DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。
働く人々

『DMM×アニメ』の新境地へ挑む。新設・コンテンツクリエイティブ本部の展望

DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。

  • 鶴田 直一(つるた なおかず)

    2011年DMM.com入社。新規事業企画に携わり、公営競技事業部を立ち上げ。その後、グループ会社に出向しアミューズメント事業の営業立て直しを実施。DMM.comに戻ってからは経営企画室室長として、DMMバヌーシーなどの新規事業・サービスに関わる。2017年3月、アニメーションレーベル「DMM pictures」を立ち上げ。2018年10月、DMM.com執行役員エンターテインメント本部本部長就任。2022年9月、DMM.com執行役員コンテンツクリエイティブ本部本部長就任。

  • 町 隆幸(まち たかゆき)

    2007年DMM.com入社。プラットフォーム事業部に在籍。サイト改善、新機能・決済手段の追加に携わり、POSAカード導入などを実施し、部長職に就くに至る。2014年、MVNO事業部長としてDMM mobile、DMM光を立ち上げ。2019年同事業を20億を超える金額で売却。2020年、エンターテイメント本部副本部長を兼任。2022年9月、コンテンツクリエイティブ本部副本部長就任。

  • 山田 昇(やまだ のぼる)

    2021年1月DMM.com入社。株式会社 東急エージェンシーを経て、前職であるテレビ東京グループのアニメ専門チャンネル株式会社エー・ティー・エックスに入社。150を超えるアニメ作品に携わる。代表作は、『ぴちぴちピッチ』『しゅごキャラ』『ダイヤのAシリーズ』など。ポニーキャニオンらと『東京リベンジャーズ』のアニメ化舞台化企画組成を行った後、DMM.comに入社。アニメーション事業部長就任。各サービスとアニメーション業界を繋ぎ活躍中。

2022年9月、DMMのエンターテインメント事業は体制を刷新。アニメーションの製作・プロデュースに特化した「コンテンツクリエイティブ本部」を新たに組成した。

アニメ市場は、近年急成長を続けている。
 

Netflixなどの定額動画配信サービスの利用が浸透したことにより、配信市場は過去最高の930億円を突破*。

そんな中、DMMのアニメーションレーベル『DMM pictures』も、5年間で約70本の作品を世に送り出し、実績を積み上げている。これから更に展開を強化するというDMMのアニメーション事業の展望と、絶賛募集中の仲間について、コンテンツクリエイティブ本部のキーマンに聞いた。

*出典:帝国データバンク「アニメ制作業界 動向調査(2022)」

 

「DMM=アニメ」の認知度を高めていきたい

 

 

『DMM pictures』が始まってから約5年が経ちました。これまでの事業展開を振り返って、いかがですか?

 

 

鶴田:DMMのプラットフォームを活かしながら「日本のIPを、世界中に届けたい」という想いで、2017年にアニメーション事業を立ち上げました。当初は業界のことが全くわからず試行錯誤の連続でしたが、今はコンペで良い成績を収めることも増えてきました。5年かけて、アニメーション業界の中でのプレゼンスは少しずつ上がってきていると感じます。

 

山田:直近では年間15本程度の作品をリリースしていますが、段々とヒット作が出始めている状態です。『炎炎ノ消防隊』や『彼女、お借りします』など、好評で2期以降の製作が決まっているシリーズ作品も続いています。今年4月に出した『パリピ孔明』という作品も、熱狂的なファンがついて、ダークホース的に人気を博しました。

 

町:一方で、「DMMのアニメといえばコレ!」と言えるようなメガヒット作品はまだ無いのが実情です。DMMがアニメを作っていることは、世間的にはまだ全然知られていないと思います。「DMMといえばアニメ」「アニメといえばDMM」と言われるように、『DMM=アニメ』の認知度をもっと上げていきたいですね。

 

渋谷駅前スクランブル交差点では、放映しているアニメのビジュアルを展開していた。

 

山田:特にティーン層へのリーチは強化していきたいです。インターネット上での拡散力やトレンドをいかに掴むかを考えると、若者向けの宣伝施策は必須です。Twitter、TikTok、Instagramなど、何でもフル活用しながら、若者にしっかり作品を届けたいですね。

 

DMMの強みは、圧倒的な横展開力

 

 

アニメーション事業におけるDMMならではの強みは、どういったところにありますか?

 

 

山田:私は同じアニメーション業界から転職してきたのですが、DMMのアニメーション事業の強みは、圧倒的な「横展開力」にあると感じています。60以上事業があるので、1つコンテンツを作れば、マルチユースがしやすい。逆に言うと、横展開がしやすい「強いコンテンツ」をいかに作るか、が我々のミッションになっています。

 

町:直近の取り組みで言うと、『ブルーピリオド』やアニメ制作会社「P.A.WORKS」のオンラインサロン開設、『彼女、お借りします』『パリピ孔明』のスクラッチなどを展開しました。

 

 

 

鶴田:より広く作品を届けるためには、あらゆるチャンネルでの露出が必要です。3,900万人会員がいるDMMのプラットフォームのポテンシャルを最大限活用した横展開を、もっと仕掛けていきたいですね。

 

業界を牽引するリーディングカンパニーへ

この9月に体制変更も行ったと聞きました。

 

鶴田:はい。新たに組成したコンテンツクリエイティブ本部は、「売ることより作ること」にフォーカスしたチームです。アニメーションの製作とプロデュースの機能をより強化しました。採用も積極的に行っています。

 

山田:メガヒット作品を出すための土台づくりは、だいぶ整ってきました。大手出版社さんとも定期的に企画会議を実施するなど、製作に関わるステークホルダーの方とは良いコミュニケーションが取れています。実力のあるアニメプロデューサーにとっては、かなり魅力的な環境を作れていると思います。

 

町:他の事業部も同じですけど、DMMの特徴はスピード感。上層部の意思決定も早いので、要所だけしっかりと抑えてくれれば、裁量をもって仕事を進めることができます。

 

 

鶴田:企画をGOするかどうかの最終判断はもちろんしますけど、現場のプロデューサーが説得力のある企画や座組みをプレゼンしてくれば、思い切って任せます。

 

山田:ただ、商売感覚はめちゃくちゃ大事ですね。営利企業が事業としてやっている以上、売上や利益にはもちろんこだわっています。情熱をもってやってくれれば、裁量とスピード感もって自由にやれますけど、そこの数字の部分をサボらないのが大前提ですね。

 

鶴田:コンテンツクリエイティブ本部としては、直近の目標として「売上100億円」を掲げています。現状と比較すると高い目標ではあるのですが、刷新した体制の中で、ヒット作品をいくつも作っていこう、という強い想いを持っています。

 

 

中長期的な未来で、何か展望はありますか?

 

鶴田:ゆくゆくは、次世代クリエイターの発掘まで手掛けたいですね。TwitterやTikTokの登場で、クリエイターの活躍の仕方は大きく変わりました。彼らの成長や活躍がドライブする環境を作って、良いクリエイターがDMMから生まれるサイクルができたらと考えています。

 

山田:次世代の”宮崎駿”や”新海誠”をDMMが発掘できたら、すごい面白いじゃないですか。作品づくりって、どうしても時間とお金がかかります。若いクリエイターたちに思い切って投資をして、作品づくりに没頭できる環境をDMMが用意してあげるのは、とても可能性のある投資だと思います。

 

町:そういった展開まで含めて、アニメというテーマで、DMMの環境で「なにか面白いことをやってやろう!」という人は、今このタイミングでDMMのアニメーション事業にジョインするのは面白いと思いますね。

 

山田:あと、アニメーション業界全体も今は過渡期にあります。「テレビ局が強い時代」から「出版社が強い時代」を経て、今は「プロダクトが強い時代」に向かっていると感じます。シンプルに「良いモノを作れるところ」「良いクリエイターが集まるところ」が、これからは強い。

DMMは、アニメーションの業界ではまだトップランナーとは言えないですけど、まずはちゃんと良い作品を作る。それをDMMの横展開力も活かしながら、しっかり売る。次世代クリエイターの発掘など、新しい試みにもチャレンジしていく。これを着実に繰り返していけば、DMMが「アニメーション業界のリーディングカンパニー」になれると、本気で信じています。

 

鶴田:アニメーションの仕事の魅力って、作品と一緒に自分の名前が残ること。そしてそれが、世界中に届く可能性を秘めていること。業界未経験の人でも、結果を出せばステップアップしていける環境なので、気になった人は是非応募してきてほしいですね。

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