DMM.comの、一番深くておもしろいトコロ。

デザイナーの可能性は無限大!有名アートディレクターの講習を金沢でも開催!!

デザイナーの可能性は無限大!有名アートディレクターの講習を金沢でも開催!!

f:id:dmmlabotech:20180328112426j:plain


皆さん、こんにちは。金沢南の千葉です。

今回は、少し季節をさかのぼる内容になりますが、DMMのデザイン本部が宣伝会議さんとコラボして昨冬に主催した『アートディレクター5Daysカリキュラム』について、開催に至った経緯なども合わせてその内容を振り返ってみました。

講習を主催した竹内マリエと、実際に講習に参加した2名のデザイナーの対談形式で御覧ください。

『アートディレクター5Daysカリキュラム』とは

現役の一流デザイナー、アートディレクターを講師に迎えた、DMMのオリジナルカリキュラム。アートディレクターの「仕事」と「本質」を、課題や実践を交えて全5日間で学んだ。

 

主催者・マリエによる『アートディレクター5Daysカリキュラム』講師紹介

小杉幸一写真
小杉幸一(株式会社博報堂 クリエイティブデザイン局 アートディレクター)
去年参加した外部の講習で、すごくわかりやすくて楽しくお話してくれていたのが印象的だったので、「デザイン=楽しい」っていうことを改めて感じてもらうために、ぜひいらしてほしいなと今回の講師を依頼しました。自身の失敗談も含めていろいろなことを語ってくれる方で、トークも上手。デザインにはコミュニケーションが大事っていうお話を、まさに地でいく方です。
田子 學写真
田子 學(株式会社エムテド 代表取締役/アートディレクター)
一見、寡黙そうに見える田子さんも、話し上手で教え上手。それに、広い視野で事業よりの発想・思考ができる方で、体制そのものからデザインできるビジネスシンキングも魅力です。御自身が新たなサービスを構築した際の具体的なエピソードは、今回の講習でも皆の心に響きやすかったかと思います。
徳田祐司写真
徳田祐司(株式会社canaria クリエイティブディレクター/アートディレクター)
ポジティブな発想でデザインしていきましょうという考え方を有言実行されているのが徳田さんです。今回の講習では、小杉さん・田子さんに続く“トリ”として総まとめの役割をお願いしましたが、全体の流れを見て講習や課題を考えていただけたのでより理解を深めることができました。「一番よく喋るデザイナー」と自らおっしゃるぐらいに多弁な方で、引っ込み思案なデザイナーにいろんな刺激を与えて下さいました(笑)。

 

対談参加者・3人のプロフィール

マリエ写真
竹内マリエ
Web制作会社、フリーランスを経て2012年に入社。現在は研修で学んだことを活かして社内ポータルの改修と部門のブランディングに従事。仕事を離れては、段差や階段でコケることが多いのが日頃の悩み。
彦野早紀写真
彦野早紀
ゲーム制作会社のグラフィッカーから転職し、Webデザイナーとして2013年DMMに入社。電子書籍サービスの開発・キャンペーンに関連するWEBデザイン業務に従事。
岡田智裕写真
岡田智裕
高校・大学ともにデザイン科で学び、DMMに入社(3年目)。VR専用動画視聴用のスマホ・PCアプリの開発や、関連するWebデザインに主に従事。

実りの多かった『ARTS』を社内でも !

f:id:dmmlabotech:20180328112746j:plain


 

マリエ

 マリエ  

まず、二人が今回の講習に出ようと思ったきっかけは? 主催した私が言うのも変な話なんだけど、どうして参加しようと思ったの?

最初に話を聞いた時には、実はあまり気乗りしていなかったんです。アートディレクターの講習とうたっているから、レベル的に自分が参加していいのかなって。課題の厳しさも聞いていましたし。でも、「課題は確かに厳しいだろうけど、きっと勉強になるし、楽しいよ」と周囲から言われ、勇気を出して参加しました。

彦野彦野

私の場合は、いま入社3年目なのですが、日頃から自分が学びたいと思っていたことを身に付けられそうだなと思ったのが動機です。長期間のプロジェクトに参加する機会が増えるにつれて、デザイナー以外にもエンジニアやディレクターと関わる機会が増えてきていて、そういったなかで自分がどう動くのが良いのか、どういう考え方をしていくべきなのかを学ぶ良い機会だと思って参加しました。

岡田岡田
 
 

マリエ

 マリエ  

なるほど、きっかけはそれぞれ違うんだね。
ちなみにそもそも今回の講習をやろうと思ったのは、私自身が2016年に参加した宣伝会議さん主催のAD養成講座『ARTS』っていう勉強会がきっかけで、そこでの全7回を通じてデザインに対する考え方や認識がすごく柔軟になったんです。それをぜひ皆にも体験してほしくて、その『ARTS』を少し内容をアレンジしながら企画しました。

アレンジというと、講習の内容から考え直したんですか?

彦野彦野
 
 

マリエ

 マリエ  

そこは講師の方々と一緒に詰めました。『ARTS』ではそういう、誰もが知ってるクリエイティブの生みの親であるスタープレーヤーの考え方に触れられて、自分の課題作品に対しては直接リテイクをもらえ、第一線の考え方を実践的に理解することができた。それはデザイナーとしての視野を私自身すごく広げられたし、その刺激を皆にも味わってほしくて、それを第一に考えた内容にしました。

『ARTS』については、参加した先輩から具体的な内容を聞いて、面白そうだと思っていたんです。さっきは課題に対する不安のことを口にしましたが、講義の内容に関してはポジティブな話ばかり聞いていました。

彦野彦野
 
 

マリエ

 マリエ  

新卒で入社してDMMしか知らない人も多くなってきている。新卒か中途かで単純に良し悪しが決まる話ではないにしても、社内での経験だけでは得られないものも確実にあって、そこを埋める機会として『ARTS』がすごく良い内容だと思ったんです。さらに今回は、DMMオリジナルのカリキュラムというのがポイントで、今DMMが抱えている課題を講師の方々にお伝えして、それをクリアできるようなカリキュラムと課題設定をしていただきました。ちなみに私は今回、主催しながら受講も(笑)。

具体的には、どんな部分がDMMのデザイナーに特に役立つと思ったんですか?

岡田岡田
 
 

マリエ

 マリエ  

私が届けたかったメッセージは、考えられるデザイナーになってほしいっていうことと、発想に制限はないってこと。「このサービスはこうしなきゃいけない」って思いがちで、そういう固定観念は壊していかなきゃいけないんだけど、それがわかっていてもできないこととかあるじゃない? 今回、3人の講師の方がプロダクトに対して真摯に向き合い、自由な発想でクライアントと対話して形づくっていく様子に触れてもらうことで、プロダクトの品質向上や目的を達成するために何が大切なのかを皆に掴んでもらえるかなって期待しました。

デザインの可能性は無限大!

f:id:dmmlabotech:20180328112749j:plain

 

マリエ

マリエ

二人は、全5回の講習や課題を通して学んだことのうち、特に印象に残っているのはどんなこと?

当然と言えば当然なんですが、日頃から頭を働かせていることに関してはデザインについての問題意識も持ちやすいと実感できました。だから、いかに実体験を増やしていくかが大切だなと。

岡田岡田

私は「デザインをスケールさせる」というフレーズが耳に残っていて、その時々に使うものを作るだけではなく、どういうふうに展開していったら良いのかまで思い巡らせながら作るっていう考え方がすごく印象に残りました。

彦野彦野
 

マリエ

 マリエ  

どっちもとても大切なことだね。
二人も含めて、主催した側から皆の様子を見ていると「ここまでできるようになるとは!」みたいな感じでした。全体の講義内容を考えていた時に、内容をエスカレーションさせて徐々に上げていくことを大切にしていたんだけど、そのとおりにというか、こっちの期待以上に皆どんどん成長してくれて。きっと5回の講習を終えて、デザインするっていう定義が大きく広がったんじゃないかな?

確かにそうですね。

彦野彦野

この講習を受講するまで私はバナーをつくったり、ページイメージを考えたり、そういった部分でデザインに携わることが多かったのですが、デザイン=表現の方法は豊富にあることが今回わかりましたし、問題を解決できるデザインを広い視野で考えられたらいいなと思えるようになりました。

岡田岡田
 

マリエ

 マリエ  

ユーザーとサービスをつなぐためにはこんな手段もあるんだ、っていうのが体感できたよね。

そうですね。
次は、今の自分にまだまだ足りない部分として、アウトプットする力を上げていきたいですね。それと、ウェブやデジタルに限らず、生活のなかの発見や自分の生活そのものを設計することへの興味も湧いてきました。

彦野彦野
 

マリエ

 マリエ  

自分自身で課題を見つけたんだね。
岡田さんは、いまの自分自身に足りてないなと気づいたことはある?

どうやったら良いデザインになるか正解がわからないというか、行き詰まることがすごく多いんですけど、そもそもの考え方がすごく大事っていうのが今回わかりました。これって目的はなんだっけとか、そもそもどうしてこうなったんだっけって、一歩立ち止まって改めて考え直すことが必要なんだなと。先に行かなきゃと焦るのではなく、本質を見つめ直すように心がけられるようになりました。

岡田岡田
 

マリエ

 マリエ  

いい気づきだね。
「これとこれ、どっちがいいでしょうか?」って話なら、どんな目的だったのかを一度問いただせば、自ずと答えが出てくるんだよね。でも、“そもそも”に戻るのは一人では難しい時もあるから、そういう時には周りで補いながら深掘りしていけばいいし、私自身もそういうお手伝いができたらいいなって。
一般的にデザインって、学生時代や経験が浅い時にはデザインをするということが目的になりがちだけど、例えばサービスを使ってもらうことが本来の目的であれば、デザインはあくまでも目的を達成するためのツールや手段。それを認識できると、それこそ行き詰まり方にしても大きく変わってくるのかなって思う。

これから目指していく目標

f:id:dmmlabotech:20180606090225p:plain

 

マリエ

 マリエ  

学んだことを業務に落とし込む点については、どんなふうに考えています?

解決すべき問題点に対するヒアリングを増やすという意味で、事業部側ともっと密にコミュニケーションを取って、同じ方向を向いた状態で案件を進めていきたいと思うようになりました。これまでの業務ではそういう機会は少なくて、依頼された内容をそのまま作ることが多かったのですが、最近は、案件ができた経緯や目的を掘り下げて具体的な質問ができるようになったり、サービスにとって効果がありそうな提案をプラスアルファで考えられるようになりました。 

彦野彦野

彦野さんともさっき話していたことなんですが、4日目・5日目の講師だった徳田さんの言葉で「NOと言わない」っていう姿勢はすごく大事だと思っていて、もし自分が違うなと思えば、ただ否定するんじゃなくて、ポジティブな解決策で自分なりの案や考えを出すように心がけています。

岡田岡田
 

マリエ

 マリエ  

事業部との関係っていうか組織体制についての話にもなってくるんだけど、実はそのあたりは講師の方々と打合せしている時にも指摘をいただいていて……。これまでパワーバランスが事業部のほうが強かったり、発言の機会が限られていたりするなかで「受け身になるなよ、ガンガンいけよ」って言われても、どう動いていいかわからないこともたぶん多かったのかと思います。でも、今回の講習を終えて、具体的にどうしたらいいか動き方が理解できるようになったっていう声を二人以外からも聞いているので、みんなもどんどんとコミュニケーションを取ってデザインをしてほしいなと。

頑張ります!

彦野&岡田彦野&岡田
 

マリエ

 マリエ  

私自身のことでさらに言えば、もうひとつ課題だと思っているのが、デザインの言語化や手法化。私がこれまで感覚的に仕事をしてきた部分を言語に落とし込んで、しっかりとしたメソッドにしたうえで皆に教えられるようになりたいなと。アウトプットの一つとして言語化して教えること、それを次のステップに考えています。
さて、それでは最後になりますが、ふたりには全体の講習を終えての感想を改めてお願いできますか? ふたりの言葉を聞いて、次の機会に参加したいっていう人が増えたらいいなと、密かに思っているので(笑)。

いまは、やるべきことや進むべき道が具体的に見えてきたような感じがしていて、めちゃめちゃタメになりました。私の場合はそれが本質を知るための対話なんですけど、それを欠いていては本当の意味でのデザインはできないって思えるようになりました。そのうえで、デザイナーとして「整理」と「見える化」の力をつけること。こういう講習は、やっぱり実際に参加して体験するのが一番ですね。

彦野彦野

普段は社内のデザイナーとしか関わることがないので、他社のデザイナーがどう考えているのかを肌で知る機会としてまず有意義でした。しかも、自分が知っている商品に携わってきた方が講師として来られたので、そのデザインの背景を知れたのも良い経験だったと思います。講習の内容で言えば、見た目から入っていくデザインじゃなく、サービスや商品の本質を考え抜いたうえで自分がどんなデザインをできるのか。そういうふうに自分のマインド、考え方が5回の講習を経て変わったなって自覚しています。

岡田岡田
 

マリエ

 マリエ  

ありがとうございます。
また次も、もしこういう機会があったら二人は出たい?

出ます!(即答で)

彦野&岡田彦野&岡田
 

マリエ

 マリエ  

嬉しい! 二人にはきっと、次回もたくさんのことを吸収してもらえると思います。今回の講習への参加、それから今日もどうもありがとうございました。

 

 最後までお読みいただいた皆さん、いかがでしたか? 参加したデザイナー2名が、仕事に向き合う姿勢の変化などをはっきりと口にする様子から、講習内容の充実ぶりが伝わってくる対談でしたよね。
 また、「次も、もしこういう機会があったら……」という言葉が主催者から出ていたとおり、DMMでは今後もこういった講習を開催していく予定です。中身の濃い講義を展開してくださった三名の講師の方々、改めてどうもありがとうございました!