はじめに
こんにちは、合同会社DMM.comのオンラインサロン事業部所属の桂です。 DMMオンラインサロンのプロダクト開発を担当しています。
本記事では、オンラインサロン事業部 開発グループ(以下、開発グループ)におけるオンボーディングについてお話します!
オンラインサロン事業部とは
オンラインサロン事業部は、オンラインサロン(オンライン上で運営される会費制のクローズドなコミュニティ)のプラットフォームを開発・運営しています。
2022年8月時点のオンラインサロン事業部の所属人数は約40人で、役割・業務ごとに4つのグループで構成されています。 私が所属している開発グループはさらに3チームに別れ、各チーム3〜5人の体制になっています。
課題
オンラインサロン事業部では、新規メンバーの参画時に以下の課題を抱えていました。
- プロダクトの仕様が複雑化しており、初期の理解に時間や工数がかかる
- システムの仕様書があまりまとめられておらず、把握が大変になっている
- リモートワークによるコミュニケーションの減少 (コロナ以降)
本記事では、開発グループが上記の課題にどのようにアプローチし、オンボーディングを進めているのかをご紹介していこうと思います。
オンボーディングとは?
そもそもオンボーディングとは、新しく参加したメンバーがスムーズに業務を行えるようにチームとしてサポートする仕組み のことを言います。
オンボーディングの期間では、業務やツール、プロダクトに関するインプットを行うだけでなく、 企業文化やチームの文化に馴染むことを目的としている ので、非常に重要な時間だと考えています。 詳しくは後述しますが、開発グループでは「ウェルカムランチ」「メンター制度」「プロダクトツアー」などを実施しています。
オンボーディングの管理と改善
DMMでは全社的にドキュメント管理ツールとしてConfluenceを利用しており、開発グループでは新規メンバーのオンボーディング資料もConfluenceを用いて管理されています。
Confluenceには、ドキュメントをテンプレートとして管理する機能があります。 オンボーディング資料もテンプレートとして管理されており、オンボーディングを実施するメンバーによって内容に差が出ないような仕組みとなっています。
オンボーディングを行う際、手順や項目に不備があったり、内容の過不足があった場合には都度テンプレートを更新して最新化する活動も行われています。 開発グループでは、ドキュメントはみんなで管理するという文化が出来上がっているので、チーム全員でオンボーディングの改善に取り組んでいます。
オンボーディングの流れ
オンボーディングは以下の流れで行われます。
まずは、Confluenceでオンボーディング用のドキュメントを作成します。 テンプレートの項目は、開発グループでは職域を限定せず全て記載されているので、入社する人に合わせて項目の選択を行います。
下図は、オンボーディング資料の一部になります。 項目ごとにチェックボックスと想定所要時間があり、新規メンバーは順次項目をこなしていくような流れになっています。
プロダクト・コードツアー
オンボーディングと並行して、プロダクトツアーも行います。 オンラインサロンは、大き管理系、サービス系でプロダクトが分かれています。 運営・サロンオーナー側、ユーザー側のそれぞれの視点で、プロダクトにひと通り触れてもらうことで理解を深めてもらっています。
その他イベント
入社して数日は、参加可能なメンバー全員で新規メンバーを囲むウェルカムランチが複数回実施されます。 ウェルカムランチでは業務に関係ない趣味も含め、ざっくばらんに雑談をしてコミュニケーションをとっています。
ウェルカムランチ以外にも、開発グループでは週2回、開発グループで集まってランチをしたり、週1回1対1のコーヒーチャットも開催されており、チーム間のコミュニケーションも活発に行われています。
メンター
開発グループでは、新規メンバーに対しての「メンター制度」を設けています。 入社から1ヶ月の間、開発グループのメンバーが1人アサインされ、メンターとしてつきっきりでサポートします。
入社時はどうしてもインプットする項目が多く、またプロダクトに関する知識や社内で利用するツールも多いため、どうしても情報過多になりがちです。 そのため、オンボーディングでインプットした知識や開発・業務のルールなどに慣れたメンバーが、メンターという形で再インプットや業務のサポートを行うことで、よりスムーズに業務を行うことができるようになります。
まとめ
DMMオンラインサロン事業部の開発グループにおける新規メンバーに対してのオンボーディングの流れを紹介しました。
自分のオンボーディングがドキュメントとして残っていると、後から振り返ることができたり、他のメンバーが進捗を把握できるなど色々なメリットがあると思っています。 メンター制度も、不安の大きいであろう新規メンバーにとって他のメンバーとの関係値を築くために必要不可欠な制度になりつつあるように感じます。
DMMオンラインサロンでは開発チームのメンバーを募集しています。少しでもご興味を持たれた方、まずはカジュアル面談で気軽にお話ししてみませんか?