DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。
働く人々

『DMMブックス』を支えるバックエンドエンジニアチームはボトムアップで自走する

DMMグループの一番深くておもしろいトコロ。

国内における2021年度の電子書籍市場規模は5510億円、2026年度には8000億円規模になると見込まれている(引用元:電子書籍ビジネス調査報告書2022)。 『DMMブックス』はDMMグループの中でも中核事業のひとつで、コミックや雑誌、小説、ビジネス本、写真集など多彩なジャンルを提供する総合書店型プラットフォーム。今後もより大きな成長が期待されるサービスだ。 DMMブックスの開発組織には、事業成長を目的としているWebGrowthグループ、ネイティブアプリを運用保守しているDevice-Appグループ、サービスを安定運用するために業務を行っているDevOpesグループがある。今回はDevOpesグループのCREチームに開発のプロセスやチームの雰囲気についてを聞いた。

  • 成富徹(なりとみ・とおる)電子書籍事業部DevOpsグループ/CREチーム チームリーダー

    SIerでの経験を経て2019年にDMMへ入社。バックエンドエンジニアとしてDMMブックスのAWS移行や、読み放題サービス開始に携わり、2021年からチームリーダとしてCREチームで業務を担当し、現在に至る。

  • 齋藤健(さいとう・たけし)電子書籍事業部DevOpsグループ/CREチーム ユニットリーダー

    2009年、富士通株式会社に入社。メインフレーム関連の事業に従事した後、オープン系の開発を希望して転職。ベンチャー企業で3年程開発経験を積み、2020年DMM.comの電子書籍事業部にバックエンドエンジニアとして入社。DMMブックスの運用保守およびDMMTV関連の開発業務を担当。

DMMのCREチームってどんなことをやってるの?

お二人が所属するCREチームは、どのような業務を行なっているのでしょうか?

成富: DMMブックスを利用する方が、スムーズに使えるようにするためのサーバサイド全般の開発や保守を担当してます。

齋藤: DMMブックスECサイトやバックオフィスで使う管理画面、APIやBFF、バッチ全般などと担当箇所は広いですね。 組織の目標として安定稼働というのがあるので不具合の対応はもちろん、システム改善や新規施策案件のヘルプなども常に行なっています。

左©アップクロス・三田たたみ/GIGATOON Studio、右©佐悠/フューチャーコミックス
DMMブックスにて「夫を社会的に抹殺する5つの方法」や「爛漫ドレスコードレス」などの人気作品を配信している

どんなチーム体制になっていますか?

成富: いくつかのチームがあり、チームに紐づいてユニットが複数あります。現在では2チーム4ユニットで合計14人ほどいます。

齋藤: チームやユニットはあるのですが、プロダクトで担当を分けているわけではないので横連携は必要ですね。 対応する管轄が広く、自分のユニットではわからないこともあるので、他チームの人に相談を持ちかけたりもしています。

横連携で苦労することはありますか?

齋藤: コロナによってリモートでの勤務形態になったので、他チームとの連携の難易度が上がりました。しかし全員常にDiscordに接続しており、相談事がある場合は「○○さん、ちょっと相談あるんですがいいですか?」と声をかければすぐに応えてくれるので、思っていた以上に苦戦はしなかったですね。

成富: 私はDiscordでいろんな人にしょっちゅう呼び出されますね(笑)でも教えたことがその人からまた次の人に伝達されるので、横のコミュニケーションが増えて嬉しいですね。

実際のDiscord画面
全員常にDiscordに接続しているため、いつでも気軽に質問することができる

齋藤: 成富さんは優しいし相談しやすいオーラを出してるので。よくメンバーからイジられたりしてますしね(笑) 全体的にみんながよくコミュニケーションを取っているので、新しく入ってきた人も躊躇せず意見しやすい空気感はありますよね。 ちなみにみんな通常マイクはOFFにしてるので、家の音がずっと漏れ続けるとかは無いです。

現在もみなさんリモートワークなんですか?

成富:設計などで悩んでしまい、どうしても対面で話したいという場合は、出社して対面で話し合ったりもしています。 必ずしもリモートで仕事をしないといけないわけではないので、出社して仕事をしている人もいます。

齋藤: あと、フレックスなのでみんな自分のペースで働いてますね。コアタイムが11時から17時なので、8時から開始して17時に終わる人もいれば11時から開始する人もいます。

やりたいことや得意分野に合わせて仕事ができる

どのように案件を管理したり、振り分けたりしてますか?

成富: 運営チームからの依頼や開発チーム内から出てきた改善タスクも全てissueを切ってZenhubで一元管理してますね。 それをユニットに振り分け、ユニット内のメンバーを担当につけるという感じです。

齋藤: Zenhubだけ見ておけばユニットや個人がどんなタスクを抱えているか分かるので、やりやすいですね。 「このissue、うちのユニットでやりたいのでもらいますね」という感じでお互い協力しています。

成富: 滅多にないですがissueを振ってみた結果、あまりメンバーが乗り気じゃなかった場合は別のユニットへお願いすることもあります。 ユニットや個人でやりたいことや得意分野が違ったりすることもありますから、そこは臨機応変に対応します。

齋藤: おかげさまで気持ちよく仕事させてもらってます(笑)目標や成果を意識して割り振りを考えてくれるので、非常にありがたいです。

主体的に問題提起し、改善まで行う

先ほどお話にあった、開発チーム内から出てきた改善タスクはどのようなタスクでしょうか?

成富: やはりシステム改善のissueが多いですね。ここはこういった問題があるから改修しよう、ここはこうした方がよくなるので改善しようという感じで メンバーがissueを切ってくれることが多いです。加えて、開発者向けのツールを作ったり、開発運用のフローを改善したり、より業務を効率的にできるようにしています。

齋藤: 言われたことだけをやるのではなく、自分達で問題提起しより良いシステムやフローに変えることができるのが嬉しいですね。 例えば、不具合の調査に苦戦して時間がかかってしまった場合に「次に同じようなことがあるときに備え、こういう調査ツールを作っておこう」「ログをもっと見やすくしよう」とか。

成富: そうですね。そしてチームの振り返りから出てきた課題をissueに切っておくというのもやってますね。

振り返りはどのように行なっていますか?

成富: 毎週チームメンバー全員が集まってやっています。オンラインホワイトボードツールを使って、良かったことと問題だと思ったことを付箋に書いてみんなで話し合います。 問題を抱えたまま過ごすということがないように、必ず問題を拾えるような仕組みを目指しています。みんなの前では言いづらいことがあれば、1on1の場で相談してもらうようにしています。

実際に使っているオンラインホワイトボードツールのイメージ
keep、problem、tryに分け、問題を見える化したり、コミュニケーションしやすいようにしている

齋藤: 業務で良かったこと・困ったことなどをよく話しますが、プライベートのことを付箋に書く人も結構いますね。そこは自由なので全然OK。 全員が集まる貴重なコミュニケーションの場なので、発言を拾わないなんてことはないです。 失敗したことをよく書く人もいますが、大事なのは失敗したとしてもしっかり振り返りを行い次は失敗しないようにすることです。この振り返りでチームとしても個人としても成長に繋がればと思ってます。

安心して挑戦できる環境

システム改善にあたってシステムリプレイスなどもあるかと思いますが、どのように進めてますか?

成富: 現状の課題を明確にした上でスコープを決め、メンバーみんなで技術選定を行ないながら進めます。 最終的な決裁権は開発マネージャーが持っていますが、「なぜこの技術を採用したいのか」をしっかり説明できれば反対されることはまずないです。

齋藤: メンバーが技術選定などの議論に参加できるのはなかなかないと思います。 実際、今管理画面をリプレイスしようとしているのですが、メンバーが未経験であるGo言語を採用しました。 覚えなきゃいけないことも沢山ありますが、困ったら必ず誰かが相談に乗ってくれますし、そういった意味でも挑戦しやすい環境だと思います。

成富: そうですね。今後も安心して挑戦できる現場というのを目指していきたいですね。

最後にこれから転職を検討している方にメッセージをお願いします。

成富: CREチームではバックエンドで様々な経験ができると思います。一緒に楽しく仕事ができる人を募集しておりますので、少しでも興味を持っていただけたら、採用情報をチェックしてみてください。 DMMにはインフラに特化したチーム、フロントエンドに特化したチームがあり、得意なことややりたいことに合わせて活躍することができます。

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