こんにちは!DMM inside編集部です。
突然ですが皆さん、DMMには様々なサークルや同好会があることをご存知でしょうか? どれも私たち社員の交流やレクリエーションを目的に幅広いジャンルで活動が行われているものですが、今回はそのなかからちょっと珍しいボードゲームサークルをご紹介させていただきます。ウワサに聞くDMMの『肉食プレイ』とはどんなものなのか、そして、ゲームで得るスキルが業務でどのように役立つのかなどなど、サークルのリーダーである東田さんが語ってくれました。
こんにちは、東田さん。早速ですが、DMMのボードゲームサークルについて教えてください。
DMMの事業所が元々恵比寿にあった頃、ボードゲームが好きな2015年の新卒が社内交流を目的に始めました。最初は帰宅前などに社内の隅でやっていたものが、徐々に興味を持つ人が集まっては様々なボードゲームを持ち寄るようになり、本格的な社内サークルの形になりました。途中、六本木への事業所移転の際に様々な事業所のメンバーが合流して、今では60名を越える大所帯になっています。
メンバーにはどのような人がいるんですか?
エンジニア、ディレクター、デザイナー、人事など職種は多岐に渡り、部署を越えて、知的好奇心に溢れた人の社内交流の場になっています。
活動はどのくらいの頻度で? 主にどんなボードゲームを楽しんでいるのでしょうか?
毎週木曜日に定期的に活動しています。ポーカー(テキサスホールデム)をメインに、ゴキブリポーカーやワンナイト人狼、ときにカタンやカルカソンヌなど、様々なゲームをやっています。ボードゲームは1ゲーム30分くらいのものが多いので、気軽に楽しめるのがポイントです。
そのほか、活動は社内にとどまらず、隔月で開催されているIT企業交流ポーカー大会にも毎回参加しています。他企業の方もそれぞれ企業色の強いポーカースタイルを持っているのですが、私たちも「DMMの肉食プレイを見せつけよう!」という強い気持ちで挑んでいます。
肉食プレイ!? 実は今回のインタビューの準備のために周囲に話を聞いていた時に、その単語はウワサで聞いていたんです。どんなものなんでしょうか、それは?
私自身は一年ほど前、IT企業同士で行う交流ポーカー会に誘われたのがきっかけで、そこで初めてポーカーに触れたんですが、今では毎回その会に参加するほどになりました。私も含めてDMMの社員には独特のポーカースタイルがあって、他企業からは「アグレッシブなDMM」と呼ばれているのですが、それを自分たちでは「DMMの肉食プレイ」と称しているんです。
少し専門用語が多くなってしまいますが、積極的に場に参加して頻繁にゲームチップを釣り上げる『ルーズアグレッシプスタイル』のプレイヤーがDMMには圧倒的に多いんですよ。あとは、ノリでオールイン(※手持ちのゲームチップを全て賭けること)して、その場で勢い良く敗退する部員がいるのも、自分たちの特徴かもしれません……。と、言ったあとでは説得力のない話になってしまいますが、ポーカーにおいては冷静さが大事な要素になりますね(笑)。
なるほど(笑)。
ポーカーは確率論のゲームなので数学的な素養がある人はやはり強いのですが、一方で、手札の情報が公開されない不完全情報ゲームであることから、相手の表情や仕草をしっかりと観察する必要があります。なので、社内のサークルではとくに、ポーカーで相互理解が深まる機会になっているように思いますね。
それに、DMMは個人の裁量が大きい会社なので、ビジネスでは自主的に動くアグレッシブさを求められますが、そこでも不完全な情報のなかで冷静な判断をしなくてはなりません。そういう意味では、アグレッシブにプレイしながら冷静にロジカルな判断を下せるようにゲームの研究を日々重ねていることが業務に生きる場面もあると思っています。
こうしてお話を聞いていると、「意外と」と言っては語弊があるかもしれませんが、日頃の業務に還元できることも少なくないんですね。ちなみに、DMMチームは大会で優勝したことはあるんですか?
実はまだDMMで優勝経験のあるプレイヤーはおらず、実績は入賞レベルに留まっています。でもだからこそ、考察を繰り返しながら練習する粘り強さにつながっていますし、DMMチームでトーナメントを優勝する目標に向けて、大会の前は自然と練習にも業務にもハリが出ます。あ、それと、会社の経費でラスベガスの本場のポーカーをという密かな目標もあります(笑)。
今後勝つためにはどのように練習していますか?
練習ではディープラーニングを駆使して、各自の癖を学習させることで、本番で癖が出ないように練習しています。またVRを駆使して、実際の大会環境をシミュレートすることで、本番で緊張せずに本来の力を発揮できるようにしています。
...など言えたらかっこいいのですが、全て冗談で、実際はもっと地味な反復練習です(笑)
主に大会後に自身のプレイスタイルにどのような弱点があったか、ヘッズアップで挑んだ相手がどのようなハンドを持っていたかなど、毎回KPTで反省会を行っています。
ポーカーの戦略本を共有しあったり、実際にプレイしている際にお互いの手札を見せあってハンドレンジを考察し合うなど、毎度趣向を変えながらポーカーに関する研究をしています。
いいですね(笑)。最後に、今回の異色の記事の締めとして、せっかくなのでポーカーをプレイするうえでのアドバイスをDMM insideを読んでいる皆さんに送っていただけますか?
カットオフからのレイズ、さらにザ・ガンレイズ、ブラフに負けないオールイン! そして何より、アグレッシブにポジティブに、楽しくプレイすること! 攻撃は最大の防御です!