DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。
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海外進出支援から戦略投資まで。DMMが新事業部「海外事業開発部」をオープン!

DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。

農業からAIまで、40を超える事業を国内外に展開するDMMに、新事業部署「海外事業開発部」が立ち上がりました。事業部長を務めるのは、日々の業務における成果を讃える社内表彰イベント「DMMアワード2020」で、4000人のトップに立った肖軍さんです。 今回編集部は、肖軍さんにインタビュー。海外事業開発部の発足経緯から今後の事業展開まで、たっぷりと語っていただきました!

  • 肖 軍(しょう ぐん)エンターテインメント本部 海外事業開発部部長

    2016年入社。現在はアニメのライセンスを海外のコンテンツ配信会社、グッズメーカー、ゲーム会社などに販売する業務に従事。クライアントは、中国企業や欧米企業などの海外全域が担当エリア。2020年6月、DMMグループ4000人を対象にした表彰イベント「DMMアワード2020」にて大賞を受賞。

4000人のトップが率いる、新事業部の全貌

肖さん、まずは海外事業開発部が発足した背景を教えてください。

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肖:私は普段、エンターテインメント本部で、アニメのライセンスを海外に販売する仕事をしています。クライアントは中国企業や欧米企業が中心ですが、担当エリアは海外全域です。

そんな私が「DMMアワード2020」で大賞を受賞した際に、「アニメ以外にも注力してほしい」という意向を上層部から受けました。これが、海外事業開発部発足のきっかけです。

実は以前から、海外企業が日本に進出するサポートや、海外成長企業への戦略出資など、これまでもアニメ事業以外の相談を受けていました。アパレルブランドの海外販路拡大など、実際に取り組みをしていたこともあります。

しかし、そうした動きをしていることが、なかなか社外に伝わっていなかったのが実情です。そこで、社内外との連携をスムーズに行うべく、私が事業部長に就任する形で新部署がスタートしました。 

 

これから本格的に動いていくことになると思います。今後の事業展開について、具体的に教えてください。

 

肖:現在、4つの方向性を考えています。

まずは、アニメやゲームなど、コンテンツや商品の海外輸出です。中でも、シニア向けの商品に注目しています。日本は高齢化が進行している分、先進諸国と比較しても商品が充実しているからです。

他にも、日本のデザインは海外でも人気が高いので、商品デザインや空間デザインの海外輸出も検討しています。 

2つ目は、インバウンド向けのライブコマース事業です。コロナウイルスの影響から、外国人観光客が日本に訪れる機会が減っているので、ライブコマースでお土産品や特産物の宣伝や販売することには大きなニーズがあります。そこで、宣伝から販売までをワンストップでサポートする計画を立てています。

3つ目は、海外企業の日本進出をサポートする事業です。日本から海外への事業輸出をサポートしながら、一方で海外からも便利なサービスを日本に持って来たいと思っています。

そして4つ目は、グローバル展開への高いポテンシャルを持った企業への戦略出資です。出資にとどまらず、共同事業創出も検討しています。

DMMの強みは、40を超える事業部があり、「領域とわず、なんでもやる」こと。海外事業にも同じポリシーを持って取り組むので、「海外に向けて何か商売をしたいけど、どうすればいいかわからない」という方がいたら、まずは気軽に相談してもらえればと思っています。

DMMは海外でも「領域とわず、なんでもやる」

「DMMアワード2020」を個人で受賞する快挙を成し遂げるなど、大活躍の肖さんのキャリアが気になります。どのような経緯でDMMに入社されたのでしょうか?

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肖:北京語言大学のコンピュータサイエンスを卒業し、Asian Human Resoure Projectというプロジェクトを通じて日本にやって来ました。新卒で広告代理店に新卒で入社し、退職するまでの5年間で、インバウンド広告(地方観光局のインフルエンサーマーケティング)とアウトバウンドマーケティング(日本APPの中国市場プロモーション)を担当しました。

DMMには知人の紹介で、2016年に入社しています。転職理由は二つあって、一つは給料を上げたかったこと(笑)。もう一つは、コンテンツに関わる仕事がしてみたかったからです。

面接を受けてみたところ、DMM.comはいろいろやらせてくれそうな雰囲気がありました。スピード感も早そうだし、そこが気に入って入社を決めています。

 

入社後は、どのようなお仕事をされて来たのでしょうか。

 

肖:入社してからずっと、部署唯一の外国人として、アニメのライセンスを海外に販売する仕事を担当しています。アニメは全然詳しくなかったのですが、任せてくれた上司の期待を裏切りたくない気持ちで、ガムシャラに頑張ってきましたね。

とにかく海外の展示会にたくさん出て、まだ作品が完成しないうちから「DMMは信頼できる会社です」「今後、素晴らしい作品が生まれます」と猛アピールしていました。事業をゼロから育て、『炎炎ノ消防隊』や『彼女、お借りします』といった人気タイトルを世界に送り出せたのは、私にとって大きな経験になっています。

 

当初、旅行事業に興味を持って入社してからのアニメ事業への配属とお聞きましたが、かなり振り幅があると思います。気持ちの切り替えはすぐできたのでしょうか?

 

肖:そうですね、私が特に気持ちの切り替えをする必要がない性格で、「とりあえず新しいことをやりましょう」という気持ちなので問題なかったです。

あと、この事業自体がゼロイチで作り上げる途中なのも良かったです。

0から1を作る流れのなかで自分が関わることできて、大変貴重な経験ができていると思います。

入社してから、今アニメ事業も立ち上げている途中で、海外の事業も全部担当できるんですよ。DMMは領域に囚われず手を上げれば挑戦できる良い環境だと思っています。
 

最後に、部署としてチャレンジしていきたいことについて教えてください!

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肖:Withコロナ時代の新たな海外事業展開モデルをつくっていきたいです。特に私は中国出身なので、日中間のニーズをうまくマッチングしていきたいと思っています。

戦略が具体的になっていなくても、中国をはじめとする海外諸国に自分のサービスや商品を展開したいという人がいれば、問い合わせ先(global-partner@dmm.com)まで気軽にご連絡をいただければ嬉しいです。私が全力でサポートします!

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