DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。
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DMMデザインリード2人が語るこれからのサービスデザイナー | よんでますよ、齊藤さん #11

DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。

 

質問者の写真 河西

お疲れさまです!最近仕事以外であまり会話ができていなかったのでよんでみました。

質問者の写真 齋藤

お疲れさまですー。デザイナートーク的なやつ?

質問者の写真 河西

はい。せっかくなので私たちのデザイナートークをinsideに掲載したいなーと。 まずは自己紹介よろしくです。

質問者の写真 齋藤

おお、いきなりですね(笑)。 デザイン部 部長として複数の事業本部を跨いだデザイン支援を行っています。デザイナーの教育・評価施策の推進もやっていて、河西さんとはそのあたりで一緒にお仕事することが多いですよね。 次は河西さんの自己紹介をどうぞ!

質問者の写真 河西

私はVPoE室とCTO室という横断組織部門で、チームやサービス成長のための支援制度の策定やメンバーの採用・育成、事業支援を通したデザイナーの成長戦略やメンバーのスキルサポートを行っています。 お互い常にバタバタしてますけど、最近はどうっすか?

質問者の写真 齋藤

最近は年度が変わったこともあって、いろいろ一息つけたところです!

 デザイナーとDMM Tech Visionの接点

 

質問者の写真 河西

年度の区切りは事業やチームのビジョンに立ち返る機会だったりしますよね。 DMM Tech Visionもそのようなビジョンのひとつですが、デザイナーに意識してもらうために何か工夫はしていますか?

質問者の写真 齋藤

私たちの根っこは商業デザイナーなので、デザインのアプローチが社会やサービスや顧客体験などにどう繋がっているのかイメージしてもらっています。

質問者の写真 河西

その中でもサービス開発や運営を考えることが多いと思いますけど、サービス運営している事業部や開発チームとの期待値調整はどうしてますか?

質問者の写真 齋藤

”できた or できてない” だと期待値がぼんやりするので、”どれくらい?” をなるべく定量的に見ています。DMM Tech Visionの4つのバリューだとScientific(科学的)の領域ですね。

質問者の写真 河西

Scientificにもいろいろありますよね。 Google Analyticsのような数字でアウトプットされる定量評価の結果や、ユーザーテストやリサーチで得られた定性評価の結果などはどうやって活用していますか?

質問者の写真 齋藤

どちらもまずサービスのゴールを理解し、取り組もうとする課題を明確にして調査したうえで、いろいろな職種の関係者と共有できる数字や提案にします。そうすることでデザインや施策に説得力が生まれ、意思決定を強く促せます。

質問者の写真 河西

たしかにそうですね。そういうことをできる人がまさにデザインリードだと思うんですけど、業界でもそう多くはいません。だからこそ、社内で育てていきたいねという話をしてますよね。 いろいろとカオスなDMMの文化性には、どんなスキルセット・マインドセットの方がフィットすると思います?

質問者の写真 齋藤

ここまでに話してきたことを自身で考えて作れる人かなと思います。 ただ、DMMは様々なサービスを展開しているから簡単ではないと思います(笑)。だからこそ、対策としてデザイナー向けの評価軸をこのコンセプトで設計したんですよね。プレ期間を含め1年半程度、評価運用とOJTをしたんだけど、特に若手の成長がすごくて頼れるデザイナーになってくれたので、本当に嬉しかった。

質問者の写真 河西

そうですね、心強いですよね!

 コロナ禍での気付きや学びの機会

 

質問者の写真 河西

ところで、成長には評価だけでなく気付きや学べる機会も必要だと思うのですけど、コロナ禍で社外のデザイナー向け学習コミュニティの活動が縮小している現状で、社内で何か工夫していることはありませんか?

質問者の写真 齋藤

コミュニティ戦略 として、デザイン系のLTイベント開催やナレッジマネジメントを推進する分科会と、評価推進しつつ評価者自体を育てる分科会を作って、どちらもデザインリード層に集まってもらいました。それぞれの実務に関連するテーマに取り組んでもらっています。

 

質問者の写真 齋藤

答えてばかりなので、私からも質問したいです!(笑) 河西さんはDMM Tech Visionの4つのバリューだとAttractive(魅力的)な活動を積極的にやっているけど、どんな思いからなんですか?

質問者の写真 河西

採用支援や発信活動、外部の学習トレンドや各社の取組みを組織へインプットすることなどって、直ぐに効果が見えづらくて地道な面も多いんですよね。 でも、それらのプロセスそのものが偶発的な出会いや学びの経験に繋がって僕自身のキャリアにプラスになったりするし、それらを体系化したり明確な利得としてDMM組織や支援しているチームにインストールすること自体がデザイン行為そのものだったりするので、単純に楽しいんです。持続して成長できるサービスや組織づくりのために情報設計しているようなイメージですね。

質問者の写真 齋藤

確かに社内に閉じ込もらないで、社外も意識できると得られるものは多いよね。

質問者の写真 河西

そうそう。 DMMは事業展開と開発スピードが速いので、サービスやプロダクト、組織の成長フェーズに応じて所属するデザイナーやエンジニアの役割の変容が頻繁に起こるんですよね。その時に適したデザイナーの役割や立ち振舞いを中長期の成長計画として定義し、明確化できると活躍の幅が広がると思います! 特にコロナ禍の影響で常識化したオンラインコミュニケーションでは、デザイナーがリードするアウトプットを介した対話プロセスは非常に重宝されるものと感じています。

 オンラインコミュニケーションへのデザイン活用

 

質問者の写真 齋藤

デザイナーの役割って綺麗な絵を作るだけじゃなくなって久しいよね。関係者の持ってるイメージを具現化してコミュニケーションを円滑にするニーズは増え続けているし、最近はプロトタイピングを開発プロセスに導入することが多いかな。

質問者の写真 河西

でも、オンラインだと難易度が高いと思いません?

質問者の写真 齋藤

そうなんだよなー。オンライン会議や開発上でのセッションが当たり前になってきたけど、でも、出社していた時のコミュニケーションそのままを再現できてはいないと思うね。

質問者の写真 河西

言語能力にかなりの覚えがないと、細かいニュアンスとかは身振り手振りなしでは相手に伝えることは難しいですもんね。カオスな状況下で、不明確な課題に直面したり、行く末の見えない議論に行き当たったりしますが、そこでデザイナーが情報の可視化スキルを駆使することによって率先して周囲を導いていくことを期待されているなと感じています。

質問者の写真 齋藤

そうですね。最近ますます期待されているのを感じますよね。

質問者の写真 河西

デザインはその時系列で起きている不定形の事象や要素、体験やヒトの感情などを整理し、明確に形にすることができるので、議論がより発展的に進む効果があるのだと思います。プロトタイピングもそうですけど、さらにコラボレーションツールを使いつつチームで学習を共有するワークショップをよくやってます。モブプログラミングならぬモブデザインというやつですね。

質問者の写真 齋藤

そこが合わさるとデザイナーが中心となって意思決定を促進できるし、鬼に金棒だよね。プロジェクトオーナーの右腕みたいなポジションやってるもんね、河西さん。

質問者の写真 河西

あくまで属人性を切り離して組織自走化を促すサポートですけどね(笑)。

 

質問者の写真 河西

さて、長くなってきたので最後の質問です。齊藤さんは今後のキャリアや組織での動き方をどうしていきたいですか?

質問者の写真 齋藤

DMMって様々なサービスが日々生まれる会社だから、その特性を活かしてメンバーの成長機会を作りつつ、事業やプロダクトの中でのデザイナーの在り方の選択肢を増やしていければと思っています。大変だけどね。

質問者の写真 河西

ありがとうございました! また一緒にAttractiveしましょう。

質問者の写真 齋藤

そうですね。やっていきましょう! 次は他のデザイナー連れてきますね。

 

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