DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。
テクノロジー

技術力向上への部門の取り組み 〜マーケティングテクノロジー部の挑戦〜

DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。

自己紹介

マーケティング本部マーケティングテクノロジー部所属(以下「マーテク」)の濱田翔馬です。
私が所属するマーテクは、「ビジネス課題をエンジニアリングで解決していくこと」を主な目的とした部署です。アドサーバーやメルマガなどの送客に焦点をあてたCRMツールの開発を中心に行っています。

私は「第一エンジニアチーム」に所属していて、チームには5名のエンジニアメンバーが所属しており、うち1名はチームリーダーです。第一エンジニアチームでは配信基盤の開発・保守運用などを行う上で、次のようなツールや環境に触れる機会が多いです。

  • コミュニケーションツール
    • Slack
    • Discord
    • Google Meet  
  • 開発環境
    • VSCode
    • Docker
    • CircleCI
    • AWS
    • GCP
    • GitHub Enterprise
    • Datadog
    • Jira
    • Confluence
    • Postman
    • Redash
    • Looker
  • 開発体制
    • スクラム開発

また、働き方としてはフルリモートが基本ですが、必要に応じて出社もしています。
今回は新卒配属後の2年間で得られた経験をふりかえりながら、部全体のスキルアップにつながる取り組みについてまとめました。同時にマーテク側の技術面のスキルアップや、働く環境のよさも伝わればいいなと思います。

DMMへ入社後2年での挑戦と成長

私がマーテクに配属されてから現在に至るまでの2年間、マーテクや自分自身に対していくつかの「技術力向上に向けた取組み」を行ってきました。挑戦してきたことは次のとおりです。

1.部を巻き込んで勉強会を開催

マーテクに配属されて半年以上が経過した時点で、当時はフロントエンドのスタックに詳しいマーテクメンバーが少なかったり、部としてバックエンドやインフラを中心に展開するプロダクトが多かったりしたことから、部としてフロントエンドにそこまで強くないことが次第に分かってきました。
このままではよくないと感じたため、「Ajaxから今日までのフロントエンドの歴史」という勉強会を開催したことがありました。

「現在のフロントエンド領域がどうなっているか」について、これまでの歴史を辿りながら学ぶことで、今後フロントエンドを触る際の指針にしてもらうのが狙いでした。

部外も含め、多くのエンジニアが参加し、ワイワイと盛り上がる楽しい勉強会になりました。
この勉強会をきっかけに、部としてフロントエンドの最近の動向に追いつくことができ、実際に採用するフレームワークを変えるチームがでてきたり、ポジティブな反応が多かったりしたため、非常にうれしかったです。正しい情報を調べながら発信するという難しさはありましたが、組織全体へのスキルアップに貢献する貴重な経験にもなったため、開催できてよかったです。

そのほかにも、次のような勉強会を企画し開催しました。

【開催した勉強会の一例】

  • Ajaxから今日までのフロントエンドの歴史
  • 新卒研修「SOLID原則」の部内展開
  • AWS re:Inventの部内勉強会    など

 

勉強会に対して、ポジティブなマーテクメンバーが多く在籍し、私以外のさまざまなレイヤーの方々(エンジニアのほかプランナーなど)にも勉強会を企画し開催しています。

【その他 勉強会の一例】

  • DMM広告サーバーの仕組み、アフィリエイトの内部システムに関する勉強会
  • 「マーケティングとは?」マーケティング勉強会(入門)
  • 「マーテク・レビュー会」(定期開催)   など

この「マーケティング・レビュー会」は毎月行われ、チームで得たノウハウを部全体に広める勉強会です。
過去に私は、他部署から引き継いだプロダクトのインフラを1からIaC化しデプロイ自動化を行った事例を紹介しました。
勉強会を開く度に培った発信力を生かし、継続的な部全体のスキルアップを目指しています。
 

2.技術支援制度を利用した資格取得

マーテクでは、勉強会以外の「資格取得」にも積極的です。
部全体の技術力を底上げする狙いがあり、我々エンジニアが資格勉強に集中できる環境も整備されています。
特に、最近では部全体でAWSの利用を促進する動きがあり、AWS資格取得のための勉強時間も設けられていました。具体的な制度内容は、次のとおりです。
 

【資格取得支援】

  • 必要な資格勉強の時間として認められた場合、業務時間に勉強ができる
  • 1回目の資格受験料はマーテク部が負担し、チャレンジできる環境がある

実際に、私はこの制度を利用して「AWS Certified Solutions Architect Associate」資格を取得しました。その際に「実弾演習場アカウント」を利用し、それがとても役に立ちました。
「実弾演習場アカウント」とはDMMの福利厚生の1つで、希望する各個人へDMMからAWS個人アカウントが支給されるというものです。毎月1万円を上限とし、自由にインフラを構築することができます。


AWS認定資格のソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)の試験では、全体的にエンタープライズ要件に対する解決策が問われるものが多く、個人開発ではほとんど使わないサービスが頻出します。
その点では「実弾演習場アカウント」を利用することで、個人で構築する場合に金銭面で不安になるインフラ・サービスも気軽に構築できるため、資格勉強にとても魅力な支援制度です。
実際の業務でAWSのインフラ構築を担った際にも、このとき学んだ知識が地味に役立っています。
この支援制度を利用することで、業務時間を利用しながらAWSについて学び直す機会が得られただけではなく、同時に資格を取得するでき、非常にうれしかったです。
今後も新しい資格に挑戦していきたいと考えています。
 

3.DMM社内で「新卒技術研修」の講師を担当

マーテクでは、社内での取り組みも推奨しているため、手を挙げれば挑戦できる環境が整っています。私は入社して2年目に新卒技術研修の講師に挑戦しました!


当時、私が担当した講義テーマは「SOLID原則」でした。
SOLIDの各原則がどういう意味を持っているのか、グループワークを通じて理解を深めていくという内容でした。
次のような研修資料を作成する上で各原則を言語化したことにより、自身の中で「SOLID原則」の解像度が格段に上がりました。


講師を担当したことによって、ほかにもいくつか得られたものがありました。


【講師に挑戦したことで得られたこと】

  1. 「SOLID原則」を学び直す機会や論理的に説明する「基礎力」も身につけることができました。この「基礎力」は、日々の開発業務やコードレビューにおいても大いに役立っています。
  2. 講師に初挑戦ながら、講義後にポジティブな感想を多く聞けたことで、自信にもつながりました。
  3. 資料を作成する力も身につきました。新卒のバックグラウンドを把握した上で、どのような内容をどのような順番で伝えたらよいかを考える機会にもなりました。しかし、チームメンバーからレビューをもらい、何回か作り直す作業は想像以上にハードでした。

 

まとめ

DMMに入社後の2年間を振り返り、新卒でマーテクに所属することができて、とてもよかったと思います。
エンジニアとして挑戦がしやすい環境が広がっているため、学びも多く得ることができています。またメンバーが一つの目標に向かって取り組めているのと同時に、ビジネスと開発の両方に集中できる理想的な体制が整っていると実感しています。
今後は、今以上に広範な領域に挑戦していきたいと思います。
フロントエンド、バックエンド、インフラを横断した技術力を培いながら「ビジネス観点」で最適な方法を提案実行できるエンジニアを目指していきます。

最後に

マーテクでは、特定の技術領域に縛られず、さまざまな技術スタックに挑戦することができます。
一緒に開発するメンバーを募集しているので、興味のある方は、ぜひ応募ページからご応募ください!https://dmm-corp.com/recruit/
またDMMでは現在、24卒新卒者採用も開始しています!
今回の記事を読んで「DMM、ありかも」と少しでも興味が湧いたら、ご応募いただけるとうれしいです!DMMグループ 新卒採用:https://dmm.snar.jp/

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