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IoTをもっと身近なものに。女性目線でこれからの暮らしを考える「IoT女子会」とは?

IoTをもっと身近なものに。女性目線でこれからの暮らしを考える「IoT女子会」とは?

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こんにちは。DMM inside編集部です。
今回は、モノづくり総合施設のDMM.make AKIBAが主催・運営する『IoT女子会』についてご紹介します! 
キャッチーなネーミングのこのコミュニティがどんな活動をしているのか?
そして、IoT × 女子会で生まれる化学反応とはどんなものなのか?
コミュ二ティの仕掛け人である3名に話を聞いて、編集部との対談形式でまとめました。

お話を聞いた人

【田中 麗奈(写真左)】
DMM.make AKIBA コミュニティマネージャー兼広報。2017年にIoT女子会を立ち上げ、プロデューサーとして独自の企画や企業タイアップ等を実施。広報として、DMM.make AKIBAを拠点に活躍しているスタートアップのPR業務にも携わっている。

【上村 遥子(写真中央)】
DMM.make AKIBA コミュニティマネージャー兼エヴァンジェリスト。2016年よりIoTの世界に踏み込み、コミュニティマネージャーとしてコミュニティの活性に奔走しつつ、第二言語のフランス語を使い、仏語圏案件も担当している。また、IoTに関連したスタートアップのリアルを伝えるエバンジェリストとして活動中。

【田中 佑佳(写真右)】
DMM.make AKIBA 広報。フリーランスのWebデザイナー業務と並行して2014年からハードウェア・スタートアップのPR業務に携わり、2017年よりDMM.make AKIBAの広報を兼任。「より楽になる世界を加速させたい」という想いを持って、IoTプロダクトをはじめとした多様なジャンルのプロジェクトのコミュニケーションデザインを行っている。

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早速ですが、『IoT女子会』とは、どういったコミュニティなんでしょうか?
その名のとおり女性向けのIoTの普及活動のためのコミュニティで、2017年の立ち上げからこれまでに5回のイベントを開催してきています。

IoT×女子会と聞くと珍しい組み合わせにも思えます。どんなきっかけで会が始まったんですか?
「珍しい」とか「新しい」とか、きっと今は『IoT女子会』というフレーズにそういう印象を持たれる方もいるかと思いますが、それこそがコミュニティを立ち上げた理由なんです。
 私たちがいるDMM.make AKIBA(以下AKIBA)は2017年11月で4年目を迎え、スタートアップ支援のノウハウも蓄積してきました。普段、IoTに関わるさまざまなイベントをDMM.make AKIBAで開催していますが、その参加者の9割近くが男性です。IoT関連のイベントはたいてい内容がとてもディープなので「なんとなく興味がある」というライトな女性層に参加してもらうためのハードルを下げることがなかなか難しい状況です。
 参加者が男性ばかりで困るようなこともないのですが、でも、人類の半分は女性なのにIoTの良さが男性にばかり伝わっている現状はもったいない! 同性として女性にもIoTの魅力や価値をもっと伝えたいと思うようになりました。

IoTを取り巻く現状などは、女性目線で見た時にどのように映っているのでしょうか?
 最近は、女性誌でも「おもしろガジェット」とか「おもしろ家電」みたいなワードでIoTが取り上げられる機会は増えていますし、確かなニーズはあるんです。だから私たちとしては、そこをもっと盛り上げたい。モノづくりをすぐ横で見ていてストーリーを知っているAKIBAだからこそ、それができるんじゃないかと、そんなふうに考えています。
 例えば、今話題のスマートスピーカーにしても、まだ十分に普及していないのは実際に体験する機会がないからで、やはりどれほどのことができるかが伝わりきっていないんだと思うんですよね。実際のところ、スマートスピーカーで本当に助かるのは、家にいる時間が比較的長い女性だと思いますし、女性がもっと楽になれるようにIoTが使われる世の中にしたいんです。IoTが進めば身の回りがこれだけ便利になるんだよ、生活がこんなに変わって面白くなるんだよ、ということを女性にもっともっと知ってもらえるように活動しています。

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イベントはどんなふうに行ってきたのですか? 特徴なども併せて聞かせてください。
 最初に行ったのは2017年の6月で、フランスとイタリアのIoT事情や女性の活躍に焦点を当てたイベントでした。私たちとしてはそれまでの経験から一定数の女性はIoTに興味がある、女性の支持者がいるとわかっていたので、試験的に渋谷のヒカリエでレバレージズ社が主催している「ヒカラボ」と連携して開催してみたのですが、それが大盛況でした。
 その後、3,4カ月に一回ぐらいの頻度で開催しています。好評だった1回目の内容をリメイクして六本木のDMM本社で開催したのが2回目で、次にクリスマスオーナメントの電子工作ハンズオンを行ったりしてきました。また、企業様とタイアップしてイベントを開催することもあります。例えば、アマゾンジャパン社にご協力をいただいてAmazon Alexaのアイディアワークショップを開催しています。イベントタイアップの開催には数十万円程度の費用が掛かかりますが、協賛をいただけた企業様からは毎回非常に良いフィードバックをいただけています。それを自信にできているので、今後もニーズがマッチする企業と一緒にイベントはどんどん開催していきたいですね。
 IoTプロダクトの開発を考えている企業様からお話を聞くと、プロダクトの開発にあたって、女性目線の意見を聞く機会を得るのはなかなか難しいと聞いています。そういう現状だからこそ、私たちのイベントを通じてIoTや製品に対する女性ならではの意見を掘り起こすことで、それを開発やサービス展開に役立てていただくことができていると感じています。また、そうすることで参加してくださっているお客様も新しい情報を知ることができますし、また自分の意見がプロダクトに反映されていくと、それをきっかけにプロダクトのファンになることもあります。。
 もうひとつ特徴と言えそうなこととして、『IoT女子会』では毎回多くの参加者が喜んでくれて、良い評価を返してくださっています。このようなイベント事ではアンケートを取ると数パーセントはネガティブなフィードバックがあるのが通常かと思いますが、『IoT女子会』ではコンテンツとお客さんの期待が合致している結果だと、私たち自身すごく誇りに感じています!

イベントの参加者にはどんな方が多いのでしょうか? 皆さん、やる気いっぱい、学ぶ気いっぱいという感じなのですか?
 これまでのケースで言えば、技術的に専門性が高いコンテンツにはあまり焦点を当てず、ライトな内容を中心に開催してきたこともあって、歯医者さんから自衛隊員まで幅広い層の参加者がいます。
 私たちのイベント以外にもIoTと女性をテーマにしたものはあるんですが、内容がもっと技術よりのものが多い現状です。『IoT女子会』はあくまでも女性目線で、IoTが入ると生活がどれだけ便利になるか、家事などで使えばどれほど効率が良くなるかと、身近なところでIoTを感じてもらえるようなテーマ設定を大切にしてきました。なので、やる気いっぱい、学ぶ気いっぱいである必要は特にありません。

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イベント以外ではどういう活動を行なっているのでしょうか?
 Facebookでのコミュニティ活性化も目標にしながら、次回のイベント開催に向けて企画を温めています。イベントの開催にはしっかりとしたテーマを置きたいのでそこは常にいろいろと考えていますが、できれば製造に関係する企業・団体様と一緒に女性向けの普及活動に積極的に取り組んでいきたいですね。

製造業というと、IoT分野に限らずとも従事する女性が少ないのが実情かと思いますが、モノづくりの総合施設を展開するAKIBAとしてその点はどう考えていますか? 
 もちろん女性が製造業に参画することが制限されているわけではありませんし、実際にAKIBAを利用していただいている企業にも女性が代表を務めていらっしゃるところがあり、製造業でも女性は十二分に活躍できると思っています。ただ、製造業に従事する女性が少ないのはそのとおりで、何がネックになっているのかを考えたら一番はマインドというか、社会の雰囲気や女性自身の意識なのではないかと思うんです。
 だからこそ、この『IoT女子会』をきっかけに、と言ったたら大げさかもしれませんが、女性にももっと製造業の現場やその分野に興味を持ってもらいたいですし、女性が女性のためにモノを作って、世の中がより豊かになればいいなと考えています。

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女性がプロダクトを作る強みって何でしょうか?
 女性発信でプロダクト開発が行われる場合に「自分自身の、ある問題を解決したい」という自身の課題解決をベースに動かれる方が多い印象です。またプロダクト開発にあたって「技術としてどうすごいか」ではなく、「それを使ってどう感じるか」という感性を大事にしているのも特徴と言えるのかなと思っていて、しっかりと市場のニーズを捉えたうえで感性を生かすことができたら、それは強みになりますよね。
 例えば、日本オラクル社とタイアップにて行ったIoT女子会では、女性が日常的に使えるプロダクトをテーマとしたトークセッションを行いました。その際に登壇していただいた、スマートミラー「novera mirror(ノベラミラー)」は、開発チームは男性ばかりなのですがターゲットとしているユーザーは女性です。開発者の方が奥様に「どんな鏡だとテンションがあがる?」とたずねた際、「好きな俳優の声で今日も肌素敵だね!って言ってもらいたい」という答えが返ってきたそうなんです。それまで、どんな機能を付けるかなどスペックばかり気にしていた開発者にしてみれば目から鱗だったとか。
 また、先ほどお話したアマゾンジャパン社とのイベントではAmazon Alexaスキルでどんなものがあったら良いかをテーマにチームに分かれて発表したのですが、その中で「Alexa婚」というアイディアがありました。Amazon Alexaが搭載されたデバイスを持つ男女が結婚してAlexaペアリングを行うと、二人のこれまでの生活を踏まえたより素敵な音声サポートが受けられるというものです。こうしたアイディアは、技術ベースではなかなか生まれにくいですが「憧れの暮らしをしたい」という自分自身の想いや感覚を大事にすることで、形になっていくものもあるのだと感じています。

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男の私には耳の痛い話もありますが(苦笑)、どれもなかなか思い付きそうにないものばかりです。こういうエピソードを聞くと、確かに女性ならではのモノ作りの世界はもっともっと広がって行きそうだなと思えてきました。
 ありがとうございます。本当に大きな可能性を秘めた分野なので、私たち『IoT女子会』としては、女性向けのプロダクト開発支援という形でどんどん盛り上げていきます! それこそ「女子会」と謳わなくてもイベントを開けば女性が大勢やって来る時代になればいいなと思いますし、変化の大きな時代に合ったコミュニティのあり方を常に探究しながら、IoTというワードが新しくも何ともなく、当たり前にある世の中を女性の視点で作っていきたいと思います!

  

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