DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。
働く人々

よんでますよ、梅林さん #7

DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。

f:id:dmminside:20200729172919j:plain

 

f:id:dmminside:20200730161446j:plain

キャリア面談にて
質問者の写真 菅野

キャリアってほんと悩ましいですよね〜〜

回答者の写真 本郷

これ、もう直接聞くのが早くないですか?聞きましょ!そうしよ!

f:id:dmminside:20200730161520j:plain

おもむろにSlackを送り始める本郷
質問者の写真 菅野

え?

f:id:hongo-miho:20200729182521j:plain

召喚
質問者の写真 本郷

梅林さんお疲れ様です!よびました!笑

回答者の写真 梅林

よばれました笑
これは何のMTGですか? もしかして……

質問者の写真 本郷

よんでますよ、梅林さん!
菅野さんが今後のキャリアに悩んでいたので、これはもう聞く方が早いなと思って。
梅林さんからみたDMMのことや、マネジメントというキャリアについて、色々ぶっちゃけて欲しいです!

回答者の写真 梅林

聞かれたことには素直に答えればOKということですね。笑

質問者の写真 菅野

動画配信事業部の菅野です。2017新卒でDMMに入社しました。よろしくお願いします!

回答者の写真 梅林

電子書籍事業部と同人事業部でエンジニアリングマネージャー(EM)をしてる梅林です。
2019年8月に入社したので、ちょうど入社して1年ほどですね。
前職からずっとマネジメントに軸足を置いているので、マネジメントについてはいろいろ話せるかなと思います。
よろしくお願いします!

マネジメント職のもどかしさ

質問者の写真 菅野

そしたら早速…
2017新卒で入社して、チームリーダー(以下TL)を任されて約4ヶ月。という状況なのですが、
いざマネジメント職を始めると自分で手を動かす機会が減って…。もどかしさを感じて、絶賛今後のキャリアに悩んでます。
梅林さんはそんなもどかしさなかったですか?

f:id:hongo-miho:20200730155003j:plain

回答者の写真 梅林

今はもうなくなったけど、かつては同じ思いをしてましたね〜。
バリバリやりたい気持ちは持っていて当然だと思ってます。
マネジメントに進んだとしても手を動かしていきたいという部分は完全に捨てる必要はないと思うし、手を動かさないまでも新しい技術や情勢をキャッチアップして、プレイヤーに戻ってと言われてもある程度戻れるレベルで技術力を保つのは、マネージャーとして大事だと思う。
ある程度手を動かすことが精神安定につながりますしね!

質問者の写真 菅野

どうやってマネジメントのほうに舵を切っていったんですか?

回答者の写真 梅林

今のDMMのマネージャーのキャリアパスで例えると、TLの次にグループリーダー、エンジニアリングマネージャーという感じで階層が成り立っていて、
それってどう変わるかというと、見るべき範囲が横に広がって奥行きも広がるイメージなんですよね。
求められる役割として、1タスク、1プロジェクト、1事業…と目の前のことに集中できる状態から担当領域が横に広がる感覚と、時間軸が現在だけだったのが過去・未来に広がっていくイメージ。
そうなると、やりたいこともやるべきことも広がるから、自然と手を動かすよりもマネージャー職に集中していったかなー。

質問者の写真 菅野

なるほど。
そういえばTLという立場になって、お金にまつわる決断など比較的任される範囲広いなって思ったのですが、これってDMMならではなんですかね?

回答者の写真 梅林

うーん。
これに関してはDMM全体を見ても、TLレベルで扱う人もいれば、GLでも扱わない人もいる印象かな。
事業規模と権限移譲が人によって異なるのが実状だと思う。
自分はDMM以外に2社経験しているけど、DMMと同じように「EMだから〇〇」みたいな杓子定規的な部分は薄く、信頼されれば任せられる範囲が広くなる形だったよ。

DMMの将来性

質問者の写真 菅野

前職の話が少し出たのでちょっと気になったんですけど、どうして梅林さんってDMMに入社したんですか?

回答者の写真 梅林

前職で4年半ほど管理職を経験したんだけど、ある程度マネジメントに自信を持てたので、まずは強みであるEMとして入って、その後事業責任者としてやっていきたいと思い入社したのが経緯。
ある程度勤めた後で、任せてもらえる可能性がある会社だなと思ったのが一番の決め手でしたね。

f:id:hongo-miho:20200729183549j:plain

質問者の写真 菅野

役職が上がると見るべき範囲が横に広がり奥行きが増すという話でしたが、梅林さんの場合、これからはそこをさらに広げてみたいという話ですか?

回答者の写真 梅林

会社の中を横断的に、というよりは、何か自分で新規事業でも既存事業でもそれを一つの会社として捉えて、社長的なポジションをやってみたいと思ってる。
今のDMMだと事業部長の役職が近いポジション。世間一般だとPdMやプロデューサーにも近いかも。
EMだと向き合う領域がピープルマネジメント比率の高い状況になるけど、事業部長はプロダクトの成長にコミットする人と僕は捉えていて、そんな仕事に興味があります。
そういえば菅野さんは、今の業務ではマネジメントと開発をどのくらいの比率で行ってるんですか?

質問者の写真 菅野

まだ正確な比率が出せないくらい混ざっている状況ですけど、意図的にメンバーに作業を振ろうとは意識してますね。8割くらいマネジメントにリソースを割いているかも。
週1位で作業に携われていると良いほうですかね。

回答者の写真 梅林

その割合ってどう感じてる?

質問者の写真 菅野

マネジメントの比率が多いなと思います。なりたてということもありますが、どこまでマネジメントをすれば良いか分かってなくて…
それと、自分がチェックするだけの立場ならいいのですが、現状は、じゃあ一緒にやりましょうかという流れになりがちで、結果工数を使ってるなと感じてます。
メンバーが少ない状態で育成しなきゃ、という状況は経験したことありますか?

回答者の写真 梅林

過去には少なくとも3プロジェクト以上で経験しましたね。
その際にTLレベルで意識したことは、よく使われる表現だけど、魚を直接あげるのではなく釣り方を教えるように意識していたかな。
具体的な業務に例えると、ほとんどできているからこれだけよろしく、ではなく、全体像が身に付けられるように1〜2回は一緒にやるけど、それ以降は一人でやってみてね、と自立できるように教えることが多い。
最初は時間がかかるけど、後からやりとりの数が減るから、そこでの時間確保の可能性を高める方向でやってたな。

質問者の写真 菅野

仮にそれでメンバーがミスしてしまった時はどうフォローしているんですか?

回答者の写真 梅林

仕事には絶対失敗できない部分とリカバリーが効く部分があると思ってて、失敗できない部分はダブルチェックするなど必ず要所でリーダーのレビューを挟むようにしてたかな。
自分自身も改めて気づきになることも多かったよ!
併せてドキュメントとして残しておくと他の人もできる可能性が広がってきて、チーム内でコミュニケーションを取って回るようにもなってくるし、うまく進んでくる実感が湧くと楽しさも上がってきた。

質問者の写真 菅野

ドキュメントまでは起こしてないのですが、1回目一緒に作業をやってみた後、手順をメンバーに作ってもらってレビューを自分が行ってみたりしたのですが、このあたりは正しいですか?

回答者の写真 梅林

良い試みだと思います!

DMMの特異性

質問者の写真 菅野

そろそろ緊張が溶けてきたので、ぶっちゃけ話が聞きたいです。笑
DMMに入って楽しいですか?

f:id:hongo-miho:20200729183700j:plain

急にど直球を投げる菅野さん
回答者の写真 梅林

単刀直入だな。笑
もちろん楽しいけど、同じくらい大変!
大変そうなのは入社前から覚悟していたけど、想像以上に大変だった部分もたくさんあった。

質問者の写真 菅野

具体的にはどんなところですか?

回答者の写真 梅林

外から見たDMMって事業ごとの独立性が高いと思っていたんだけど、いざ入社すると結構全社横断的に動くところが多くて。そこが一番のギャップだったし、大変なところかな。
横断的な部分で大企業的に進みが遅いのかというとそうでもなくて、それがまたもの凄いスピード感。笑
信じられないスピードで新しい物事が入ってくるので、その意思決定のために既存で考えていたものとの調整などが多々発生するし、小規模のプロダクトの運営と比べると圧倒的にマネジメントの難易度は高いと思う。
そこは大変だと感じてますね。

質問者の写真 菅野

自分は逆に新卒からずっとDMMなので、これが当たり前だと思ってました!
横断的に動くことに対して慎重にやっている印象でしたが、むしろ他と比べると早いスピードなんですね。

回答者の写真 梅林

この規模と複雑さでこのスピードは早いと思いますよ。
マネージャーは、何かをやろうとした時に、既存で考えていたものと新しく入ってきたものをそれぞれどこまで進められるのか、バランスの調整や説明責任(どういうメリット、どういう理由かを噛み砕いて合意を得ること)が仕事だと思う。

質問者の写真 菅野

そこが大変なんですね。

回答者の写真 梅林

はい。
施策を横断的にやる時、詳しい説明があるわけではなくて。
それを自らキャッチアップして、噛み砕いて理解が得られるように説明することをスピード感持ってやらないといけない。
理解せず右から左に流すと危ない未来しか見えない。笑
結構大きいものが頻繁に来るので、理解力/速度共にもっと高めなきゃなと思いました。

質問者の写真 菅野

それでいうと自分は、キャッチアップはTLになる以前から求められていた部分もあるので、ある意味当たり前にしているかもしれないです。

回答者の写真 梅林

身に染み付いているのは良いことだと思います! 勝手にスキルアップされていくしね。

質問者の写真 菅野

マネジメントって楽しいですか?

回答者の写真 梅林

楽しい! でないとマネージャーはやってないと思う。笑
僕が感じるマネジメントの楽しさは大きく分けると2つあって、一人ひとりの寄せ集めではできない部分ができるようになることと、より広いマネジメントを経験するとビジネスの全体像が見えるようになってくることだと思ってる。
もっとこんなチーム構成にした方が良いのでは?とか、どんどん視野が広がってきて仕事全体の流れに目を向けられるようになってくると、面白みも増すし、さらに任せられる範囲が広がってくる、という良いループになるんじゃないかな。

質問者の写真 菅野

なるほど!
マネジメントについて話を聞く機会ってあまりないので、めっっちゃ参考になりました!

回答者の写真 梅林

どう? マネジメントには興味持てた?

質問者の写真 菅野

うーん。もうちょっと考えます。笑

回答者の写真 梅林

めっちゃ真剣に喋ったのに!!笑

f:id:dmminside:20200730161620j:plain

シェア