はじめに
今年も3ヶ月半に渡るDMMの新卒技術研修が始まりました。
DMMに新たに加わったトップエンジニアも講師として参画し、運営には昨年の技術研修参加メンバーも加わって、昨年よりも一段と内容の充実した研修になっています。
技術研修の目的
DMM.comは多くの事業があり、開発職も多くの事業に関わっています。自身の成長のためには、専門性を高めつつ事業やプロダクトの成長のために広範な知識が必要とされます。
この技術研修のコンセプトは、「プロダクト開発に必要な技術」を知り、自身の「知識の地図」を作ることです。この研修を通じて、実際の開発現場で立ち向かう課題の解決方法を養います。
今年の技術研修の特徴
CTO/VPoEからのメッセージ
研修開始にあたって、CTOの渡辺とVPoEの大久保より激励のメッセージを頂きました。
「DMM Tech Value」にある「Motivative」や「Attractive」の「-tive」がどういう意味を持つ言葉なのかを考え理解することで、その意味をより深く知ることができるように、物の本質を理解できる人、大事にする人を目指してほしいです。人生におけるTipsというのをこれから3ヶ月の間にたくさん先輩に聞いて、そして大きく育ってください。 - CTO 渡辺 繁幸
「今の知らないっていう状態がどういう状態だったか」というのを覚えておいてください。この先いろんな人と仕事をしていくなかで円滑に仕事を進めるために意識してほしいです。いろんな人と話して、いろんな気付きを得てください - VPoE 大久保 寛
昨年との変更点
今年度は昨年の振り返りも考慮し、新たなコンテンツを導入しました。
・GCP:AWSとの違いや双方のメリットなどを知るためのコンテンツ
・認証認可:プロダクト開発時、当たり前に実装される認証機能の理解を深めるためのコンテンツ
また、先輩エンジニアからの推薦もあり、研修中の課題図書として以下の書籍を学習します。
カリキュラムとスケジュール
研修のカリキュラムは以下のとおりとなっており、プロダクト開発に関わる多くの知識を盛り込んでいます。
スケジュールは例年同様、以下の流れで実施していきます。
オンライン研修の特徴
昨年はコロナ禍で急遽オンライン研修になり、運営面やコミュニケーション面で多くのオンライン講義に関する気付きがありました。今年は昨年受講生だった20新卒エンジニアを運営側に迎えて、運営面やコミュニケーション面の改善を図りました。
主な改善点
・在宅環境下でも容易にコミュニケーションが取れるよう、自由に利用できるDiscordサーバーを構築
・オンライン講義ガイドラインを整備し、オンライン研修で難しい「理解度把握」「出席確認」などをツールや仕組みでカバー
最後に
20新卒で新卒研修運営に参加している富永と大木です。
2年目となる完全オンライン研修は、昨年度から改善と改修を加え、 よりグレードアップしたものとなっています。
初めて学ぶことも多く苦労することもあるかと思いますが、この新卒研修が幅広い技術領域を獲得するための一助となれれば嬉しいです。
勘の良い皆さんはお気付きかと思いますが、研修のチームは皆さんの技術領域を考慮したものとなっています。お互いに教え合うことで、より充実した新卒研修になると思います。
研修に携わる我々一同、皆さんにより多くのことを学び取ってもらえればと願っています。
研修講師・運営陣で、新卒エンジニアの成長を全力で支援していきます!