ネットワークエンジニアが感じたDMMの可能性
おふたりは中途採用でDMMに入社されたんですよね。
劉:そうですね。前職はSIerのネットワークエンジニアで、3年半ほど働いてからDMMに入社しました。今年で5年目になります。
井上:私もファーストキャリアはSIerなんです。ネットワークエンジニアとして4年半ほど働き、その後転職先としてDMMを選びました。私は入社してまだ半年くらいです。
DMMを選んだ決め手はなんだったんですか?
井上:たくさんの事業を展開しているところです。そういった事業会社ならエンジニアとしてもっと幅広い経験を積み、技術力も高められるんじゃないかと考えまして。
劉:私も理由は似ていますね。DMMのような事業会社の中でサービスやユーザーのことを深く考えながら、もっと自分の裁量でネットワークを構築してみたかったんです。
もともと私が所属していたSIerはソリューションの提供がメインでした。お客さんはISPなどのプロの方だったこともあり、構築したいネットワークは細かいところまでほぼ決まっている。お客さんの指示通りに動くような仕事が多かったと思います。
井上:劉さんのおっしゃっていること、私もよくわかります。意外とSIerって業務範囲が制限されているんですよね。せっかくネットワークを構築したとしてもそれっきりで、運用までは担当しないことがけっこう多いんです。
プロとして細かい提案ができる!エンジニアとしてのやりがい
現在おふたりは、各事業部のサービスを滞りなく提供するためのインフラ部分を担い、データセンター、ネットワーク、サーバー、セキュリティなど担当領域も多岐に渡っていますが、実際に働いてみてどうですか?
劉:私はいまネットワークグループ内のバックボーンネットワークチームに所属しています。その名の通り、メインの業務はバックボーンネットワークの設計・構築・運用。特に、DMMのデータセンターからインターネットまで繋がる重要な回線を担当しています。DMMに集まる大規模なトラフィックを適切にコントロールする使命を担っています。
転職前に希望していた点もちゃんと実現できています。新たにネットワークを必要とする事業部からは「このサービスにはどんなネットワークが最適なのか?」といった相談を受けることが多く、ネットワークの構築にあたってプロとして細かい提案ができる環境にあります。大きな裁量をもって取り組めていますね。
井上:私が所属しているのも劉さんと同じネットワークグループです。ただ、その中でもネットワークオペレーションチームという組織に所属しています。メインの業務は、ネットワーク機器に対する監視やモニタリング。各ネットワーク内にどのくらいトラフィックが流れているのか。ネットワーク内のトラフィックに異常はないのか。こういった部分を可視化する作業に取り組んでいます。
転職前に意識していた、幅広い経験を積むといった部分も達成できていますね。ネットワークオペレーションチームはモニタリング業務の自動化にも力を入れているんですが、そのためにはプログラミングの知識も必要です。前職からプログラミングは学んではいましたが、さらにその知識を高めながら実際の現場でも活かせています。これまでとまた違う領域のスキルを伸ばせているので、すごくやりがいを感じています。
手を挙げれば、チャンスはいくらでもある
理想的な働き方ができているんですね。
劉:そういう意味では、DMMにはエンジニアが学べる環境がきちんと整っていると感じています。技術検証をする環境も充実していますし、業務に必要な技術書の購入は会社が負担してくれます。それに社内公募もたくさんあるんです。エンジニアとして別の分野に興味が湧いたとしても、手を挙げさえすれば携われるチャンスはいくらでもある。
井上:転職してまだ間もない私としては部署の雰囲気がすごく心地いいです。当然、最初はわからないことばかりじゃないですか。そんなときでも助けを求めると皆さん本当に快く教えてくれる。とにかく優しいんです。キャッチアップもしやすかったですね。
劉:そういった配慮がありながら、スピード感があるので携わる仕事も刺激的です。DMMではただでさえ扱うトラフィック量が膨大なのに、展開するサービスが次々と成長していきます。私自身も、ネットワークの解析や再構築、機器のリプレイスなど、重要な業務を短期間のうちにたくさん経験することができました。
どんなエンジニアの方がDMMに向いていると思いますか?
劉:個人的に一番重視しているのはチャレンジ精神ですね。私たちは決してサービスを作り出すわけではありません。ですが、そのインフラ部分を担う者として、常にユーザーが快適にサービスを利用できる環境を提供する責任があります。
そのため日々学び続け、新たな知識や技術を取得していかなければいけない。そうして得られたものを現場でどんどんアウトプットしていくことが、ユーザーに対するさらなる価値へと繋がっていきます。だから、学び続け、チャレンジし続けられる人。そういった方と一緒に働きたいです。
井上:私も同じ考えですね。DMMには成長意欲があって、チャレンジを厭わない人が向いていると思います。働いてみてすごく実感しているんですが、DMMはとにかく社員のチャレンジを推奨してくれている。やりたいことがたくさんある方は、きっとのびのびと働けるはずですよ。
DMMほど面白い企業はない
ちなみに、おふたりがこれからチャレンジしていきたいことはありますか?
井上:引き続きプログラミングのスキルを伸ばして、現在の業務に貢献することもそうなんですが、今後は劉さんがやっているバックボーンネットワークの業務を担当したいです。やはりネットワークエンジニアとして、大規模なトラフィックを扱う仕事には一度携わってみたい。
劉:それはすごくいいですね。業界的にも経験者がそんなに多くない分野なので素晴らしいキャリアになると思います。
私自身は技術力を高めていくのと併せて、マネジメント力を伸ばしていきたいと考えています。チームリーダーになって現在2年目。メンバーの個性を活かしながら目標を達成していかなければいけないリーダーの立場というのは、エンジニアとはまた違った難しさがあります。技術だけでなく、人間にもきちんと向き合わなければいけない。でも、それが面白くもあるんです。今後は任せられたチームで、さらに大きなトラフィックに対応できる次世代バックボーンネットワークの構築を実現したいです。
最後に転職を検討しているエンジニアの方々にメッセージをお願いします。
劉:ネットワークエンジニアにとってDMMほど面白い企業はきっと少ないと思います。DMMでは短期間のうちにたくさんの事業が生まれます。事業を立ち上げれば、おのずと新しいネットワーク環境も必要になる。常に新しいものを作り続けられる環境というのはすごく貴重です。
井上:しかも、その事業はどれも特徴が異なっているから、必要とされるネットワークもそれぞれ違ったものになる。それだけ学べる知識や技術の幅も広くなります。
それにネットワークエンジニアは、データセンター系か、バックボーン系か、どちらかに特化しがちです。その点でいえば、DMMにはどちらの環境もあるので、ネットワークエンジニアとして両方のスキルを伸ばすことができる。国内ではとても珍しい企業だと思います。
劉:エンジニアがDMMで得られる経験はすごく大きいですよ。