DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。
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電子書籍もリリース! DMM オンラインサロンから生まれた書籍レーベル「DMM PUBLISHING」誕生の裏話

DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。

  • 古賀 美聡(こが みさと)DMM PUBLISHING プロジェクトリーダー

    1992年生まれ、神奈川県出身。2015年にDMM.comへ新卒入社。 「DMM オンラインサロン」サービスの立ち上げメンバーにジョイン。リリース後はオンラインサロンのプランナーとして、最多時には120サロンを担当。現在は、オンラインサロンコンテンツの新しいアウトプット手段として、出版レーベル「DMM PUBLISHING」を立ち上げ、書籍制作・流通・販売・PRをプロジェクトリーダーとして取り仕切る。 趣味はダンス、コーヒー中毒。

こんにちは! DMM Inside編集部 常見です!

今回は、DMM初の書籍レーベルとして今年8月にリリースされた「DMM PUBLISHING(パブリッシング)」の詳細に迫るべく、プロジェクトを立ち上げた古賀さんにインタビューをしてきました
 

 

8月にリリースされた、DMM PUBLISHINGとはどんなサービスですか?


DMM オンラインサロンに蓄積されたコンテンツを書籍化するために生まれた「出版レーベル」です。企画・制作・販売・プロモーションをすべて一貫して行うことが特徴で、DMM初の取り組みになります。

DMM PUBLISHING公式サイト リンク切れ|publishing.dmm.com

 

なぜ出版レーベルを立ち上げようと思ったのでしょうか?


DMMオンラインサロンでは、様々なジャンルの著名人にサロンオーナーとしてコンテンツを配信・提供いただいており、2016年のサービスローンチから2年半、テキスト・動画・音声などかなりの量のコンテンツがたまってきました。時間や手間をかけて提供いただいたコンテンツをサロン内だけに留めておくのはもったいないので、それを活かしてサロンオーナーには負担をかけず、新しい形でアウトプットしていけないか、という話があがったのがきっかけです。

それが書籍だったのは、元々サロンと書籍は親和性が高く、書籍が大きな集客手段となっているところもあったので、サロンコンテンツを書籍に、そしてその書籍がサロンのPRにという循環のビジネスモデルを生み出せると考えました。

サロンで配信したいコンテンツがあり、将来的に出版につながる可能性があるとすれば、DMMでオンラインサロンを開いてくれる方も増やすことができると考えています。

 

DMM オンラインサロンのコンテンツを書籍としてアウトプットする、ということですが、本の内容はサロン会員は既に知っているものなのでは?
 

100%サロンのコンテンツで構成するわけではないんです。元からあるサロンコンテンツを活かして、インタビューなども補いながら再編集する形で、コンテンツを凝縮したエッセンス本という感じですね。

DMM PUBLISHINGで刊行した本は、制作にあたり、著者だけでなくサロン会員さんにも関わっていただいています。ここまでに編集協力や帯カラーの選定にご協力いただきました。

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実際の本の表紙 

 

DMM PUBLISHINGはどのようなスケジュールで生まれたのでしょうか?


レーベル立ち上げの話が出たのが今年の3月くらいでした。
私自身、出版経験があるというわけではないので、ゼロから勉強・調査を始めて、8月末にプレスリリースを出しました。半年でレーベルを立ち上げたことになりますね。右も左もわからない状況からの立ち上げはハードでした(笑)。5月に著者に出版の打診をして、制作を始めたのは6月からなので、制作期間でいうと3~4か月間となります。

 

かなりタイトなスケジュールで実際に本を制作するにあたり、何人の人が関わっていますか?


社内の人間は私一人で、企画・制作・進行・販売・プロモーションを担当しました。
制作メンバーは、著者・編集/校正/構成・カバーイラスト・ブックデザイン・印刷で構成されていて、各タイトル6~10名のチームになっています。
今回制作に関わってくださったメンバーの皆様には感謝してもしきれません。
書籍を作ったことがなく正解が分からないまま、それでもやりたいことに突き進んでいたので、わがままに付き合っていただいたり、至らぬ点が多くご迷惑をおかけしました。
ただ、既存のやり方に囚われず、スピーディーな制作が行えたのは良かった点かもしれません。

それは販売方法にも言えていて、今回DMM PUBLISHINGは直接書店に書籍を卸しており、トライアルで販売店舗を限定してみたり、売れ行きの良い店舗には平積み展開、ポップやパネルなどの販促物も設置して売れ行きの変動をチェックしたりと、当初立てていた仮説を一つずつ検証しながら、出版業界の現状を学べたことは大きな収穫となりました。
出版社として実績がないなかで、第1弾から書籍をお取り扱いいただいた皆様にも感謝です。

 

大変だったことや、今だから言えることはありますか?


初の書籍制作で1度に2冊は無謀でした(笑)。スケジュールがタイトだったので途中でわけがわからなくなり、制作過程でミスを起こしてしまうことが多々ありました。
ただ、企画も制作方法もターゲットも違う2冊だったので、それぞれで学びがあり、片方で上手くいったことをもう片方にも展開するようにしていたので、結果的に2冊同時出版できてプラスに働いたことのほうが多かったです。

 

実際に本をリリースして変わったことは?


『複業のトリセツ』著者の染谷昌利さんが、この書籍出版から「複業家」としての取材・インタビューが増えたと言ってくださっています。
書籍刊行がサロンオーナーにとっての新たなブランディングになり、活動の幅が広がって、露出が増えるきっかけになるのは、ものすごく嬉しいことです。このようなプロデュース事例をこれからどんどん増やしていきたいなと思います。

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『複業のトリセツ』出版イベントの様子

第二弾の予定は? DMM PUBLISHINGのこれからの展望を教えてください。


先日発表になりましたが、電子書籍の販売が決定しました!
まずは第1弾として出版した2冊のプロモーションを、できる限りのことすべて、しっかり行っていきます。それと、第2弾の企画も少しずつ進んできています。
今回の知見を活かして、より良い物をつくっていきたいですね!

 

古賀さんありがとうございました。電子書籍も発売され、今後の展開がますます楽しみなDMM PUBLISHINGです!

  

販売ストア12/21(金)より順次配信予定!
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その他、本日から計24ストアにて1月中旬にかけて順次発売を開始いたします。
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