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新規事業開発をする人材を育成! DMM STARTUP STUDIOに迫る

新規事業開発をする人材を育成! DMM STARTUP STUDIOに迫る

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DMMには新規事業を立ち上げるための考え方などが学べるDMM STARTUP STUDIO (以下、DSS)という社内プロジェクトが存在します。運営が管理するコミュニティー(slackチャンネル)には600名を超える社員が参加しており、大きな関心を集めています。

今回はその運営の2名にプロジェクトの内容や今後の展望などをインタビューしてきました。 

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中塚 祐太郎(なかつか ゆうたろう)
COO室

2019年3月までは、株式会社葵(2017年にZ会グループへイグジッドしたEdtech系企業)でCOOとして事業推進を行う。2020年4月にDMM.com入社。

安倍 仁士(あんばい ひとし)
人事部 人材戦略グループ 育成推進チーム

2014年 WEBエンジニアとして入社。既存事業・新規事業立ち上げの開発リーダーを経験。社内公募制度にて人事へキャリアチェンジ。DMM全体の組織開発・人材開発施策に従事。

 

DSSとはどのような取り組みでしょうか?

中塚DSSは『新規事業を学ぶ場』というコンセプトで実施している社内プロジェクトです。新規事業を作る際の考え方などを学ぶコミュニティーという立ち位置になります。

運営のメインはCOO室の私と人事部の安倍さんで、発信はコーポレート室と協力している部署横断のプロジェクトです。プロジェクト自体は去年の10月から第一期DSSとして始まり、私が入社して今年の7月からは第二期DSSの運営を引き継いでおります。

安倍:基本的にはプロジェクトの主幹がCOO室で、実施内容のカリキュラムの作成と運営サポートなどは人事部が進めています。現在コミュニティーに参加している社員が600人以上と多く、部署を問わず参加していただいているので、そういった参加者のデータ一括管理みたいな部分もサポートしています。

DSS立ち上げのきっかけは何だったのでしょうか?

中塚:きっかけとしては、去年、新規事業の社内コンペを実施している際に、DMMにはアイデア自体を持っている人はたくさんいる反面、そこから事業がなかなか立ち上がらないという課題を感じたことでした。

また、DMMの事業数が増えていくにつれ、事業の仮説検証をできる人たちが必要となってきたので、「新規事業のアイデアの質を高める、ナレッジを学べる場所」を作るべく、今年の7月からDSS第二期としてコンセプトを大きくリニューアルし、運営しています。

安倍:自社内では既存事業に携わる人のほうが多く、そもそも新規事業に関われる機会が少なかったという背景もあります。なので、このプロジェクトはその部分を疑似的に体験できるというか、育成・教育の機会を提供していくことで、事業運営の人材を育成できるような取り組みとなっています。

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DSSのこれまでの取り組みや実績を教えてください。 

中塚:大きく2つありまして、1つがオンラインセミナーの実施です。DSSのSlackチャンネル上では、社員誰でも受講できるオンラインセミナーなどを実施しています。今年の7月と12月には新規事業の立ち上げ界隈では有名な外部講師の方をお呼びして実施しました。

2つ目はDMM BizDev BootCamp(通称DBB)と称して、事業を成長させていく取り組みを学ぶための短期集中講座を今年の8〜10月の約2カ月間で実施しました。

プログラムは大きく2部構成となっており、Program1では「事業計画の作り方」を学ぶセミナーやワークショップを行い、Program2は「事業開発に必要なリーダーシップ」を学ぶ内容となっていました。

Program1は講師に「新規事業のプロ “守屋 実”氏」をお呼びし、Program2はCOO室の古波鮫大己氏が講師として登壇しました。

参加者からの反響や、その後の変化などは感じられましたか? 

中塚:まずDSSの場合、セミナー実施後のアンケートを見ていると、単純に講演内容の良し悪しに触れている以外に、外部講師の方の話に対する学びや気付きを自分なりに咀嚼して吸収しているコメントが見受けられました。

また、既存事業の運営にもかなり関わるところがある内容だったと思うので、少しでも普段の業務にも役立ててもらえればとは思います。

DBBに関しては、30人の参加者全員と面談もあれば、グループワークも実施するなど濃い内容で取り組んだのですが、参加者の方々の気付きの観点や、仕事に対するスタンスがすごく前向きに変わったと感じる参加者が多かったと実感しています。 

ちなみに、どういう職種やポジションの社員が参加しているのですか?

安倍:グループ会社も含めて会社・所属の関係なく、幅広く参加してもらっています。職種で言うとエンジニアと企画営業の方々でほぼ半々くらいを占めていて、事業の運営の方や、法務などバックオフィスの方々も参加しています。また、プレイヤーだけでなく部長クラスのマネジメントの参加もあって、入社歴も1年未満の人から入社10年以上の人まで、とにかく幅広く参加いただいています。

プロジェクトを運営での悩みや、苦労した点は何でしょうか?

安倍:コロナ渦という点で一番苦労しましたね。最初からリモート開催を余儀なくされたので…。当時はオンラインでの運用ノウハウがなく、使うツールや事前のすり合わせなどに頭を使いましたね。

中塚:私が入社したのは今年の4月だったんですけど、いきなりのフルリモート業務で、出社したこともないのに社内プロジェクトの担当になり、最初は戸惑いましたね(笑)。

そんななか、まず始めたのが、DSSのslackチャンネルにもともと参加している方々へのヒアリングでした。社内の雰囲気も分からず、私よりも前回のDSSに詳しい方々なので、そのあたりの事情から聞いていきました(ご協力いただいた方々ありがとうございました)。

また、オンラインでのグループワークの運営も結構大変だったなと思いますね。Zoomのブレイクアウトルームなどを活用しつつ、日々手探りでの運営でしたが、学びの場としてより良い気付きが生まれるように心掛けて運営していました。

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セミナーの様子

 

最後に、今後の展望をお聞かせください。

中塚:現状だとやはり事業開発をしていく人材が足りてない、という課題感が一番大きいので、そういう人たちをDSS、もしくはDBBのなかで増やしていきたいです。なので、定期的にDSSのslackチャンネルでは広く学びの場を提供しつつ、DBBではもう少し深い内容を提供していけると良いですね。

あとは、将来的にこのプロジェクトから事業責任者や経営人材が生まれてくれると非常に嬉しいですね!

安倍:これまでの社内勉強会やセミナー登壇を見ていて、私はDMMには「アイデア持っている人よりも事業を膨らます人のほうが多い」と感じています。いきなり自分で事業をゼロから作るのは難しいですが、DMM内で生まれていく事業に対して一緒に熱狂できる人を増やしていくのも、今後のプロジェクトの動きとして面白いかなと思っています。

中塚ある外部講師の方が以前「事業をどれだけ自分事化できるかが大事」という事を仰っていました。「自分のアイデアじゃないから自分事化できない」ではなく、新規事業だろうが既存事業だろうが人のアイディアだろうが関係なく、事業を自分事化できる人が増えると嬉しいです。