2020年度の技術研修の特徴
昨年はほぼ内製で刷新しましたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大の状況を考慮し、3か月半すべての行程を、完全オンライン化しました。
オンライン版カリキュラム
研修ではこのようなコンテンツを取り扱いました。
具体的なコンテンツは開始記事をご覧ください。
オンライン研修がうまくいった3つのポイント
講師も研修生もオンライン講義には慣れていませんでした。 しかし、様々な工夫や挑戦を行い、長期に渡るオンライン研修を上手く終えることができました。 ポイントは大きく3つあります。
1.19新卒の活躍
エース級エンジニアに混ざり、昨年研修を受けた19新卒エンジニアが協力してくれました。
- 次の代に教える講師になった人
- 講師のサポーターとしてつまづきやすい部分を拾い、スムーズな研修支援をしてくれた人
- 研修運営として様々な改善提案や新卒&講師フォローをしてくれた人
皆それぞれ本来の業務がありつつも、積極的に研修の成功に協力してくれました!
2.お互いに教え合う関係性構築
今年の研修生は23名。 専門性の異なる構成で分かれて様々なチーム活動を取り入れました。そうすることで、個人で課題に向き合う場面でも、チーム内で教え合う関係性が構築されました。
実施したチーム活動
- 自己開示を行い、相互理解を深めるチームビルディング
- 週次で振り返りを行い、良かったことや困り事を共有して翌週の改善行動を考える
- 技術書の輪読会で各担当分の発表およびチームディスカッションの実施
- モブプログラミングやペアプログラミングの実施
- チーム開発で1つの課題に全員で取り組む
3.コミュニケーションを重視して様々なツールを活用
完全オンラインで研修を行うために、オンラインで複数人が利用できるツールも多く試しました。 付箋やワークショップのためにコラボレーションツールを活用したり、チーム内コミュニケーションのためにビデオ会議ツールやボイスチャットを活用したりしました。 物理的な距離のないオンライン上の活動のため、講師と研修生や研修生同士などのコミュニケーション部分を重要視した研修が実現できたと思います。
研修の効果測定
全体的に、昨年のコンテンツをブラッシュアップしました。 一方で、急なオンライン対応を行ったために理解度の向上に関する懸念もありましたが、全体的に見ると「昨年よりも理解度は高く、理解のバラツキも少なくなっている」といった結果が見えました。 とはいえ、まだまだ効果的に学習できる部分はあると思いますので、今年の研修生の声も取り入れながら継続的に改善を図っていきたいと思います。
最後に
こんな時代だからこそ、前向きに様々なチャレンジを行い、たくさんの新たな経験ができたと思います。DMM.comエンジニアのさらなる成長と活躍に期待します!