初めまして。DMMのマーケティング部・新卒の杉本です。
皆さんは「マーケティング」という言葉から、どんなことを想像しますか?
この春に新卒で入社した私自身のことを言えば、それまでぼんやりと理解していたつもりだったものが、新卒研修を終えた今ではグンと深く考えられるようになりました。
というわけで今回は、東京と石川の新卒4名が合同で参加したDMMのマーケティング研修について、そこで私たちが身につけたこと・感じたことと併せて御紹介したいと思います。
新卒マーケティング研修で4人が学んだこと
約2週間の研修に参加したのは、この4人。
研修会場になった六本木オフィスのジャングルには、本当に草木が生えていました!
研修は、まずはみっちりと座学から始まって、最終日にはグループワークというスケジュールでした。
座学研修
座学では、マーケティングのイロハについて先輩方から教えていただきました。
今までなんとなく聞いたことがあった言葉、何気なく見ていた広告など、一つ一つについて丁寧に解説を受けるなかで、マーケティング戦術の魅力や難しさに直接触れることができて、学ぶことの多い時間となりました。
以下は、研修メンバー4人それぞれの感想です。
・「マーケティング」という言葉で大雑把に考えていた概念を、「クリエイティブディレクション」「SEO」「アドネットワーク広告/純広告/リスティング広告」のように業務レベルまで落とし込んだ具体的な表現とともに理解することができました。これからは、今回学んだことを活かして「どのような戦術でいけば良いのか」「どの業務の担当者を巻き込めば良いのか」などを考えながら企画立案・提案を行っていきたいです。
・マーケティングの世界は、広告と何かしらの関連を持つものがほとんどですが、今回の研修ではその広告についてしっかりと学ぶことができました。より高い効果を生む施策を考えるには、広告の特徴をしっかりとつかむことが大切だとも理解できました。
・なんとなく知っている気になっていた「マーケティングとは」というテーマに対して、突き詰めて学ぶことができました。また、自分の担当している業務の範囲を超えて、他の多くのマーケティング手法についても理解が深まりました。今後は一つのマーケティング手法にとらわれることなく、より効果のある手法を常に模索していきたいと思います。
・どこのチームがどんな役割をしているのかを、マーケティング部全体で把握する絶好の機会になりました。マーケティングとひと口に言っても多種多様な手法があり、各チームのプロフェッショナルが具体的に何をしているかを知ることができたのも大きかったです。それら学んだことをしっかりと生かして、制作側から人を巻き込んで成果を出していけるようにしていきたいです。
グループワーク研修
最終日にはグループワークとして、カスタマージャーニーマップを作成しました。
カスタマージャーニーとは、商品認知から購入、さらに購入後までの顧客の行動を時系列で把握する考え方のことで、それをわかりやすく図表に落とし込んだものがカスタマージャーニーマップと呼ばれています。
今回は、顧客のペルソナとして25歳の未婚男性(伊藤はるひこさん)を設定し、カスタマージャーニーマップを作成しました。
彼のような人物をメインターゲットとして、カスタマージャーニーマップを作成していきます。
時にはこうして楽しく写真を撮りながら、和やかに、真剣に取り組む新卒4人。
ここまでの研修を生かし、最適な顧客アプローチ方法を考えていきました。
4人のメンバーが集まっていたことで、自分一人ではなかなか思い浮かばなそうなアイディアが出てきたり、自身のアイディアが周囲にポジティブに受け入れられる時の喜びを感じられたりと、座学とは違った刺激や学びを得ることができました。
そして、最終的にでき上がったカスタマージャーニーマップがこちらです。
顧客の行動や感情変化を分析しながら顧客との接点を緻密に設定し、それぞれのタイミングにおける最良のアプローチを考えました。
今回のマップ作成はあくまでもゲームとして行ったもので、施策の実現性の面では私たち自身がクエスチョンマークを付けたくなるようなアイデアも交じってしまったのは否めませんが、マーケティング戦略を様々な観点から理解することにおいてはとても有意義な経験になりました。
以下は、グループワーク後のメンバーそれぞれの感想です。
・具体的な施策を実際に考案することの難しさを感じました。そのうえで、実現可能な案を考える力を付けるために、まずは基礎知識をしっかりと身に付けていく必要があると思いました。
・施策を考える際の全体的な流れが把握できて、勉強になりました。実際にはまだまだ難しい部分が多く、「絵に描いた餅」のようなマップになってしまいましたが、カスタマージャーニーを見るためのフレームワークの重要性にも気付くことができました。