのM&A支援に従事。その後、YouTuberのマネジメント事務所 UUUM株式会社に入社。社長補佐や新規メディアの立ち上げ、海外アライアンスを担当後、DMM.com入社。経営企画室にてM&Aの出資検討や新サービスの営業支援を担当後、2019年9月より現職。


村中 悠介(むらなか ゆうすけ)COO(最高執行責任者)兼 DMM GAMES CEO(写真右)
2002年DMM.comに入社。2011年に取締役就任後アミューズメント事業、アニメーション事業など多岐に渡る事業を立ち上げる。
2018年6月 COOに就任。40以上ある事業を統括。
2019年5月よりDMM GAMES CEOを兼任。

 

村中 DMMに来たのは、2018年の10月頃だったっけ?

大沼 はい。大学を卒業後、まずは新卒で経営共創基盤(IGPI)に入り、その後UUUMに入社したんです。その頃UUUMはちょうどIPOの頃で社員は70~80人ぐらいの会社でした。
村中 そこではどんな仕事をしていたの?

大沼 そこで最初は社長補佐をやっていまして、その後にメディアの立ち上げをしたり、海外とのアライアンスを立ち上げたり、グロースに関わることをいろいろやって出てきたって感じですかね。ゴリゴリといろんなことを学ばせていただきました。めっちゃ厳しかったです(笑)。

村中 なるほど。じゃあ、やっぱり下地は、ゴリゴリのところね(笑)。それでなんでDMMに?

大沼 いくつかの会社を検討していて、当初は10人ぐらいのスタートアップに行こうとか考えてたんですが、そこでたまたまDMMの話を聞かせてもらって。めちゃめちゃ面白そうだなと思いました。そのあと、市村さん(DMM.com 経営企画室長)に会って、見た目と髪型がめちゃ怖かったんですけど(笑)、出身校が一緒で、経営企画室のこれからみたいなお話を聞かせていただいているうちに意気投合しました。僕はもともと事業家として新しい事業を作りたいっていう希望があったんです。だから、たくさん新規事業だったり、面白そうなことをやっているところを自分で作っていきたいという思いと合致したんだと思います。

村中 あれ、俺、面接したよね?

大沼 はい(笑)。最後の15分ぐらいだったような…。

村中 短いね(笑)。でも、自分的にはやっぱり年齢と、何を目指しているか。そこは見てたとは思うよ。精神バランスとかコンディションって年齢によってこうあるべきってのがあって、こんな感じでいかなきゃいけないとか、どれぐらい覚悟があるかとか、それって人によって違うんだよね。

f:id:dmminside:20191122120139j:plain

(大沼さんは、この9月に、DMM.make AKIBA事業部の部長に就任されました。)

 

大沼 村中さんに会ったのが去年の10月ぐらいで、事業部長を任せてもらったのがこの9月なのでちょうど1年ぐらい。

村中 1年ぐらいだね。もともとAKIBAは亀チョク事業だったところから、ビジネスプランニング本部に引き継いだのが2月頃。引き継いでまだそんなに時間が経ってないから、事業課題が残っているのは分かっていた。その時から、やっていること自体はとてもすばらしい事業だし会社としてはやっていきたい。だから、なんとかしないといけないと思っていたんだよね。AKIBAは経営改善しながらも事業構造的にどこに課題があるのかっていうのをちゃんと突き止めきれていなかった。なので課題を見つけだすところから入り、実際に実行までやり切れる人を入れていかないと解決できないなと思った。

大沼 そうでしたね。その流れで自分が入って行って。最初は営業サポート的な感じで、営業人員がいないっていうので入ったっていう感じでしたね。サポートとして。

村中 もともと、アメリカでメイカーズムーブメントが出てきて、個人がメーカーになるみたいな、10年後にはそんな世の中がくる!みたいなところから始まってやってきているじゃない。で、今実際5年経って、ここにいる人たちはどういう感覚なんだろう? モノづくりっていうのは変わらなくて、でもここから巣立って大きいものになっていける場所として機能している感じなのかな?

大沼 そうですね。実際卒業してエグジットしたり、調達をしているところは結構あるんですけれども、特にモノづくりの文脈で言うと中長期的に見て成長させていかなきゃいけないなっていうのがかなり分かってきたところですね。例えば、SaaSが流行っていますけど、1年から3年くらいで結構成長して、Jカーブ描いてってありますよね。それがモノづくりだと、本当は10年スパンとかで見ていかないといけないのを、かなりマーケットにせっ突かれて、本来すべきではないことをしてしまうっていうことが結構あるんです。それは自分たちの事業もまさにそうだと思っているんですけども、ここでじっくりやろうというそういう場所になっているかなって思います。

村中 みんな資金調達はどうしているの。

大沼 やっぱりVC、CVCからが多いですね。DMM VENTURESが出資してる会社も3社入っています。

f:id:dmminside:20191128172346j:plain
村中 こういう場づくりって、DMMにしかできないっていう捉え方もできるよね。DMMは競合他社がいる領域で勝負かけてやっていくことも多いけど、DMM.make AKIBAはかなりファーストペンギンでやった例だと思う。だから、ゼロイチでやって、本当に結果を残せるっていうのはすごい理想だよね。今後うちの社員全員にとってもすごく良い事例にしていければと思う。もともと、こういうことをやりたい!からスタートした事業なんで、続けていくにはちゃんと事業化しようっていうところに今一度立ち戻って行こうってところだよね。そして、やりたいことを続けていく。DMMにとって必要なことだから。

大沼 そうですね。AKIBAで奮闘しているメンバーと、それこそ生々しいところから、中長期的なAKIBAのあり方みたいなところまで、結構たくさん議論は重ねているんです。そのなかで、三歩進んで二歩下がるみたいなところを繰り返しながら徐々に自分たちが本当に何をすべきかみたいなところが絞れてきていて、クリティカルなところに取り組めているという実感はありますね。結構メンバー主導で動いていて、基本的には多くのメンバーが「こういうことをやるべきだろう」とか、「こういうことはあったほうがいいね」っていうのを自主的に考えている。じゃあそれを、一緒にさらに形にしていって、調整をするとかチャレンジするというところは、かなり積極的に背中を押しているところです。


(11/28 DMM.make AKIBA 5周年イベント「THE SHIFT」開催)

 

大沼 そんななかで今は目下、11月28日の5周年イベントに向けて、皆で頑張っているところです。『THE SHIFT(ザ・シフト)』というテーマなんですけれども、自分たちが今までやってきたものに加えて、さらにコトづくりにもシフトしていくという意味合いを持たせています。なんかこうモノづくりだけではなくて、これからはコトづくりってことにもチェンジする。ただし、もともとのモノづくりをないがしろにしているのではなくて、シフトするっていう姿勢を打ち出していきたいなあと。
シフトには、変革・変化といった意味も持たせています。これは、DMM.make AKIBAが積み重ねてきた5年間をベースに今後さらに飛躍させていくための、一種の意思表明でもあるんです。モノづくり、ハードウェアのイメージが非常に強いんですけど、実際に入居されている方々のなかには、UI/UXやシンクタンク的な企業様もいたり、ひと口にハードウェアと言ってもアプリ連動もあったりと、複合的にコトづくりをしているんですよね。なので、DMM.make AKIBAも、そんな皆さんと一緒に進化している、変革していくというメッセージを込めています。

村中 ミッションも決めたんだよね。

大沼 はい。『モノづくりに新しい道を、コトづくりで新しい価値を』というミッションです。自分たち、DMM.make AKIBAが変わらずに提供し続けなければいけないのはモノづくりの環境ですが、そのうえで、新しい開発手法とかいろいろな方向性を提供していかなければいけないという価値観が大前提ですね。さらに、そこからじゃあもっと成長するためには、コトづくりにもう少し付加価値を高めていかないと事業上の採算も取れないですし、商いもできないと思っています。『モノ』と『コト』って対比構造に見られがちなんですけれども、実はとても密接に繋がっています。これまでは『モノづくり』を中心とした事業を作ることが中核にあったんですが、今は、ある事業に対して企業やVCをマッチングしたりとかそういったところで新しい付加価値を作っていきたいなっていうのが『コト』ですね。

f:id:dmminside:20191122120124j:plain

村中 そう言えば、なんか、そういうイベントがあったよね(笑)。

大沼 今月末ですので、お願いします(笑)。

村中 ああそうなんだ。くす玉とか割るの?

大沼 村中さんにも登壇していただきますよ!

村中 楽しみですね。皆さんのご来場をお待ちしています!


11/28 DMM.make AKIBA 5周年イベント「SHIFT」開催予定!!

akiba.dmm-make.com