そのお面。おもしろさってそういうことなんですかね……
フルカラーの3Dプリントです。出力時に色が出てるんで一発でこれが出てきますね。
すごい、お手製なんですね。
といっても僕自身が作ることはないんです。
3Dプリント事業部に来るまでは詳しく知らなかったんですが、使っていただいてるお客様に話を聞いたらそのすごい世界に納得。
衝撃でしたね。
1.ロケットの部品を作る人もいるからおもしろい
衝撃…後ほど聞かせてください。そもそも3Dプリントの会社って世の中にたくさんあるんですか?
国内には大小さまざまあります。DMMは会員の登録者数だと20万人超えてるんで1位。3Dプリント受託サービスの売上高では業界で4、5番目ぐらいにはなってきます。
上位企業は法人向けばかりなんですが、DMMは個人と法人の割合だと個人がぶっちぎりで多く、個人向けの国内市場ユーザーシェアは1位です。
個人に強い理由ってなんですか?
気軽に注文できるんですよね。
我々のサービスってモデルデータをアップロードするとすぐに造形価格が分かるんです。
他社サービスは営業から連絡が来て見積もりが来て…大体3日ぐらいかかるんですよ。
その時間の差は大きい。あとは価格も競合と比べて3分の1から5分の1ぐらいでやってるんで。
見積りのかったるさがないのはいいですね。法人でもそうなんですか?
量産でなければ個人と法人の差が全くないです。
ロケットの部品を作っていただいた事例(DMM.make活用でロケットのアジャイル開発が可能に!インターステラテクノロジズ株式会社 山岸尚登様、DMM.make活用でスピード感のあるロケット開発を実現 インターステラテクノロジズ株式会社 安 晋一様)があるんですが、インターステラテクノロジズさんがネットで注文して決済していて、我々はまさかロケットの部品が作られているとは当初は知らなかったんですよ。
2.人々の頭の中を変える仕事だからおもしろい
3Dプリント業界って今後まだまだ伸びるんでしょうか?
めちゃ伸びる可能性はすごくあるんですよ。
伸ばすためにはお客様に課題が起きた時に「3Dプリンティングだったら解決できるかも」と思ってもらわないといけないんです。
変えるのは人々の頭の中!? 壮大な計画ですが…?
「身近なものなんですよ」とまずはマーケティングしていかないといけない。
例えばキッチンの引き出しの中に並ぶトレーってぴったりなものはお店では売ってないですよね。
でも3Dプリンティングならぴったりが作れる。
そういう日常生活のちょっとした負や課題を解決するんですよ、と。
そんな世界を広げるためのメンバーが今欲しいんです。
3.知られざる世界に新しい市場を作るのがおもしろい
受託事業の他にもう1つ、クリエイターズマーケットというのがありますよね?
クリエイターズマーケットは自分の作ったモデルを出品できるサービスです。
購入するとマージンがクリエイターさんに払われて、我々が造形してお客さんに届ける。
クリエイターさんは在庫も持たなくて済む。
最近よく売れてるのが特定のシャワーヘッドのアタッチメントを変えるときに簡単に開けられる治具ですね。
これがめちゃくちゃ売れてるんですよ。
世の中にこんな課題があったんですか…??
これが1個売れるごとにクリエイターさんにマージンが入ります。アイデア勝負で可能性があるんですよね。
例えば主婦の方は絶対いいと思います。
自分が生活の中で負に思っているものを3Dプリンティングで解決して、クリエイターズマーケットに出して売る。
そんな世界は作ろうと思ったらもう作れるんですよ。
だからめちゃおもしろいですよ。
4.3Dプリントは自分らしさを表現できるからおもしろい
道具でなく仕事としての「めちゃおもしろい」はどの辺りですかね?
まずホワイトスペース、ブルーオーシャンだらけです。
そして我々は個人、法人、両方のマーケットに行ける独特のポジションで、しかも受託造形とクリエイターズマーケットのようなサービスを両方持つ会社って日本で当社しかないんですよ。
こういう発想を持ってマーケティングができることがまず面白いですよね。
それがお客様に響いて、作って出して売れて、嬉しいって思ってもらえる。
そういう世界を作ることって絶対楽しいと僕は思っていて。
今、世の中を変えられる可能性があるんですよ。
3Dプリンティングなら自分の「ぴったり」を作れることは言いましたが、もう一つ。
3Dプリンティングは自分らしさを表現する手段の一つなんです。
このマスクがまさに自分らしさなんですよ。
まさかここでマスクが生きてくるとは。3Dプリンティングで自己表現ができると。
ブローチでもブレスレットでもいいし、本当にちょっとでいいと思うんですよ。
世界に自分だけのものが出てくるんです。
5.仕事は自分で意思決定できるからおもしろい
採用ではどんな人に来てもらいたいんですか?
世界を変えたいと思ってる人に来てほしいですね。
だって本当に変えられますもん。絶対変えられる。
それに対して途中で諦めないでコミットしてくれる人に来てほしい。
今のうちのメンバーを見たときにみんな何かしら変えられると思って信じてやってるんです。
そういうメンバーを集めたし、そうでないメンバーにも火をつけてきたかなって。
6.全員で世界を変えるチームだからおもしろい
今メンバーはどれくらいいらっしゃるんですか?
今は事業開発メンバー8名、マーチャンダイジングが2名、バックオフィスが2名のシステム開発人員が5名ですね。
普通はシステム開発側ってBiz側に言われた通り作るらしいんですが、我々3Dプリント事業部では事業戦略のミーティングにシステム開発のメンバーも関わることができるんです。
そこはエンジニアからすると面白いですよね。
ただ言われて作るだけじゃなくて自分でも提案できる。
7.お客様に熱と喜びがある世界だからおもしろい
3Dプリント業界って改めてどんな世界なんですかね?
うちのお客様には共通点があるんです。
何かしら趣味や興味、ビジネスがあってそこには課題がある。そしてそれは3Dプリントなら解決できると知る。
でもそこからが大変なんです。
3Dモデルデータが必要なので3DCADを独学で始めないといけない。
めっちゃ勉強してデータができて、DMMの受託造形サービスで出力して、自分の目的だったものにパチッとはめる。
そこで手に入れることにすごく喜びを感じる。
これはすごい世界だと思いました。普通なら諦めるけど自分で作ってしまえる。
そんなものは世の中になかなかないです。
3Dプリントやってる人はみんな壁を乗り越えてきた人たちなんですね。お客さんにも熱がある業界。
今、オンラインコミュニティ(※)を作ってそういう熱量の人たちをかき集めてるんです。
3Dプリントの難しさを乗り越えたプロたちが挫折した人たちに直接教えてくれる、そんな美しい世界を作りました。
※公式コミュニティ「みんなの3Dラボ(通称:みんすり)」2022年10月26日開始
8.売上や利益じゃなくて世界を変えることがおもしろい
ちゃんすけさん自身がこの仕事おもしろいなと思ってるところってなんですか?
ビジネスの中で僕が大切にしていることの1つが社会的影響力なんですよ。
売り上げや利益はもちろん大切ですが、社会にどれだけ良い影響を与えられるかが僕の関心事であって、そういった意味では3Dプリント事業部は日本の世の中を変える可能性がめちゃくちゃ大きいんですよ。
だから、とっても…楽しいです。
それが実現できれば、売上と利益は自然とついてくる、そう信じています。