こんにちは! PF事業本部 サービスリライアビリティ部 の中川です。
2018年度、弊社の男性社員2名が育児休暇を取得し、復職しました。
正直、育児休暇は女性社員しかとれないものかと思っていたのですが、DMMはそうではありませんでした。
お二人は復職からすぐに社内ブログを更新し、育児がいかに尊いものか、社内で発信していました。
たくさんの社員がこのブログを読み、私も熟読した一人です。
そこでDMMの外に向けても発信したいと思い、育休取得の決意から育休中の様子まで、お二人と対談してお話を聞いてきました。
それぞれを御紹介すると、まず一人目が、DMM.com プラットフォーム事業本部 ペイメントサービス部の笠巻さん。
そして、同じくプラットフォーム事業本部 サービスリライアビリティ部の三浦さんです。
笠巻さんは六本木事業所で勤務しており、現在入社4年目。お子さんが誕生されてから3ヶ月間の育児休暇を取得して、昨年12月に復職しました。
三浦さんは金沢事業所で勤務し入社3年目。お子さんが誕生されて6ヶ月間の育児休暇を取得し、昨年9月から復職しています。
(写真左)プラットフォーム事業本部 ペイメントサービス部 笠巻 啓太(かさまき けいた)
(写真右)プラットフォーム事業本部 サービスリライアビリティ部 三浦 靖治(みうら やすはる)
育休を取得しようと思ったのは、妻を助けたい気持ちと先輩パパが取得者した前例があったから
中川:早速ですが、どうして育休を取得しようと思ったのでしょうか?
笠巻:プラットフォーム事業本部ではもともと(男性・女性問わず)育休を推奨する文化がありました。
身近な先輩社員が育休を取られる時も、みんなが快く送り出していたんです。
そのような部署の文化・前例があったからこそ、取得しようという気持ちになりました。
三浦:僕も覚えています。手作り動画とか、たくさんプレゼントしましたね。
笠巻:そうそう(笑)。育休に入る際には快く見送る、復帰後は歓迎する、という流れを身近に感じていたので、自分が取得したとしてもポストがなくなるなどの心配は感じませんでした。
中川:温かい部署ですね! 当時私は別の部署だったので、そんな雰囲気だったとは知らなかったです!三浦さんはどうして取得しようと思ったのですか?
三浦:僕の場合は、少しでも妻のサポートがしたかったんです。
妻はロシア人で、妻の友達や親御さんはロシアにいるので、異国の地で一人で子育てするのは大変だろうなと思って。もともと子どもが好きだったし、父親として近くで子どもの成長を感じたかったのもあり、育休取得を決意しました。
プラットフォーム事業本部が育休に前向きな環境だということは、僕も笠巻さんと同様に感じていたので、取得に不安はなかったです。
中川:初めての子育てでさえ大変なのに、さらに異国の地となると、出産経験のない私には想像もつかないくらい大変だということがわかります。お二人が育休取得すると決断された時、奥さまは喜ばれたんじゃないですか?
三浦:すごく喜んでくれました。
東京であれば外国人移住者の方も多く、そのぶん国際結婚されている方もいらっしゃるので、国際結婚の親同士が育児で協力し合える環境もあると思うんです。ただ金沢となると外国人の移住者は少なくて、そういうコミュニティが形成しづらいんです。
だからこそ、夫である僕が育休を取ることで、夫婦で一緒に育児を頑張っていこうねと、異国での子育てもポジティブな気持ちになることができたのかな、と思います。
笠巻:僕の妻も、初めての育児だったので喜んでくれました。
取得するとしたら最長で1ヶ月くらいかなと妻とも話をしていたのですが、実際は3ヶ月取得できたので、「そんなに取れるの!?」と二人で驚きました。
三浦:僕は6ヶ月取りました!
笠巻:意外と長くとれて良かったよね
三浦:本当にこの部署の環境に感謝です。育児休業給付金の条件を踏まえて半年という期間にしました。
中川:旦那さんが一緒に育児してくれるのはとっても心強かったと思います。
三浦さん親子(ロシアにて)
取得のしやすさに勤務地は関係ない?
中川:笠巻さんは六本木事業所、三浦さんは金沢事業所ですが、勤務地によって取得のしやすさって変わるんでしょうか?
三浦:DMMの場合は勤務地ごとの違いはないはずですが、会社によって異なるんじゃないかなとは感じています。
育休中に通っていた赤ちゃん広場のママたちは、「うちのパパの会社だと取れない」「そもそも取ろうとも思ってなかった!」といった感じで、父親は育休なんて取れないという前提で話をしていました。一方、DMMは他の部署でも男性社員が取得している実績もあるので、そこは魅力だと思います。
中川:笠巻さん、六本木事業所で育休を取得している男性社員は多いように感じますか?
笠巻:男性社員はまだ少ないと思います。ただ、DMMのプラットフォーム事業本部では三浦くんが取っていたりと実績があったから、自分は取りやすかったですね。
三浦くんが取得したから、自分も取得しようと決めましたし。
中川:他社に勤める旦那さんと育休の話をしたことあるのですが、「担当が自分しかいないからぽっかり休むことはできないな〜」と言われちゃったんです。育休となると、どうしても長い期間で休むことになってしまうので、会社の環境は重要ですよね。
笠巻:BtoCの企業だからこそ、育休取得ができるのかもしれませんしね。
会社の形態として、BtoBの企業だと、クライアント都合で仕事を休めないこともあると思いますし。
DMMみたいなBtoCサービスだと、代わりに仕事を担当できる人を当て込むことも比較的に簡単にできることなのかもしれないですしね。
育休取得のために準備したお金のこと、制度のこと
三浦:育休取得を決めた頃は、その間は生活できるのか?というのが大きな不安点でした。
これまでの家計簿を見て、仮に取得した時の収支のバランスを検討することを最初に準備しましたね。
中川:確かに、働かない期間になりますもんね……。
三浦:実際には、「育児休業給付金」「子ども手当」などの補助制度があることと、育休中の社会保険料全額免除から、少し給料が安くなる程度の収入があることはわかったのですが……。
今の給料から日々の生活費と育児にかかる費用を見積もって、半年間やりくりできるかどうかを家族で何度も話合いました。どこを節約していこうか、とか。
育休期間によっても補助の金額が変わるので、僕の場合、給料の67%補助がでる半年に決めました。半年以降は50%の補助となり家計も少しきつくなるので……。
笠巻:僕も、ほとんど三浦くんと同じような流れで育休について調べましたね。三浦くんとちょっと違うところは、子どもが生まれる前に居住地を変えたことですね。
医療費補助の額が住む地域によって変わってくると知って引っ越したんです。
三浦:確か、市や区の粒度でも変わってきますよね。
中川:そうなんですね。知らないことがたくさんあります。自分で申請するとなると、少し不安です。
三浦:申請や部署内の調整についても調べながら実施していったのですが、過去の実績があったこともあり、人事・総務部のサポートが手厚くて本当に助かりました。
笠巻:僕も人事・総務部に聞いて、その通とおりに進めていった感じです。
中川:過去の実績が活かされて、スムーズに育休取得できたんですね!
笠巻さん親子
育児の情報源はネット記事とアプリ、そして両親
中川:社会制度に関しての情報収集のほかに、育児に関しての情報収集はどんな感じ進めていましたか?
笠巻:沐浴の仕方やオムツの替え方はあまり知識がなかったので、ネット記事で調べました。他には育休を取得している他企業の人のブログを読んだりもして、どういう月齢でどういうことが起こるのかを参考にしました。
三浦:最近もイクメンの方のブログがたくさんありますよね、自分もよく見ました。
中川:確かに、検索してみると、育児されている男性の方のブログって結構出てきました!
笠巻:以前に比べたら、”イクメン”という言葉もかなり浸透してきたように感じます。
中川:三浦さんは、他に育児について調べたことはありますか?
三浦:僕も、沐浴の仕方はもちろん、離乳食についてなどいろいろ調べてましたが、何もかも初めてなので、調べて覚えることだけで一苦労でした。そんななか、育児用のアプリが今はあってかなり便利でしたね。
笠巻:アプリなんてあるんだ! 知らなかった!
三浦:育児に必要な知識がまとまっているアプリです。
子どもの月齢に応じて必要な情報を発信してくれるもので、例えば、遊び方や初めての〇〇のやり方、なりやすい病気・怪我などですね。さらに、妊娠中のママの心身状態の傾向を教えてくれて、その時パパはどんなサポートをすると嬉しいのかも教えてくれたりするんです。
ネット記事やアプリも便利でしたが、実際に自分の親や子持ちの友達に相談したりもしましたよ。
あとは、日本の記事だけでなく、妻がロシア人ということもあり欧米の記事も参考にしましたね。国によって育て方も違うし、気になって。
中川:近くに先輩がいるのは心強いですよね。三浦さんの社内ブログで初めて、推奨している育て方が国によって違うんだって知りました!笠巻さんのご両親も近くに住んでいらっしゃるのですか?
笠巻:義理のご両親が近くに住んでいます。引っ越しする時に、それが奥さんの要望でもあったので。
中川:それは心強いですね。三浦さんの奥さんは実の母がロシア在住だから、なかなか会えず大変だったのでは?
三浦:義理の親御さんは半年に1回くらいの割合で来てくれてます。
僕の場合は、同じく金沢にいる自分の実親を頼りにしていますが、やはり近くに両親がいることは、いろんな面で助かると思います。
育休中のスケジュールには自分の時間をきちんとつくることが大事
中川:次に育休中のスケジュールが気になりまして、お二人に事前に記載していただきました。ある程度生活リズムができる生後3~4ヶ月の時期のものですよね?
■笠巻さんスケジュール
■三浦さんスケジュール
中川:お子さんとの時間が本当に多くなりますね。そんななかでも自由時間が確保されていますが、スキルアップの勉強などをしていたのですか?
笠巻:これといって資格の勉強はしませんでしたね。仕事と一回完全に切り離して、育児に集中して生活したかったので。自由時間には小説など本を読んでいました。
最低でも1日に2~3時間は自分の時間を取るようにしていました。
中川:自由時間を取った理由を詳しく聞いてもいいですか?
笠巻:自分の時間がないと、子どもはいくら可愛いと言えども、いっぱいいっぱいになってしまって……。
最初はとても大変でした。記載したスケジュールは3~4ヶ月の頃のものですが、生まれたての1~2ヶ月の頃は、赤ちゃんの生活リズムが全然定まっていないんです。
常に起きて→泣いて→抱っこして→ご飯あげて……という感じで、今までのリズムで生活できなくなったんです。
落ち着いてきてからは意図的に自分の時間を作っていくようにしていました。
三浦:まさに、おっしゃるとおりです。計画を立てないと、本当に大変ですよね。
自由時間を作らないとやっていけなかったです。スケジュールに記載していませんが、奥さんの自由時間も作るようにして、分担していましたよ。
自分と奥さんの体調と相談しながら、3時間に1回必要なミルクの合間にできることを消化していくようにしました。
後回しにするとやりたいことがどんどん溜まっていって、どこから手をつけていいか分からなくなってしまい、気持ちも散乱してストレスも溜まっていくんですよ。
笠巻:三浦くんの言うとおり計画は大切で、僕も1日のスケジュールを作り込むようにしましたね。そうしないとうまく動けなくなるんです。
中川:「うまく動けない」というのは、買い物や掃除などの家事面で、ですか?
三浦:子どもの健康診断とか、予防接種とか、いろいろ……。
中川:そっか、定期健診がありますね!
三浦:夫婦2人のスケジュールに1人分が増えるので、計画を立てておかないと、やりたいこともできなくなっちゃうんです。コントロールもできないから、つい忘れがちになっちゃう。
僕の場合は、todoリストを作って夫婦で共有して、優先度を付けながら消化していくようにしました。
育児にいっぱいいっぱいになると何をやりたかったのか忘れてしまうので。役所に届ける申請とかも管理して進めていきましたね。
笠巻&中川:(拍手!)
三浦:いやいや(笑)。
それで、スキルアップなどの勉強系ですが、正直する暇はなかったです。
ただ、子どもによるかもしれないな。他のママからは「うちの子全然手がかからないわ〜」 と聞いたりもしましたし。
笠巻:確かに、手のかからないお子さん、いらっしゃいましたね。
三浦:スキルアップの時間は、作ろうと思ったら作れたのかもしれないです。
でも、育児するための育休だと割り切って、育児に専念してスキルアップのための勉強はしませんでした。
中川:全く育児したことないので、自由時間を甘くみてました! 反省です。
笠巻:うちの子もたくさん泣く子だったから、常にバウンサー使ったり抱っこしたりしてました。自分たちがご飯食べる時間も泣いちゃうので、ご飯食べながらバウンサー動かしたりもしましたし、集中してご飯は食べられなかったですね。でも、それはそれで経験だな、と。
三浦:そうですよね。「いつか終わる」という気持ちで乗り越えたというか(笑)。
育児の経験なんて、なかなかできないことだし、楽しもうという気持ちが大きかったですね。
中川:パパママになると、育児でパンパンの毎日になるんですね。家事の分担はできる人ができることをやる!育児に追われるなかでの家事の分担が気になるのですが、育休中はどうしていましたか?
笠巻:できる人がやっていましたね、半分半分かな。食器が溜まっていればそれに気づいた人がやってた感じで、明確に分担しなかったですね。
三浦:うちも全く同じで、明確に分担せず、できる人がやるスタイルでした。家事は家事で気分転換になるとも思うので。
中川:できる人がやる! いやー、自分の旦那さんがご飯作れないので、もし育児が始まる場合は即席ラーメンばっかりになっちゃうかもです……。今のうちに料理の仕方を仕込んどかなきゃ。
笠巻:食事も時間に追われる生活になってしまうので、栄養まで気が回らないこともありますよ。家事は全般的にできるようにしておいたほうが良いと思います!
中川:早急にレシピアプリダウンロードしてもらいます(笑)。
パパと赤ちゃんのセットはまだ珍しがられる
中川:話を戻しまして、育休中のお子さんとの過ごし方を教えてください!
三浦:僕の場合は、妻が出産後に運転免許を取りに行っていたので、日中は子どもと二人だったんです。
笠巻:赤ちゃんと二人だけ!! きっと大変だったでしょう!
三浦:辛いこともあったけど、楽しかったですよ。
二人で散歩したり、パパが赤ちゃん連れていると珍しがられて。それで顔覚えてもらったりして。
笠巻:東京でも珍しがられるし、声かけられたりするんですよ。
中川:そうなんですね! 東京のほうがパパとお子さんのセットが多いイメージでした。
笠巻:多いのかもしれないけど、声かけられたことは何回かありますね。
イクメンが増えてきたとはいえ、育児をする男性が珍しいという感覚は変わってないのかもしれませんね。
中川:確かに、珍しいって自分も思ったから記事にしているのだよな、と。
三浦:育休中に奥さんの故郷・ロシアへ里帰りした時は、パパと赤ちゃんだけで過ごしている姿をよく見ました。脇に子どもを抱えながらパパ同士がビールを飲んで育児について語り合ってたりしていて、楽しそうですごく羨ましかったな。
笠巻:確かに、パパ同士で語り合えるのはすごく羨ましい。
三浦:育休中って、なんだか孤独に感じることもあるので、パパ友と育児について相談できる環境は羨ましい。日本もそうなれば、育児に対してもっとポジティブに話ができるのになーと感じました。
中川:日本は、赤ちゃんはお母さんとのセットってイメージがまだ強いかもしれませんね。
笠巻:まだ強いと思いますよ。これから少しずつ変わっていくとは思っているんだけどね。
育休を取ってよかったことはたくさんある。後悔などない!
中川:育休を取得されて、働く面でプラスになったことを教えてください!
三浦:育休期間で育児の大変さを身をもって感じたので、定時には退勤して少しでも家事を手伝えるように、より集中して働くようになったと思います。
中川:三浦さんと同じチームなのですが、以前にも増して三浦さんの仕事っぷりが上がっていると、チームみんなでも話してました!
笠巻:働く面で言うと、育休中は今後の生活について向き合ううえでの大事な時間だったと思いますね。
家族とずっと一緒にいるから、今までの生き方を振り返って、今後の家族像や仕事感をクリアにする時間としてすごく大事な時間でしたね。
家族の幸せを考えて、今後の自分の理想像を微調整するキッカケになったり。育休取得がプラスになったと思います。
三浦:僕もそういう時間になったと思います。いろいろ考えさせれましたね。これからのライフプランやキャリアプランを、仕事から離れて、考えることができた。
中川:なるほど、今後を考えていくうえでプラスになったのですね。働く面でマイナスなことは全くなかったですか?
笠巻&三浦:働く面でマイナスなことはなかったですよ。間違いなく、育休を取って良かったです。
笠巻:プライベート面でプラスだったことが本当に多かったと思います。
初めて子どもが笑った時とか、大切な瞬間を経験できました。働いていたら、そういう些細な瞬間に出会う機会もないと思うなあ。
中川:育休取得中にこれが一番嬉しかった!っていう瞬間とかありますか?
笠巻:一番は難しいなー。笑った時、頭を持ち上げた時とか、些細な瞬間はその都度全部嬉しい!
三浦:選べないですよね!全部、最高に嬉しい。
育休中だったら、初めての〇〇に立ち合えるタイミングが多くありますよ。
笠巻:その感動を奥さんと共有できるのも嬉しいですよね。
男性の育児休暇取得は、まだ文化形成ができてない
三浦:逆に、中川さんが育休を取るとしたら、不安に思っていることってあるんですか?
中川:お二人の社内ブログを拝見してから、育休の話を夫婦でしてみたんですが、旦那さんの会社では絶対取れないよっていわれてすごくショックだったんですよね。仕方がないんですけど。二人のお話を聞いて、嬉しい瞬間をできれば共有していきたい気持ちが募りましたが、実現するとなると会社やめてもらうしかないよなって。DMM社員の奥さんは羨ましいなって(笑)。できれば取りたいよって思っているけど、制度や環境からできない人が多い気がします。
三浦:そういうパパはたくさんいると思います。政府も男性の育休取得や少子化対策に向けての施策を少しずつ進めてはいるので、ゆくゆくは誰もが育児に参加できる世の中になってほしいですね。
笠巻:確かに、どんな会社でも育休を取れるような仕組みにはなっていくとは思う反面、今は文化形成ができてないと感じますね。
今日のような対談を文章にして世に広めたりして、企業が啓蒙していくことで、文化形成になっていくのではないかなーとは思っています。
三浦:そうなんですよね、文化形成はまだまだ。先進国のなかで日本の男性育休取得率はめちゃめちゃ低いんですよ。
日本の男性は育休取得率は3%ちょっとで、さらにその取得者の50%は5日未満だそうで。育休を取得したとしても5日って……。
笠巻:正直、5日間では、何も育児のことなんてわからないと思います。
三浦:スウェーデンは育休取得率は90%を越えていて、平日もパパと赤ちゃんだけの姿もよく見かけるそうです。まだ日本は文化ができてないし、笠巻さんの言うとおり、僕らの記事とか、育休を取得した男性の記事とか、いろんな会社が育休の取り組みをシェアしていくことで、当たり前になっていってほしいな、と思います。
笠巻:男性も育休を取らなかったら不思議と思われるような世の中になってほしいね。
三浦:そうですね。やっぱり、ママだけでなくパパも子どもと接する時間を増やして、育児に参加して、愛を育むべきだと思ってます。
笠巻さんは育休取得について何か不安視されたりしましたか?
笠巻:ありましたね。両親に話したら、長期取って大丈夫なの?社会復帰できるのかとか……。
今、女性が働くことが当たり前になっているなかで、男が育児するのも当たり前の社会になるべきだと思うんですよね。
男女均等の社会になってきているから、女性だから育児や家事をするべきという固定概念は捨てるべきだし、男女の変革の時期だと感じています。
三浦:育休は労働者の権利なので、男性でも必ず利用できる制度です。
今は取りにくい環境もあるかもしれないし、そういった環境で育休を取るとなると最初はすごく大変だとは思うけど、実績を作っていくことも必要なんだって思います。
中川:女性が働くことが当たり前なんだったら、男性も育児をすることは当たり前になるべきですよね。あとは、文化と環境ですよね。
育休、取れば分かるさ!
中川:最後に、この記事を読まれている方に、育休取得したパパからのメッセージをお願いします!
笠巻:育児は思ってた以上に大変なところもあるけれど、嬉しいことの方が多いです。
仕事を優先したい気持ちもすごく分かるのですが、取れる範囲で取ってみてほしい。
全力で育児に向き合うことで、家族の仲の良さにもつながってくるとは思います。
三浦:育児は大変です。しかし、学べることも多く、仕事に活かせることもあるので、男性も積極的に育児に参加していってほしいと思います。
パパだけでできることって少なくて、奥さんに頼ることもあるので、奥さんと子どもに愛しているという気持ちを毎日伝えることも大切ですね。
笠巻:おお〜! 毎日伝えているんだね。
三浦:毎日伝えてますよ!
育児については僕自身もまだ終わっていませんし、いろいろ戸惑うこともありますが、今は調べれば情報が手に入る環境も整っているから大丈夫だと思っています。
国によって違いがあるように、家族によっても情報どおりにいかないこともあるので、夫婦とお子さんが一番しっくりくるやり方でいろいろやってみることが大切だと思います。
笠巻:育休には素敵なことしかないから、世の中の男性みんなぜひ取得していってほしいですね!
三浦:取れば分かるさ、ですよね! 取って損することなんて何もない。
笠巻:そうそう。そして、取らないと分からないことがたくさんある。
家族への接し方も、育休取得後に変わってくると思うので、取得できるならぜひ取得してみてほしいと思います!
中川:早速、帰ったら旦那さんに今日お聞きしたことを伝えてみようと思います!社内ブログ以上に育児休暇に関するいろいろな話が聞けて良かったです。本日はお時間いただきありがとうございました!
さいごに
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