こんにちは! DMM新卒採用チームです。
DMMの新卒が今どのように活躍しているのかを紹介していく連載企画「DMM新卒の今」、第4回は2017年に入社した山田 一慶さんです!
▼過去の連載記事はこちら
#1:DMM新卒の今~VR領域での新たな挑戦~
#3:DMM新卒の今 #3~Androidチーム全体のパフォーマンス最大化に向けて~
学生時代について
どんな学生時代を過ごしていましたか?
大学では経済学部・経済学科に所属していましたが、好奇心が強く、学部とは程遠い脳や生理学の分野の研究をしていました。
例えば「人混みで疲弊した」とか「電車の中でスマホの電波が切れた」など、日常のよくある場面を切り取って、「脳の血流の状態」や「皮膚の汗の具合」からどれくらいストレスを感じているかを測定し、解決策の提案・仮説検証を繰り返していました。
また、経理財務の専門職なので、学生時代から会計・ファイナンスの勉強を専門にしている人ばかりだとイメージされがちですが、そんな人ばかりではありません。実際に私が経理財務・会計の勉強を始めたのは内定を頂いてからで、簿記3級の勉強から始めました。大切なのは、今知識がなくてもこれから勉強していこうという意欲と熱意だと思います。
DMMに入社した理由はなんでしょうか?
投資がテーマで、実在する人物が登場する漫画”インベスターZ”に、DMMの創業者である、亀山会長が取り上げられているのを見たのが、DMMに興味を持ったきっかけです。
事業が多岐に渡っているため、経理業務を淡々と処理するだけではなく、いろいろな業種の経理財務業務の経験を積めると考えたこと。新しい分野への投資が積極的なので、仕事を任せてもらえる機会にも恵まれていると考えて、入社を決めました。
あとは大きかったのが、会社の雰囲気と私の性格が合っていたことです。
「何かあればとりあえずやってみる」というチャンレンジ重視な性格なので、そういうカルチャーの会社のほうが良いなと考えていました。実際に職場には私よりもチャレンジ精神旺盛な人がたくさんいますし、経理財務でイメージしやすい「リスク回避を優先した非常にきっちりした性格」ではない自分でも働けて、多様性に富んだ職場だと思います。
DMM入社後
入社後の業務について教えてください。
2017/04~2017/05:DMM.com・グループ会社2社の経理業務
入社した当初は、部署の先輩や上司のもとで契約書や請求書の見方、会計システムの使い方、仕訳の切り方など、基本的なところから教えていただきました。
2017/06~2018/05:旧DMM.comラボ(現在はDMM.comに合併)・グループ会社3社の経理・税務
基本的な部分を理解できるようになったところで、当時、ゲームやシステム開発を行っていたDMM.comラボというグループ会社を担当しました。
経費の処理や、支払業務などの基本的な実務経験を積みながら、同時並行で、自分が行っている経理処理の根拠を会計基準や税法から調べたり、先輩に質問したり、専門的な知識を身に付けていきました。
当時は、IT業界では当たり前に登場する「AWS」や「Azure」などの意味が分からずに困ったり、意味が分かったところで、どのような処理をすれば良いのかが分からなかったり、とにかく右も左も分からない状態でした。しかし、自分で勉強したり、先輩や上司へ相談したりして少しずつ経験や知識を身に付けることができました。
日常業務や知識がある程度身に付いてきた段階で、海外事業を扱っている会社も1社担当しました。それまで部分的に行っていた経理業務から、税金の納付、顧問税理士とのやり取り、決算業務など、経理業務全般を経験しました。この時は、英語の契約書に苦戦しましたし、現地の担当者との情報共有が上手くできずにあたふたしたこともありましたね。
初めて行う業務ばかりで不安もありましたが、分からないことがあれば、上司や周りのメンバーが助けてくれるので心強かったです。
2018/06~:DMM.com(各事業部・システム関連部署・マーケティング関連部署)の経理・税務・社内の業務改善など
現在はDMMグループの中心となるDMM.comを担当しています。
これまでと異なり、事業規模も大きく、金額も大きなものばかりで、合併や事業譲渡、新規事業の対応などを担当することもあります。最近ではDMMのMVNOサービスの事業譲渡の処理に関わりました。
入社数年で、ニュースでも取り上げられるような案件に携われる機会に恵まれたことには感謝していますし、DMMならではの経験だと思います。
現在の業務内容について教えてください
現在の業務は大きく2つあります。
1つは、日々の経理業務から、経営者層へ財務情報を適切に提供することです。
経理の基本的な業務には、会社のお金の流れを会計帳簿に記録する”記帳”があり、その情報が積み重なって会社全体の財務情報となります。
私を含め、現在同じ部署にいるメンバーは、担当している事業や案件ごとに記帳に関わる業務を行っていて、各メンバーが記帳した情報を元に、上司やチームリーダーなどが数字の推移を確認します。その後「この事業部の費用が前月と比べて倍になっているのはなぜか?」など、発見した疑問点や問題点について、チーム内で調査などをして1カ月の数字をまとめるというのが大きな流れです。
ここで確定した数字は、対外的には税務署などの行政に提出する資料となりますし、社内的には、各事業の業績を判断する指標になります。毎年DMMグループでは、事業の将来性などを判断する事業監査が行われますが、事業監査が行われる直前の2月~3月などは、CFO室と呼ばれる事業部の経理財務のフォローを行う部署の方から
「この数字は何ですか?」
「この処理はどういう意味ですか?」
という質問をいただくこともあります。
DMMグループに所属する多くの方にとって重要な情報を扱っているため、日々、責任を感じながら業務を行っています。
もう1つは、各事業で問題が起こった時や新しい案件が始まる時に、会計的な側面でサポートすることです。
その際、税務上の問題点や、どのような会計処理をするのかを考えます。例えば「この取引に消費税がかかるか、かからないか」、「契約や商流にどのようなリスクがあるのか」、「どのタイミングで売上や費用を計上すべきか」などを考えていきます。
流れとしては、個人やチームで状況を取りまとめて、上司の確認を受けて「この取引はこうした方が良いですよ」とか、「このスキームで問題ないです」と助言をして事業部の活動を支援するという感じです。
1日の仕事の流れ
※平均的な日について書いています。
入社後の「挑戦・失敗」を教えてください!
まずは失敗したときの話からします。
私が入社してから1年にも満たない頃の話です。
私の部署には銀行口座からお金を実際に動かす権限が与えられており、私にもDMMグループ内の担当会社の銀行権限があります。
ある月末に、社外からの請求書をまとめて処理し、支払い業務を行ったのですが、翌日以降、社外から「送金されてきたお金は何の代金でしょうか…?」という問い合わせが何件も入ってきたため調査したところ、関係ない取引先へ誤って支払いをしてしまっていたことが発覚しました。
その後、他部署の担当者が先方に謝罪をしたり、先輩が顛末書を書いたりしてる姿を目の当たりにしました。自分が携わっている業務が「DMMの信頼に関わる」とても責任のある仕事だということを痛感した失敗談です。
挑戦のエピソードとしては、私は入社1年~2年目にかけて、海外事業に関係しているグループ会社を担当し、大型の買収案件の処理にチャレンジすることになりました。
実際に取り掛かり始めると、
全体的な商流は?
会計処理はどうする?
税務上の問題点は?
資本の動きはどうなっている?
などなど、確認事項がたくさん出てきました。
自分なりにネットなどで調べてみたのですが、海外との特殊な取引なので、求める情報はなかなか出てきませんでした。そんな時に、上司から「国会図書館に、それに関連する資料があるはずだよ」とアドバイスを受け、実際に国会図書館へ赴き資料を調べたりもしました。
自分一人で全てができたわけではありませんが、上司や海外事業を担当している人にも助けてもらって、最終的には買収案件の処理を滞りなく遂行することができました。
最後に・・・
今後の目標や展望を教えてください。
会社の成長をサポートできるような、適切な環境づくりに貢献していきたいです。
現状、会社がどんどん成長していくなかで、バックオフィス側が対応しきれていない部分があります。各事業部は事業を拡大させるためにアクセル全開で進んでいくので、それに対して適切なサポートをし、必要な時には逆にブレーキも効かせられるよう、今後も経験を重ねながら、自分にできることを増やしていきたいと思っています。
山田さん、ありがとうございました!
新しいことが好き、商売が好き、技術が好き、エンタメが好き、人間が好き(人間の基本的な欲求や本質に興味がある)、自分の好きにいろいろやってみたい、挑戦し続けたい人はぜひ一緒にDMMを盛り上げていきましょう!
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