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プロダクトデザインや組織創設を通して感じたDMMとは

プロダクトデザインや組織創設を通して感じたDMMとは

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はじめに

この記事は Calendar for DMMグループ Advent Calendar 2021 | Advent Calendar 2021 - Qiita の22日目の記事です。

「デザイン部」と言うデザインアプローチを軸とした横串部門で部長を務めております。 齊藤 卓真と申します。 弊社(以下、DMM)では、10年以上在籍の方も多々いる中、2016年夏に入社し日が浅い人間です。

入社以降、「 プロダクト(サービス)デザイナー」「デザインコンサルタント」「デザイン組織のマネージャー」と役割が増えていき、それらは明確な線引きでシフトするわけでなくグラデーションのように変化していきました。

転職組だからこその実感があるのですが、DMMという面白い会社特性に助けられた部分が大きいです。

今回は、一人のDMMデザイナーの事例を通して 「キャリアプロセスのどこかで迷っていて、新しいチャンスはないか?と探している方へのDMMという環境の紹介」となります。

プロダクト(サービス)デザイナー

当時、入社してまもなく大きな会社内の組織再編があり、「横串の開発組織」から「縦割り組織」へ異動となりました。 とはいっても、担当していたプロダクトデザインは変わらず、再編前から担当していた「チームラボプラネッツの開発プロジェクト」という大きめのプロジェクトでデザインリードをしていました。

チームラボプラネッツ案件での業務領域

  • WEB / 紙チケット / 券売機 / 会場入場周辺機器 一連の情報設計とデザイン
  • チケット購入から施設へ入場する一連のUX設計 / 定量計測設計 / プロダクトKPI設計
  • もう一つ別のプロダクトのデザインリードを兼務 結果的にデザインした主要な媒体 リアル施設では人との連動が大切 体験設計、プロトタイピング、現地での行動観察からプロダクト開発の流れを作る

【 詳細の解説資料:チームラボプラネッツの「チケット購入から入場まで」の体験設計 - Speaker Deck

このように、

  • 縦割り組織を基本に「一つのサービスの中で、広い領域を担う」
  • 組織との相互理解を構築する事で「複数プロダクトのデザインを担う」

も許容される柔軟な風土がありました。

★DMMの面白いところ for プロダクト(サービス)デザイナー

(1)様々な業界に進出をするので、様々な業態のデザインを経験しやすい
→ 対応できるデザイン領域を広げたいけど、仕事以外で体得する時間がない方にオススメです。

(2)内製開発も多く、色々な媒体やジャンルのデザインを一式、担う事ができる
→ 事業やサービスの上流工程から開発に携わりたい、さらに他事業での開発事例の裏側も見たい方にオススメです。

(3)スキルセットに対し、業務で触れやすい周辺スキル領域(他職能含め)へチャレンジが許容されやすい
→ デザインは続けたいけど、それだけじゃない複合スキルを、できる人と一緒に業務で身につけたい方にオススメです。

デザインコンサルタント

社内デザイナーのみなさんから個別に「事業での立ち回り方の相談」が多くなり、応えていると、担当事業以外から正式にコンサルティング的なお仕事の依頼が増えてきました。

一つ事例として挙げると、とあるプロダクトで「デザインチームのミッションを自力で定めてと言われたが、何をしていいか分からない」と相談があり、ヒアリングをしました。

とあるチームでの課題整理

  • 「サービス上の問題把握 → プロダクトの課題化 → デザイン(導線設計/情報設計/UIやライティングの改善)」のように、自分の対処可能な領域にまで課題を落とし込めていなかった
  • 事業部内でやりとりされるデータの内、デザインに関連深いデータの選別ができていなかった
  • デザイナーがどんな事をやれば、業績に貢献できるか自信が持てなくなっていた

これらが重なり「デザイナー発信での施策立案と実行が難しい」という状態になっていました。

とあるチームでの対策支援

  • サービス課題の再ヒアリングと、裏付けるプロダクトの定量データの取得
  • ROIの高い施策のステークホルダー提案と承認獲得。実装方法の具体化と、施策の優先順位付け
  • 施策の実施管理と、KPIのダッシュボードで確認する習慣の定着

小さく始めやすいLPから、サービスサイト全体へ対象範囲を広げ、サイトリニューアルまで繋げていきました。 当時このチームにいた皆さんは、今日ではDMMデザイナーの主力として、様々なプロダクトでのデザインリードや横串部門のリーダー職として、制作実務以外にも施策立案から業務フローの最適化、現場教育まで幅広く活躍してくれています。

多種多様なデザイナーとの交流でわかったこと

ちなみに、この時期に多種多様なデザイナーの方との交流は、事業会社での活躍に必要なスキルセットの体系化や教育ツール等々の整備に繋がり、後のデザイナー向けの評価ロジックの基盤となりました。

事業会社におけるデザイン人材育成の方向性 デザインスキルセットの一つの方向性:価値想像力 デザインスキルセットの一つの方向性:課題解決力 デザインスキルセットの一つの方向性:表現力

★DMMの面白いところ for デザインコンサルタント

(1)事業やサービスの生の情報やデータに触れる事ができ、問題の根っこを見ることができる
→ 漠然と要求要件整理や工程管理をしていたが、本当は事業にどのように役立つか把握しながら働きたい方にオススメです。

(2)「追って紹介するデザイン横串部門」を介して多種多様な業態のサービスで、課題解決の提案ができる
→ クライアントからのオーダーに従うだけではなく、自身ならではのアイデアを提案し形にしたい方にオススメです。

(3)解決手段は検討結果、デザイン以外の手法を提案してもOK。事業に寄り添う姿勢と結果が称賛される
→ 他職能の経験はあるが、今はデザイン以外の領域に触れることができず、より良い解決手段を行使できていない方にオススメです。

デザイン組織のマネージャー

DMMは新しい業態や業界にアグレッシブに参入していくチャレンジングな会社です。 それと同時に、次のチャレンジの為に既存事業の撤退をすることもでてきます。その際にデザイナーの課題としてよく発生する課題が以下になります。

横串部門 創設前のデザイナーの課題

  • 担当事業以外を知らなくて不安。会社全体のことなんて意識してこなかった
  • 担当事業以外の人と話してこなかったので、他のデザイナーにも相談できない
  • 担当事業で固定化した作業をしていたので、他事業に突然異動しても対応できない

縦横の組織形態のどちらでも結局のところ長所も短所もあります。 個々での解決に手が回らなくなり始めた頃、新しく「横串部門のデザイン部」を創設しました。

縦割り構造を越えて色々な方とお話しさせていただき、自身の兼務も含め以下をミッションとしました。

横串部門の担う機能

  • 複数本部を跨いで、新規事業の構築事の開発支援を行うこと。運用開始後はそこの事業所属デザイナーが活躍出来るよう教育・キャリアケアすること
  • 専門性が高い業務は単一事業で常に必要とされづらいので、スペシャリストを横断で抱え必要なタイミングで技術支援すること
  • 長期で取り組む「技術系の全社方針検討・推進、人事や求人対策」等々を推進する組織に、私自身も兼務をし事業現場に波及させること
  • 社内デザイナーの方針・評価システムの構築と推進、教育や成長に次世代のデザインリード各々が取り組める枠組をつくること

事業会社におけるデザイン系組織連携の方向性 大小それぞれ機能がある組織を課題別に連動させる 所属組織を跨いだ課題別プロジェクトチームによる推進

【 詳細の解説資料:デザイナーの⼈材育成と組織連携 - Speaker Deck

これらを着手してから、「あっという間に3年」が経ちました。

この「縦横ハイブリットのデザイン組織のあり方」も会社に馴染み、 取り組みに参加してくれたデザイナー皆さんはどんどん自走化・活躍してくれまして、所属組織に様々なナレッジを持ち帰って業務で活かしてくれています。

★DMMの面白いところ for デザイン組織のマネージャー (リーダー層の方も)

(1) 一つの会社にいながら、多種多様な事業/組織で積み重ねた経験を活用できる
→ 担当プロダクトが一つか少数で、自身の専門性を発揮できる機会が少ない方にオススメです。

(2) 「評価」「教育」と奥深いテーマに対してデザインリードが集まるプロジェクトチームがサポートするので安心
→ 複数人相手の「評価」や「教育」がちょっと苦手だけど、経験や対応人数を増やしていきたい方にオススメです。

(3) マネジメントさせてもらう人自身、様々なスペシャリストの方のお仕事を見ることができ、学びが多い
→ デザイン全ての工程をやらずとも、知識を拡張していきたいフェーズの方にオススメです。

まとめ

いかがだったでしょうか?転職組の5年での事例でした。

色々とやらせてもらっているので言えることですが、DMMは面白い環境でやる気のある方にチャンスが回ってくる会社です。 正直なところ、デザイン以外の領域に考えを巡らせることが増えたり、事業や会社の戦略の為に一時的に我慢するシーンも確かにあります。 しかし、そこも含めて商業デザイナーにとって魅力的な環境だと思います。

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