DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。
テクノロジー

ProDevelopers GameJamを主催しました

DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。

こんにちは!DMM GAMES 内製チームでエンジニアをしている橋本です。
プロジェクトに合わせてクライアントサイド、サーバサイドの双方を行っており、現在はUnityでオンラインゲームを開発・運用しています。
今回は4/6に開催した、ゲーム業界に所属するプロ限定のイベント「GameJam(ハッカソン)」についてご紹介します。

ここいうプロとは、ゲーム業界に所属していることを指しているだけでアマチュアや学生とは違い、ゲームを作ることを本職としている人を対象にしています。スキル的にプロフェッショナルかどうかはさておき、便宜上のプロですね。

ProDevelopers GameJam #1 - connpass

イベントコンセプト

今回のコンセプトは、「密度の濃い勉強会(プロ同士でゲーム開発をする学び)」、「とにかく楽しくゲームを作る」です。
というのも、「GameJam」は0から1を短時間で作るため、かなり学びが大きいイベントです。
しかも異なる企業の現役開発者同士がチームを組んでゲームを作る際は各人が身につけた、暗黙知の開発スタイル(企画の立て方・開発の進め方・考え方など)を間近で体感できるため、話を聞くだけの勉強会よりも圧倒的に学びが大きいと思います。
また、みんな普段からゲーム開発をしているため、専門用語や開発環境などを含めた意思疎通は容易なはずです。そのため、あまりゲーム開発をしたことがない人とコミュニケーションを取るよりかは、ゲーム開発を楽しむことに集中しやすくなるとも思いました。

特に前者の学びに関しては、他の「GameJam」ではあまりフォーカスされないので貴重で価値が高いと感じました。
あくまでも、今回は成果物より開発過程を重視した勉強会としての側面が強いイベントを目指しました(もちろんゲーム開発を楽しむことが大前提です)。

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開会の挨拶をする私

なぜプロ限定なのか

参加条件をプロ限定とした理由は、「普段からゲーム開発している人同士で即席チームを組んでみたい!」という気持ちがあったからです。
ハッカソン系イベントに参加したことがある人には覚えがあると思いますが、チームを即席で組むタイプのイベントの場合、メンバーのレベルに差が生じるケースが多いです。

 

例えば「GameJam」の場合、あまりゲームを作ったことがない人や学校で先生から言われて参加しましたといった、スキルやマインドが高くない人とチームになるケースがあり、それはそれで楽しい面もたくさんあります。
それもハッカソンの醍醐味ではありますが、「普段からゲーム開発している人同士で即席チームを組んでみたい!」という気持ちもあり、本イベントではプロ限定としました。(決して初心者はハッカソンに参加するなというわけではなく、一度普段から慣れている人だけでやってみるのも楽しそうだと思っただけなので、むしろ初心者こそ萎縮せず積極的にハッカソンに参加してみてください!得られるものがたくさんあります!)

そんなこんなで、去年の秋頃にゲーム業界の友人を十数人集めて、まずはクローズドなゲーム業界交流「GameJam」を開催しました。
その際のコンセプトは、「とにかく楽しくゲームを作る!」だけで遊びの延長として休日に集まって8時間でゲームを作りました。
いろんな会社から人を集めて、普段関わらない人同士で即席チームを組んだところ、なんと全4チームがちゃんとゲームを完成させていて、過程を見ていてもかなりスムーズに開発が進んでいる様子でした。

参加者からの評判がすごく良くて「またやってほしい!」という声が多かったので、今回の「ProDevelopers GameJam」に繋がります。

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余談ですが、数年前にDMMと金沢工業大学でコラボしたハッカソンを開催したこともあります。
当時の私はまだ内定者の立場で、弊社(当時はDMM.com ラボ)に入社前で、このイベントの企画・運営に関わらせていただきました。さらに当日は参加者として、同じチームになった学生のフォローもしたりしていました。

協賛について

第1回目の開催である今回は、以下の4社にご協賛いただきました。

  • ミクシィ 様
  • DeNA 様
  • ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン 様
  • DMM GAMES

おかげさまで、とても充実した「GameJam」を開催することができました。
誠にありがとうございました!

当日の様子

イベント当日はみんな楽しそうに開発していて、開催前に思い描いていたとおりのイベントになりました。
普段主催する際は、進捗が芳しくないチームに助言をしたり、フォローしたりするケースが多いですが、今回は(前回のクローズドの時も)運営としてすることがほとんどなく、どのチームもスムーズに開発が進んでいた様子でした。
ちなみに私はいつも運営をしながら、どんなに忙しくても簡単なゲームを1本作ることを心がけているのですが、今回は快適すぎて余裕でゲームを作ったあと、会場にあったファミ通を読みあさっていましたw

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チームごとにちゃんとゲームを完成させていて、交流も大いに盛り上がり、感想を聞いたところ「学びも多かった」との声がいただけたため、まさに大成功という手応えでした!(もちろん、準備含めて反省もたくさんありますが)
協賛関係者も会場にいらしたのですが、「こんなに雰囲気の良いGameJamは珍しい」という声もお聞きでき、「本当に質の高いイベントになったのだな」と実感できました。ご協力いただいたみなさんとご参加いただいた方々に感謝です。

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今後の展望

きっかけは、私の個人的な企画から始まりましたが、最終的にはたくさんの方々にご協力いただきました。

参加者からは「また次回も参加したい!」というお声を受けたり、運営にご協力いただいたみなさんからも「次もやりたいね!」と話が出ていたりするので、今後はコミュニティとして発展させていきながら定期的な開催を考えています。
定期開催を見据えて、今考えているのは「学び」と「競争」の2軸です。

「学び」とは、今回開催したものと同様に「成果物より開発過程を重視した密度の濃い勉強会」としてのGameJamです。
「競争」とは、スキル的な意味での「プロフェッショナルを集めたコンペティション形式」のハイレベルなGameJamです。

いろんなスタンスのイベントがあるのが面白いと思っていて、今のところほかに上記のような「GameJam」はあまり見かけないため、我々ならではのスタンスの「GameJam」として確立していきたいですね。

今回は、ゲーム業界に所属しているプロ縛りにしましたが、それとは別にインディーの方や元ゲーム業界の方々(今はVR界隈に多い)も対象としたイベントも開催したいと考えています。制約があったり、なかったり……。そういうのもまたイベントの特色として面白みがあると思うので、さまざまパターンで開催していきたいです!

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