こんにちは! 人事部・マリえもんです。
DMMは40を超えるサービスを展開していますが、今回は動画配信、電子書籍などのサービスを開発面で束ねるEC&デジタルコンテンツ本部のGeneral Engineering Manager(以下GEM)小島さんにインタビューしてきました。202X年に本部としての売り上げ1,000億円を目指しながらテックカンパニーになるための今後について伺います。
「人を通じて事を成す」GEMのミッション
まず、EC&デジタルコンテンツ本部について教えてください。
大別して2つのサービスを提供しています。1つが動画配信やライブ配信、電子書籍といったデジタルコンテンツを取り扱うサービスと、もう1つが通販やオンラインDVDレンタルなど物品を取り扱う総合ECサイト運営をしています。開発部隊としては、いずれのサービスにおいても、エンドユーザ様とコンテンツプロバイダ様の双方にご満足頂けるプラットフォームを目指して、日々開発に取り組んでいます。具体的な内容については別記事がありますので、そちらもぜひご覧下さい。
・DMM動画サービスの問題を解決しようとしている話(スタイルガイド編)
・DMM動画サービスの問題を解決しようとしている話(コンポーネント編)
・DMM動画サービスの問題を解決しようとしている話(再生URL生成API編)
GEMとはどんな役割ですか?
GEMは本部所属になっており、各事業部に1人いるEM(Engineering Manager)の管理者にあたります。当社においては各本部ごとに組織構造や状況が異なっているため、EMやGEMに求められる役割も異なります。当本部では、CTOが示す技術方針と事業本部長が示すプロダクト方針から本部開発組織の方針を策定し、組織の最適化及び運営を行います。部門内VPoEと言うとイメージがわかりやすいかもしれません。
なるほど、ではGEMのミッションを教えてください。
エンジニアリング組織の成果を最大化することです。直近では、データサイエンスベースの事業推進ができるようアジリティの高いチーム構築に取り組んでおり、将来、DMMがトップクラスのテックカンパニーになることを目指しています。
GEMとして嬉しい瞬間、達成感を感じる瞬間はありますか?
GEMは「人を通じて事を成す」のが役割だと思っているので、人と向かうことの難しさを感じる毎日ですが、メンバーの成長だったり、誰かが何かをアウトプットをしたりだったり、そういった瞬間はやはり嬉しいですね。例えば、EMとの1on1で一緒に取り組んだものが実を結んだり、EMが成長したなと実感するときは嬉しく感じます。
あとは採用ですね。常に注力している取り組みではあるんですが、求める人物像の方を採用できたときは達成感があります。
課題を乗り越え、プロダクト価値を最大化する
EC&デジタルコンテンツ本部の強みについて教えてください。
会社としての強みでもありますが、良い意味でなんでもありで、誰でも提案できる土壌があること。そしてそれを良いと思ったときの意思決定が圧倒的に早いことです。そしてビジネスが強い。業績が順調に伸びているので、強者としての戦いができるのは大きな強みだと思います。
開発組織の課題はありますか?
良い人材が揃っているし、さらにどんどん良くしていこうという雰囲気はあるのですが、そういったなかでもシステムが古くなってきているんですね。業績拡大期はどうしてもサービスの拡充が優先されるので、システムが老朽化して負債になっていくというのはよくある話だと思うんですが、DMMでもそこが課題です。
現在、その技術的負債に立ち向かおうとしているのですが、まだまだ人が足りない。CTOが出している DMM Tech Vision に共感できる人にどんどん参加してもらい、モノリシックからマイクロサービスへのアーキテクチャ移行など、技術的負債の解消を急ぎたい。エンジニアリング組織がテクノロジーでプロダクト価値を最大化できる状態に早く到達したいと思っています。
今後の展望を教えてください。
DMMは今後3年で世界標準と言えるテックカンパニーになり、スタートアップよりも素早くさらに大きな事業を作れるユニークな会社になることを目指しています。機械学習一つとっても、世の中のWebサービスでは利活用が進んでいますが、DMMではまだ一部しか導入できていない。
数十万件のコンテンツがあるなか、狭い画面内でお客様の嗜好に合うものを表示するには手動では限界があるので、全てのコンテンツがパーソナライズされている状態を目指したい。このように、今のトレンド、当たり前を取り入れてすべてが最適化されている状態にしたいです。そうすればユーザーの満足度をもっと上げていけると思っていますし、そのためにエンジニアリング組織全体を強化することが必要だと思っています。
出る杭は伸ばす。組織強化に向けた具体的な施策
組織全体の強化について、具体的な施策を教えてください。
先ほどもお話しましたが、「アジリティの高いチーム構築」に取り組んでいます。売り上げを伸ばすためにはひとりひとりの生産性を上げることが必要で、そのためにまずシステムをスリムアップして負債を解決し、生産性が上がる・売り上げも上がる状態を目指します。システムをリリースすることで売り上げ伸びていくのがWebビジネスの主流だと思いますが、その頻度をもっと上げていく。失敗するときも大きい失敗をするんじゃなくて、小さく失敗して、細切れにPDCAを回していく状態にしていきます。
もうひとつが、「データサイエンスベースの事業推進」。まだデータを使ったアプローチを十分にできていないので、今後どんどんデータを可視化して、データをもとに意思決定をすることで意思決定にかかるコストを下げていくこともできるようにしたいです。両者を取り入れることで、組織としてモチベーションが高くなって、外からも魅力的に見える。そうして業界の先頭を走る、まさにテックカンパニーの入口に立てると思っています。
そのなかでメンバーにはどういうチャンスがありますか?
ひと言で言うと出る杭は伸ばす文化。例えば2016年に新卒で入社した矢野さんは現在チーム成果をリードするPO(Product Owner)という立ち位置で活躍していますし、活躍する人には意思決定・裁量も委ねていきます。
手を挙げて、小さい失敗を重ねながら、結果を残せばやりたいことを実現できるようなイメージでしょうか。
そうですね。何より開発者も提案できる土壌がありますし、結果を出す人はどんどん役割を広げていってもらいます。
チャレンジできる人を増やしたい
現在どんな人が活躍していますか?
いわゆるHRTの原則を理解できている人。ロジカルかつ謙虚な気持ちでコミュニケーションを取れる人は活躍しています。スクラムも導入しているなかで、ある程度のコミュニケーションは当然求められますからね。
新卒入社・中途入社にかかわらず、サービス寄りに志向がある人はPOになってもらえばいいですし、もくもくと進めるスペシャリストを目指す人ならこちらはそれを支援します。そのうえで、活躍の場を広げたいという方には提案を通じてどんどん存在感を出していってもらい、役割を広く持ってもらっていますね。
どんな人でも活躍できて、キャリア形成としてはどこにでもいけると。
そうですね。いろんなことにチャレンジしたい、変化が激しい環境でそれを受け入れられる、当事者意識をもって動けるというのも大切になりますね。
今後どんな人と一緒に働きたいですか?
DMMはこれから3年で世界水準のテックカンパニーを目指していきます。この大きな目標を達成していく醍醐味をしっかり味わえる人と一緒に働きたいですね。まずはチャレンジできる人を増やすことが大切だと思っています。
また、大規模なサービス開発に携わることでエンジニアとしてのスキルアップはもちろんのこと、テックカンパニーとしての文化醸成や、データドリブン・科学的プロダクト改善なども経験できるタイミングだと思います。これからのDMMでチャレンジしたい方、ぜひ一緒に働きましょう!
入社後に大きな役割があることも魅力の1つですね。小島さん、ありがとうございました!
さいごに
最後までご覧いただきましてありがとうございました。EC&デジタルコンテンツ本部では一緒に働くメンバーを募集しています。これからのDMMでチャンレジしたい!という思いのあるあなたの応募をお待ちしております。
■ 採用情報