はじめに
こんにちは。DMM.go主催の石垣雅人(@i35_267)です。 普段はDMMのサービスで利用されるプラットフォーム基盤のプロダクトオーナーをしております。
さて今回は、5/15(金)にDMM GroupにおけるGoの勉強会として開催した「DMM.go #2」について、当日の様子や登壇内容をお伝えしたいと思います!
また、初めてのオンライン開催だったため、どういった流れで実現したかのノウハウについても御紹介していければと思います。
当日の様子
まだ、当日参加できなかった方はYouTube Liveのアーカイブもまだございますので、ご興味あればご覧ください。
オンライン開催の流れ
では、どういった構成でオンライン開催を実現したかを述べていきます。
構成としては、「YouTube Live x Zoom x Slido」です。
配信の方法としては、YouTube Liveを採用しました。
オンライン開催ということでたくさんの方に視聴してもらうことを前提に設計していましたが、他の選択肢としてはZoom ウェビナーを使って参加者だけに配信URLを配布するといったやり方も考えました。しかし、弊社で取得しているライセンスの関係上、Zoom ウェビナーでは500名以上の参加が難しかったことから、参加人数のスケール面を考えて、今回はYouTube Liveを採用しました。
YouTube Liveの配信方法としては、Zoomを使うことで比較的簡単に配信が可能になります。用意が必要なのは以下の2つです。
- Zoomの有償アカウント
- YouTube Live用のGoogleアカウントと配信用チャンネル
また、今回はZoom ウェビナーを使わずに通常のZoom経由でのYouTube Liveを行いました。
そして、当日の質問事項などは、Slidoを利用しました。登壇中に参加者から質問を投稿してもらい、登壇後のQ&Aの時間に登壇者が回答するという流れで行いました。
登壇時の流れと注意点
上記の構成の際でイベントを行なった場合の登壇の流れについて御紹介していきます。
とても大事になるのは、音声の切り替えと画面の切り替えのタイミングです。
今回の構成でのオンライン開催の場合、少なくともYouTubeとZoomの画面と音声が同時に存在することになりますが、基本的にYouTubeの音声については全員オフを心がけました。理由としてはZoomとYouTubeの音声のタイムラグがあることから、両方の音声を付けていると混乱するためです。
さらに登壇時には、「今、誰の画面が共有されるべきで、誰の音声が聞こえるべきか」や、逆に「誰の画面と誰の音声が共有されているべきではないか」を注意する必要があります。
特に音声については、登壇者以外の声が入っていてはいけないため注意する必要があります。画面 / 音声の操作は、基本登壇するメンバー自身で行うようにしました。
流れとしては以下のようにとてもシンプルです。
- 登壇する人以外は、音声をオフ
- 登壇する人は、画面を共有(前の人から上書きする形)し、音声をオンにする
図解すると下図のような形です。
参考
ZoomとYouTubeを利用したオンラインイベント開催について|あきなま|note
懇親会ツールは、Spatial.chatを採用
そして、今回もうひとつのコンテンツとして、Spatial.chatオンライン上で懇親会を行いました。
特にアカウント登録などは不要で、URLを踏めば誰でも参加が可能になります。Spatil.chatの使い方として下の2つで説明できます。
- アイコン同士が近づくと声が聞こえるようになります。
- 逆にアイコン同士が遠ざかると声が聞こえなくなる。
これによって、よりリアルな現場と同じような環境をオンライン上で再現できます。 また、仕様としてブラウザ画面や動画も共有できるため、今回は登壇者ごとにテーブルを用意することで発表時では聞けなかったことを詳しく聞ける場を用意しました。
リアルでもよくある「あそこのテーブルにはこの人がいる」といった情報や「少し近づいてどんなことを話しているのか聞く」といったことが可能になります。
反省点
一方、今回は特に問題もなくイベントも終了しましたが、一方で反省点もありました。
- ツールが多くなるため運営側の操作が複雑になる
- 参加者の勉強会に関するコメントが分散する
1つ目のツールについては今回、YouTube / Zoom / Slido / Spatial.chatの4つがありました。それぞれで必要となる操作やタイミングが違ったため、リハーサルをしっかり行わないと混乱する可能性がそもそもありました。 また、2つ目にも繋がってきますが、参加者側から見てもYouTubeのコメントやSlidoでの質問、Twitterのハッシュタグでのつぶやきなど、感想やコメント、質問を異なるツール場で行わなければならず、その集約ができていない状態でした。
これらの反省点については、ツールごとのメリデメ両方があるため、イベントの趣旨やコンテンツによって適切なツール選択を行うのが良いかと思います。
以上が、オンライン開催のノウハウでした。
この後は、イベントレポートを紹介していきますが、今回は、DMM GroupのうちDMM.com、EXNOA(DMM GAMES)から合計3名の方に登壇していただきました。
では1人ずつ紹介していきます。
本田 雄亮「Goa使ってAPIサーバ開発してみた」
トップバッターは、DMM.goの主催者の1人でもあるDMM.comの本田さん(@yyh_gl)です!
Goaを使ったAPI開発とドキュメントとコードの乖離をいかになくすかのお話でした!
岡崎 翔悟「Goとクリーンアーキテクチャ」
続いては、EXNOAから岡崎さんの登壇です。
Goでどのようにクリーンアーキテクチャの思想を活用しているかについてのお話でした!
潮平 諒也「2万rpsを処理する行動ログ収集システムをGoで作った話」
最後は、DMM.comから潮平さんの登壇です。
DMMの行動ログ収集システムをGoで作り2万rpsを処理したお話でした!
おわりに
DMM.go #2と題して、オンライン開催をしましたが、400人以上に御応募いただき、おかげさまで大盛況のうちに終えることができました。 この勉強会は今後も数ヶ月おきに継続開催する予定です。Goコミュニティーの貴重な場として、次回もぜひご応募していただければと思います!
最後にDMM Groupでは一緒に働いてくれる仲間を募集しています。ご興味のある方はぜひ下記募集ページを御確認ください!