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【勉強会情報】デザインコンセプト勉強会〜皆が見つめる先にあるロゴデザイン〜

【勉強会情報】デザインコンセプト勉強会〜皆が見つめる先にあるロゴデザイン〜

DESIGN concept study group vol.02

こんにちは。デザイン本部のマルシオです。
DMMのアートディレクター・光岡いさおが主催する「デザインコンセプト勉強会」。
光岡いさお

第1弾のレポートには大きな反響をいただきました。

inside.dmm.com

今回の記事では同勉強会の第2弾「全員起立!! 同じ方向を向いてスタンディングプレゼン!」の様子をお伝えします。

テーマはロゴの「コンセプトとプレゼン」

デザイナーはどのようにコンセプトを立て、どんな根拠を持ってロゴマークをデザインしているのか。
また、事業メンバーにそれらをどのように伝え、どのようにロゴマークを完成させるのか。
今回の勉強会では、「ロゴマークのコンセプトとプレゼン」について学びました。

DMM. Strategyのサービスロゴをつくる

勉強会の題材となったのは、DMM.Strategyで展開するアフリカビジネスのチャンスを掴むための交流の場「Africa Menbership Club」のロゴ。

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ロゴのデザインに携わったデザイナーの鎌田龍一が講師を務めました。
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「AMC」のロゴができるまでの長く楽しい道のり

ワードシートを使ってヒアリング

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まずは担当者へのヒアリング。
DMM.Strategy事業部の事業内容や想いを聞き出し、イメージに落とし込むためにワードシートを使って方向性を確認していきます。

コンセプトにおとす

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ヒアリングした事業内容や想いを言語化し、コンセプトを立てます。
たくさんの人が集まるプロジェクトであること、日本とアフリカの橋渡しであることから、やはりポイントは「つながり」という結論に。

コンセプトがより具体化してきました。

色を選ぶ

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コンセプトを立てたら、ロゴに使用するメインカラーのセレクト。
サービスと関連するカラーをマッピングします。色一つひとつに意味があり、背景を持って色を選ぶことでコンセプトをより明確に表現できるようになります。

思いついたら描いてみる

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ここからはいよいよ具体的なロゴの作成。まずは、とにかく思いつくままに描いてみます。
ヒアリングしたキーワードからの連想ゲーム。
頭の中に浮かんだイメージをいったん言語化して、そこから改めて描き出します。

カテゴライズと比較

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全ての案からビジネスイメージとかけ離れているものを除外したら、似ているものに分類します。
その中から、重要キーワードである「ビジネスカジュアル」や「アフリカ」の要素があるものを抽出。大きく3つにカテゴライズしました。

  • 文字でつながりをビジュアル化したタイプ
  • アフリカを想起させる太陽などのモチーフタイプ
  • Aの文字のモチーフタイプ

ロゴのシルエットから人との繋がりがひと目でイメージできる「文字でつながりをビジュアル化したタイプ」を最終提案に!
「つながり」はロゴの形で表現し、アフリカ要素はカラーで取り入れることで、コンセプトを伝えます。

スタンディングプレゼン!

スタンディングプレゼン
提案ができあがったら、全員で同じ方向を見てプレゼン!
話し手と聞き手に分けられる一般的なプレゼンではなく、「スタンディングプレゼン」方式を採ります。

  • 全員が同じ方向を見て立つ
  • 印刷したイメージを見て確認する
  • 選んでもらうのではなく、「これでいく」という姿勢を持つ
  • プロセスを共有することで納得感を得る
  • その上で意見を聞く
  • デザイナーもそうでない人も、ホワイトボードにどんどん書く(何でも!)

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意見が出れば、それがどちらの意見でもホワイトボードに書いて共有。
物理的に同じ視座に立つことで、コンセプトを確認しながら互いの納得感を深めます。

デザイナー以外のメンバーも、一緒に「つくっている」感を醸成できるのが何よりの成果です。
皆の意見を擦り合わせたら、手書きでアイディアを書き加えて、その場で最終形へと近づけていきます。

今後の課題

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プロセスを説明しながら進めたため修正が減ったただけでなく、コンセプトを立て全員で共有したことで方向性がブレることは最後までありませんでした。
普段、デザインされた成果物だけをみて判断することの多いプロジェクトの担当者からは、

「デザイナーってこんなことを考えてデザインしてるんだ」
「一緒につくっている感じがして、デザインって面白い」
「デザイナーってすごい! おれもデザイナーになりたい」

 など、これまでにない感想を聞くことができ、皆で楽しく仕事をしている実感のあるプロジェクトになったのが最大の成果! 

今後の課題はヒアリングの強化。
より詳細に事業内容や担当者の思いを聞き出すために、ヒアリングの事前準備の精度を高めていく必要があることも再認識しました。

全体を感覚的にとらえるだけでなく、一つのキーワードへの理解を深めることで、プロジェクト自体を追求する。
根拠のあるデザインができるデザイナーになるために、できることは尽きません!

 

ディスカッションから生まれた新たなロゴマーク!?

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この日のディスカッションでは、新たなロゴマーク誕生への動きも生まれました。
社内公募中のロゴマーク作成にあたり、講義にならったグループワークを取り入れようという声があがり、

  • ロゴ案のスケッチを持ち寄る
  • 持ち寄ったスケッチから共通項を洗い出す
  • そのテーマを持ち帰り、各自で改めてロゴを作成

こんな流れで、公募中のロゴへの応募が実現。
この手法でつくったロゴは最終選考まで残っており、コンセプトワークの効果は徐々に浸透しているようです。

 

実際にDMMで動いているプロジェクトやサービスを題材に、コンセプトを追求する「デザインコンセプト勉強会」。
次回は「コンセプトメイキング講座」のレポートを予定しています。お楽しみに!