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DMMのカルチャーを発信し、事業をバックアップするコーポレート室の役割とは?〜村中COO×飯田コーポレート室長対談〜

DMMのカルチャーを発信し、事業をバックアップするコーポレート室の役割とは?〜村中COO×飯田コーポレート室長対談〜

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DMM.comグループ全事業の広報機能を一手に担い、また、ブランディングやリスクマネジメントなど、事業を支えるバックオフィスとしても活動しているDMM.com「コーポレート室」。2019年10月で設立から1年を迎えた同部署では、今後、DMMグループの事業をどのように支え、リードしていこうとしているのか? 同部署の飯田室長と村中COOとの対談からそれを読み解く。

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飯田真吾(いいだ しんご) コーポレート室室長
1985年神奈川県海老名市生まれ。一橋大学法学部卒業後、株式会社博報堂に入社。クライアントワークとしてコーポレートコミュニケーションやPR戦略の立案・実施、官公庁の国民運動業務などを経験。途中ベトナムのNGOにおけるファンドレイジング業務への“留職”を経験。2018年8月より、DMM.com 。同10月にコーポレート室を立ち上げ、現在に至る。

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村中 悠介(むらなか ゆうすけ)COO(最高執行責任者)兼 DMM GAMES CEO
2002年DMM.comに入社。2011年に取締役就任後アミューズメント事業、アニメーション事業など多岐に渡る事業を立ち上げる。2018年6月 COOに就任。40以上ある事業を統括。2019年5月よりDMM GAMES CEOを兼任。

「DMMとは何か?」を、常に表現しつづける。

飯田:今日は私たちコーポレート室の活動紹介にとどまらず、先日策定されたコーポレートメッセージについて、また、村中さん自身の夢や野望といったお話も伺えたら嬉しいです。

村中:まず、「コーポレート室って普段は何やってるの?」と思っている社員も多そうだから、そのあたり改めて教えてもらえる?

飯田:ぜひそうさせてください。私たちの活動は、大きく4つの領域があります。
1つは、いわゆる広報業務。メディアの方とも手を取り合いながら、DMM.comの事業や人をたくさん取り上げてもらう仕事です。
2つ目は、インナーコミュニケーションの整備。会社の状況や、経営層の思いなどを透明性高く社員の皆さんに伝える仕事も担っています。
3つ目は、ブランディング領域。広報とも密接に繋がるんですけど、DMM.comグループが抱えている人や事業に、どんな魅力があって、それを社外にどう発信していくべきか日々考えています。
4つ目は、リスク対応。世間から「いい会社だね」と常に認知されるように、何かリスクやクライシスが発生した時に誠実に対応・折衝して、ダメージを少なくするリスクマネジメントの機能もあります。
この4つの領域を通じてのいわゆるコーポレートブランディング、つまり、「DMM.comグループはこういう環境で、こんな会社で、こんな人にもっと集まってきてほしい」と常に表現し続けるのがコーポレート室の役割だと思っています。

村中:どちらかというと裏方の役回りだから、なかなか社員の皆にはアピールしづらいというか、わかってもらいづらい部署ではあるよね。

飯田:はい。でも、あくまで「主役は各事業部のメンバー」という思いは私たち自身も持ってます。1つ1つの事業が目立っていくことが、結果的にコーポレートブランディングの向上に繋がるはずですし。

村中:事業や人を目立たせるという意味では、コーポレート室のおかげでかなり機能してると思うよ。自分も「なんか最近よく出てますね」と、いろんな人から言われるしね。そこはまず、この一年で感じている大きな変化かな。

飯田:ありがたいです。1つターニングポイントを挙げるとすると、4月に大手経済誌さんに特集を組んでいただいたことが大きかったです。村中さん以外にも、他の役員陣の顔や事業構成が出て、わかりやすく認知されるきっかけになったと思います。あの記事を見て「DMMって面白い環境かも?」って思ってくれる人がグッと増えた実感があります。

村中:ターニングポイントの話をすると、今年7月に作ったコーポレートメッセージも大きな動きだったよね。最初の経緯が、もう全然思い出せないけど(笑)。

飯田:村中さんのコメントがきっかけでしたよ。DMMも第二創業期というか、新しい事業がどんどん入ってきて、新しいフェーズに進んでいる、と。改めて世間に「DMMはこういう会社です」と表現するものが必要だよね、という話から始まりました。

村中:そうだったね。そこから経営陣で何度も議論を重ねて、この『誰もが見たくなる未来。』のコピーとDMM.ESSENCEができた。これは今、社内外で浸透していってると感じる?

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飯田:『誰もが見たくなる未来。』に関しての認知度は結構高いと思います。一方で、DMM.ESSENCEは行動として浸透させていかなければならないので、これからかなと思います。例えば1つめの「本気の失敗を肯定する」は、行動に転化させやすく、迷った時の判断や、業務の振り返りの際など、浸透していきやすいものだと思います。

村中:DMMは、どんどん参入していくぶん、撤退してるサービスも多いし、ある意味「失敗」をたくさん経験してきている会社なのは間違いないんだよね。でもそのプロセスでは、事業を伸ばすために打つ手が本当にもうないか、すべての局面で「本気で」考えて意思決定している。
DMMの歴史って、この本気のアクションの連続だと思う。時には止めたり縮小したりしながらも、ここまで事業が多角化して伸びてきたのは、根底に「本気の失敗を肯定する」というカルチャーがあったから。やっぱり本気で考えて取り組むことが何より重要で、その結果止めようが続けようが、本質的にはあまり関係ないんだよね。

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村中COOにとっての、テックカンパニー化とは?

飯田:コーポレートメッセージのDMM.ESSENCEには『テクノロジーとともに。』という言葉もあります。テクノロジーといえば松本CTOの存在は不可欠ですが、村中さんから見て松本さんはどんな人物ですか?

村中:そもそも、DMMでのCTOの役割ってすごい難しいと思ってる。見ないといけないプロダクトがたくさんあるし、技術的課題も多い。エンジニアの人数も多いから、マネジメントももちろん大変。そんな状況で松本CTOが入ってきてくれて、すごく助かってるよ。

飯田:確かに、他の会社でCTOとして求められる役割とは全然違いますよね。

村中:彼がすごいなと思うのは、きちんとビジネス視点も併せ持っていること。俺はエンジニアの専門領域の知見は少ないけど、松本は両方持ってるから強い。

飯田:昨年ジョインした松本CTOに比べ、村中さんは社歴も長いですが、松本CTOの掲げる「テックカンパニー化」については、率直にどう感じてますか?

村中:DMMって、もともと理不尽なことが少ない合理的な会社だと俺は思ってて。その傾向が強まって、より論理的に分析しながら事業に取り組んでいく会社になっていくんだろうなと感じているよ。
振り返ってみても、うちって最初はレンタルビデオ店から始まって、次にDVDをやって、そこから配信に行って、他にも増やしていって。例えば、DVDが主流事業の時に「これからは動画配信やるぞ!」って、思ったとしてもなかなか全社的に実行できない。

飯田:確かに。それができるのって、会長の存在が大きいんですかね?

村中:会長のもと、合理的な会社としてのガバナンスが効いてたってことだろうね。俺たちは、会長が作ってきたその風土を壊さないように、継承していかないといけないなと思ってるよ。

飯田:そう考えると、テックカンパニーとして今やろうとしていることって、今までDMMがやってきたこと、大切にしてきたことの延長線上にあるんですね。それにより「再現性を与えていく」っていう松本CTOが目指す方向性も、DMMの新たな強みになっていくんだなと思いますね。 

 常にアンテナを張って、情報をストックする

飯田:DMM.ESSENCEのなかで、僕が村中さんらしさを一番感じるのは『好奇心を忘れない』ですね。職業柄、いろいろな分野に好奇心を持って日々仕事されていると思うんですけど、これができる人って結構少ないと思っていて。

村中:考える量ってめちゃくちゃ大事だと思っているんだけど、自分の場合、どんなことでも一瞬で興味が持てちゃうんだよね。例えばコーヒーを飲んでるとして、「このコーヒーは誰がどうやって作ってるんだろう? どうしてメニューによって価格がこれだけ違うんだろう? そういえば、あそこで広告を見たな...」と、もう無尽蔵に考えちゃう。

飯田:身の回りの光景に常にアンテナを張って思考できているかどうか。それが仕事にもジワジワ影響してくるってことですよね。

村中:そう。あとはそのアンテナを張って得た情報を、きちんとストックして自分のものにしていくことが大事。ちょっと毛色の違う話だけど、例えば行きたいレストランを見つけた時、おれ全部GoogleMapsでピンを打っているんだよね。

飯田:それ見ました! ハワイのホノルル市内に、ピンがぶわーって落ちてて。「次に家族を連れて行った時に、ここ行こう!ってすぐ言えるじゃん」って、そう仰ってましたよね。

村中:うん。移動中にスマホで得た情報や、会食で人から聞いた情報とか、レストランに関しては全部GoogleMapsにストックしてる。それでこの話には続きがあって、ストックした情報からいつ何を取り出すのかも大事なポイントだと思うんだよね。

飯田:どういうことですか?

村中:例えば、ご飯を食べに行くにしても、一緒に行く人が誰なのか、その前後で相手はどこに行ってるのか、前の日には何を食べてるのかと、いろんな要因によって行くべきお店は変わるよね。そういうふうに、状況に応じてその場で臨機応変に決めて提案する。

飯田:それはすごいですね...。村中流接待術を垣間見た気がします。

村中:そういう幅広い提案も、膨大なストックがないとできない。普段から身の回りの情報に敏感になって、しっかり溜めていきましょうって話だね。もちろんレストラン情報に限らず、いろんな情報にアンテナを張ってストックしていく習慣が付けば、仕事にも良い影響が絶対出てくるはず。うちの社員にも、ぜひ意識して行動してみてほしいな。

飯田:DMM.ESSENCEの『好奇心を忘れない』ってフレーズには、そんなメッセージが込められていたんですね。

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『ちゃんと稼ぐこと』の真意

飯田:DMM.ESSENCEのなかで、DMMらしさを感じるフレーズは『ちゃんと稼ぐこと』ですかね。当たり前ですけど、事業として展開する以上はしっかりと収益性を求めるというか、「まず稼いでから」みたいな空気感は全体的にあるかなと思います。

村中:『ちゃんと稼ぐこと』って、実は「何を稼ぐか」は明記してないんだよね。もちろん多くの場合それは「お金」なんだけど、それだけじゃないよと。会社としての知名度も取引先からの信用も、転職市場からの評価も世間からの信頼も、そしてお金も、全部ひっくるめて会社として「稼いでいこうよ」というメッセージだと思っている。

飯田:なるほど。

村中:一社員にとっても同じ話で、給与以外にも稼げるものってたくさんある。経験や周囲からの信頼に、社外のネットワークとかもそう。どこにフォーカスを当てるかは自由だけど、「何かをしっかり稼ぐ」というメンタリティはぜひ持ってほしいなと思う。

飯田:そういう意味では、DMMっていろいろなものが"稼ぎやすい"環境ですよね。

村中:そう思うよ。実はチャンスが周囲にゴロゴロ転がっていて、頑張ってチャレンジしてみたら、気が付けばいろいろなものが稼げていて身に付いてるよねっていう展開はすごくあると思う。

飯田:確かに。改めてDMMの社員、そして未来のDMM社員に向けてメッセージを頂けますか?

村中:これからの時代、どの会社も絶対壁にぶち当たっていくと思う。激変する市場に、世代交代の波、組織の硬直化など、いろいろな課題が今後も予想される。そんな時代にあって、DMMは若い人のチャレンジを積極的に応援して、事業を通じて課題を乗り越えていきたいと思っている。ビジョンに共感してくれた人は、ぜひ採用ページを見て連絡して下さい。
今の社員に対しては、変化を恐れず、このまま引き続きどんどんチャレンジしてこう!って感じかな。